いくつ言える?移動平均線の種類
最もベーシックで外せないテクニカルといえば移動平均線(MovingAverage)ですよね。このブログでも何度も取り上げてきました。
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「移動平均線」と一口に言っても、その種類は実に様々です。ざっくりと挙げれば以下の通り
- 単純移動平均線(SMA=Simple Moving Average)
- 指数平滑移動平均(EMA=Exponential Moving Average)
- 平滑移動平均線(SMMA=Smoothed Moving Average)
- 線形加重移動平均線(LWMA=Liner Weighted Moving Average)
- 加重移動平均線(WMA=Weighted Moving Average)
- 三角移動平均線(TMA=Triangular Moving Average)
- 正弦加重移動平均線(SWMA=Sine Weighted Moving Average)
- 修正移動平均線(MMA=Modified Moving Average)
- 累積移動平均線(CMA=Cumulative moving Average)
実に多いですね!ざっと見て知っているのは上の3つくらいではないでしょうか?少し詳しいトレーダーならば4番(LWMA)や5番(WMA)も知っているかも…
押さえておくべき移動平均線は、この3つだ!
とはいえ、FXトレーディングにおいて押さえておくべき移動平均線は3つしかありません。
- 単純移動平均線(SMA=Simple Moving Average)
- 指数平滑移動平均(EMA=Exponential Moving Average)
- 平滑移動平均線(SMMA=Smoothed Moving Average)
この3つです。欲張るならば、4番目の線形加重移動平均線(LWMA=Liner Weighted Moving Average)も知っておいて損はありません。
単純移動平均線(SMA=Simple Moving Average)は馴染みがありますよね。n期間の終値の平均を算出しただけの極めてシンプルなテクニカルです。
そして指数平滑移動平均(EMA=Exponential Moving Average)は、直近の値に比重をかけて算出した移動平均線です。
直近のレートに比重を置いて算出する”EMA”
そして今回の主役、EMA(指数平滑移動平均線)です。
難しい言い回しをすれば「データの比重を指数関数的に減少させて算出」した移動平均線ということ。
つまり、新しい日付の終値ほど比重を高めて平均値を出します。10EMAならば(日足の場合)、10日前の終値よりも1日前の終値の比重を大きくして計算するわけですね。古い終値よりも直近の終値を重視した移動平均線ということになります。
3番目の平滑移動平均線(SMMA=Smoothed Moving Average)は、平均足スムーズドの計算式に使われたりするMAです。概念としてはEMAと同様に、直近の値により大きく比重をかけて算出したMAです。
SMMAの計算式を詳しく知りたい方は、平滑移動平均線SMMAの計算式をわかりやすく解説するよ!をお読みください。

おまけの線形加重移動平均線(LWMA=Liner Weighted Moving Average)ですが、やや複雑なので詳細を知りたい方は以下の記事をどうぞ。

とりあえず、以下の3つは最低限押さえておけば、トレードで困ることはありません。
- 単純移動平均線(SMA=Simple Moving Average)
- 指数平滑移動平均(EMA=Exponential Moving Average)
- 平滑移動平均線(SMMA=Smoothed Moving Average)
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MT4で表示できる移動平均線の種類について
MetaTrader4(メタトレーダー4)を使って移動平均線を表示させたい…というニーズも少なくないでしょう。
MT4で(デフォルトで)表示させることのできる移動平均線の種類は限られています。

MT4で表示できる移動平均線の種類
インジケーター(インディケータ)の中の「トレンド」フォルダの中に、MovingAverage(移動平均線)が装備されていますね。
ただし、MT4で設定可能な移動平均線の種類は以下の4つだけです。
- 単純移動平均線(SMA=Simple Moving Average)
- 指数平滑移動平均(EMA=Exponential Moving Average)
- 平滑移動平均線(SMMA=Smoothed Moving Average)
- 線形加重移動平均線(LWMA=Liner Weighted Moving Average)
移動平均線のパラメーターを開くと、「移動平均の種別」というプルダウン(項目選択)があります。ここには4種類の移動平均線しか選択できないようになっています。

MT4で設定可能な移動平均線の種類
まあ重要な4つが選択できるので、十分といえば十分です。以下のMAについては、ネットで拾ってくるしかありません。
- 加重移動平均線(WMA=Weighted Moving Average)
- 三角移動平均線(TMA=Triangular Moving Average)
- 正弦加重移動平均線(SWMA=Sine Weighted Moving Average)
- 修正移動平均線(MMA=Modified Moving Average)
- 累積移動平均線(CMA=Cumulative moving Average)
FX会社のチャートツールによっては、一部のMAがデフォルトで表示できるようになっているものもありますが、そもそも意味もわからずテクニカルを取り入れて使うのはバカバカしいので、不要ですよね。
移動平均線の種類、これだけは知っておこう!
まとめると…私たちFXトレーダーが知っておくべき移動平均線は以下の4つです。
- 単純移動平均線(SMA=Simple Moving Average)
- 指数平滑移動平均(EMA=Exponential Moving Average)
- 平滑移動平均線(SMMA=Smoothed Moving Average)
- 線形加重移動平均線(LWMA=Liner Weighted Moving Average)
4番目のLWMAは、単独で使うことはほぼないので、割愛してもよいくらいです。つまり…
- 単純移動平均線(SMA=Simple Moving Average)
- 指数平滑移動平均(EMA=Exponential Moving Average)
- 平滑移動平均線(SMMA=Smoothed Moving Average)
この3つだけ。