パーフェクトオーダーほどシンプルな手法はない
FX初心者は、複雑で派手な手法を好みますが、実は上級者であればあるほど、シンプルな手法で勝ち続けていることを知っていますか?
トレンドラインだけだったり、プライスアクションだったり、移動平均線だけだったり…
結局、シンプルな手法ほど汎用性が高くて、あらゆる相場に有効なんですよね。
前回、鉄板パーフェクトオーダーで毎日30pipsを取る方法を紹介するよ!でも紹介しましたが、数本の移動平均線だけを使った手法の一つに『パーフェクトオーダー』があります。
これぞ究極のシンプル手法といえますね。だって移動平均線だけですよ、使っているツールは。
有料FX商材にも同様のロジックを採用した億スキャFXがありますね。億スキャFXも基本は移動平均線によるパーフェクトオーダーで仕掛けと手仕舞いをおこないます。
今回は、パーフェクトオーダー完成後に、押し目買い・戻り売りで仕掛ける手法を紹介しますね。
パーフェクトオーダー完成後に「押し目買い・戻り売り」で仕掛ける手法
パーフェクトオーダー完成後に「押し目買い・戻り売り」で仕掛ける手法は、古くから存在する王道テクニックです。
2ちゃんねる(現5ちゃんねる)でも、過去にこんな書き込みがあります。
5 :Trader@Live! :2009/05/10(日) 20:46:25 ID:4M0IQ574
やっぱり押し目買い、戻り売りに尽きるね。
特にブレイク後最初の押し、戻りでエントリーがベスト。6 :Trader@Live! :2009/05/10(日) 20:51:03 ID:4M0IQ574
あとは移動平均のパーフェクトオーダー完成後の押し、戻りでエントリー。順張り怖いって人は、プライスが伸びきった時にエントリーするからだろう。
そうではなく、トレンドがある程度確定したの見計らって押し目買い、戻り売りが安心だよ。7 :Trader@Live! :2009/05/10(日) 20:56:25 ID:F6VrDM91
いままで使ったことなかったけど、パーフェクトオーダーになることってけっこうある?8 :Trader@Live! :2009/05/10(日) 21:00:39 ID:4M0IQ574
>>7
タイムフレームによるけど、割合で考えればどのスパンでもだいたい一定でしょ?
過去チャートで調べればわかる。
完成後かならず移動平均あたりまでの押し、戻りがあるはず。
個人的にはそこがいいエントリーポイントだと思うのだが。9 :Trader@Live! :2009/05/10(日) 21:16:04 ID:QPlOzY5R
過去チャート見ればだろう。
リアルタイムで判定は無理。移動平均は特に。10 :Trader@Live! :2009/05/10(日) 21:23:46 ID:4M0IQ574
>>9
もちろん必勝じゃない。けど優位性はある。毎日闇雲にトレードするよりはね。
トレンドの端緒を捕らえるのではなく、ある程度確定したのを確認してのエントリーだし。
それに、異なるタイムフレームでの比較や、オシレーターもあわせて判断すればいい。引用:2ちゃんねる(現5ちゃんねる)
パーフェクトオーダー完成後に、高い確率で押しや戻しが入ります。そのタイミングを待ってから、順張りでエントリーする堅実な手法ですね。2009年の書き込みですが、いまだに有効です。
グランビルの法則でいうところの「2番」と「6番」ですね。トレンド中に一時的に移動平均線までレートが戻され、再び上昇or下降していくタイミングを狙います。
短期移動平均線を支持線・抵抗線としたエントリーポイント
パーフェクトオーダーでの押し目買い・戻り売りは、短期移動平均線までレートが戻され、再び抜けていくタイミングでエントリーします。
つまり、短期移動平均線が、「買い」では支持線として、「売り」では抵抗線として機能するわけですね。
パーフェクトオーダー完成後の最初の押し目で「買いENTRY」
表示している移動平均線は4本。
- 10EMA…黄色線
- 20EMA…青色線
- 40EMA…緑色線
- 80EMA…赤色線
パーフェクトオーダー完成後に最初に「押し目」を形成したタイミングが「買いENTRY」のチャンスです。
黄色の移動平均線(10EMA)が支持線として機能していることがよくわかりますね。
パーフェクトオーダー完成後の最初の戻りで「売りENTRY」
下落のパーフェクトオーダー完成後、最初に「戻り」を形成したタイミングが「売りENTRY」チャンスです。
下落トレンド時にも短期移動平均線(10EMA)が抵抗線として機能していることがわかりますね。
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ダマシを避けるためには?
トレンドフォローロジックなので、ダマシに遭遇する可能性は常にあります。ENTRYしたけどそのままトレンドが収束してしまって損切りした…というケースです。
ダマシを回避するテクニックとしては、押し目・戻しから確実にレートが伸びると判断してからエントリーする方法が有効です。
- 終値が短期移動平均線をタッチor割り込む
- 次足終値が短期移動平均線を超える
- 3本目始値でENTRY
以下のチャート画像をご覧ください。
短期移動平均線にタッチ(上抜け)後、次足終値が再び短期移動平均線を抜けました。3本目の足の始値で戻り売りENTRYとなります。
上のチャートも、まずローソク足終値が短期EMAを割り込みます。次足で再び短期EMAを上抜けたことを確認後、3本目始値で買いENTRYとなります。
上位足のトレンドを確認
もう一つ、ダマシを減少させる方法の一つとして、上位足のトレンドを確認することが重要になります。
30分足を執行時間足として使っているのであれば、4時間足〜日足のトレンド方向をしっかりと確認をしておきます。
上位足が上昇トレンドを形成中であれば、30分足では必ず上昇トレンドのパーフェクトオーダー完成を待ち、押し目のみを拾っていきます。
上位足のトレンドが崩れるまでは、押し目狙い戦略を取り続ける。そうすることで、ダマシを回避しやすくなります。
損切りを徹底することで”損小利大”が実現できる
もちろん、ダマシを100%回避する方法はありません。しっかりと損切りライン(SL)を決め、そのルールを守って迷わず損切りすることがベターな戦略です。
損切りラインは、押し目・戻りを形成したローソク足終値から少し離れたポイント(5〜10pips程度)に置きます。
仮にストップにかかっても、損失は限定されます。しっかりと損切りをして次のチャンスを待ちましょう。
【重要】大陽線・大陰線出現時はエントリーを避ける
押し目・戻りは、極力深い位置から仕掛けることが大切です。そうすることで利幅を取りやすくストレスの少ないトレードが可能になるからです。
ですので、2本目のローソク足が大陽線だったり大陰線(実態が長いローソク足)だった場合は、エントリーを避けるべきです。
以下のチャートをご覧ください。
戻り形成後、2本目で大陰線が出現していますね。この場合、次足(3本目)でのエントリーは回避することが賢明です。利幅を抜きにくいからです。
2ちゃんスレでも記載されているように、プライスが伸び切ったときにエントリーするべきではありません。
2本目が比較的小さめのローソク足で、なおかつ終値が短期MAを抜けてきたタイミングでのみエントリーするように心がけましょう。