
【FX手法】MACDのダイバージェンスの優位性を再考察してみようか…
目次
「ねえ、ダイバージェンス使わないの? どうして? どうして?」
ダイバージェンス、使ってますか?
知っている人は多いけど、「ダイバージェンス、活用してます!」って人は意外と少ないんですよね…。
ダイバージェンスだけでトレードするのはちょっと無理があるけど、トレードシナリオを補完するためにも積極的に活用するべきです。
今回は、MACDのダイバージェンスの優位性を考察したいと思います。
【MACD】ダイバージェンス(Divergence)
MACDはダイバージェンスと相性が良いとされるオシレーター系の一つです。
ダイバージェンス(divergence)とは逆行現象のことで、レート(値)とテクニカル指標が真逆の方向へ動く現象を指します。
ダイバージェンスが発生すると、トレンドが反転することが多く、転換ポイントの見極めによく使われます。
たとえば…

MACDのダイバージェンス|その1
レートは高値を更新していますが、MACDは逆に切り下げていることがわかりますね。この場合、上昇が下落に転じる予兆であると推測できます。実際にレートは下落していますね。「売りサイン」として活用されます。
もう一つ例を見てみましょう。

MACDのダイバージェンス|その2
上のチャート図ではレートは安値を更新していますが、MACDは切り上げています。このケースでは下落が上昇に転じる予兆と捉えることができます。その後レートは上昇に転じています。「買いサイン」として使われます。
【MACD】ヒドゥン・ダイバージェンス(Hidden Divergence)
さらにヒドゥン・ダイバージェンス(Hidden Divergence)とよばれるパターンも存在します。
まずは「買いシグナルのヒドゥン・ダイバージェンス」がこちら。

MACDのヒドゥンダイバージェンス|その1
安値を切り上げているのにMACDは切り下げています。上昇トレンドの継続を示唆しているシグナルなので「買い」でENTRYします。
次に「売りシグナルのヒドゥン・ダイバージェンス」をご覧ください。

MACDのヒドゥンダイバージェンス|その2
高値を切り下げているのにMACDは切り上げています。こちらは下落トレンドの継続を示唆するシグナルですので「売り」でENTRYするのがセオリーです。
MACDのダイバージェンスを検出するならば『FX5_Divergence_V2.1.mq4』を使おう!
さて、MACDのダイバージェンスを毎回目視で拾うのは大変です。そこでインジケーターの登場です。
MACD専用のダイバージェンス検知インジケーター『FX5_Divergence_V2.1.mq4』です。このインジケーターは以前にも紹介しています。
さっそくMT4に設定してみましょう。

MACDのダイバージェンスを検出するインジケーター
『FX5_Divergence_V2.1.mq4』はMACDのダイバージェンスを検出すると自動的に矢印マークを点灯するインジケーターです。
もちろん「無料」で使えますよ。DLサイトはこちら。
ご覧の通り、すべてのシグナルを鵜呑みにすると痛い目に遭います。チャートはUSD/JPYの1時間足です。

MACDのダイバージェンスの優位性|その1
◯印は有効なシグナル、バツ印はダマシだったシグナルです。この場面では比較的、成功しているようにみえますね。6勝3敗です。
ちなみに『FX5_Divergence_V2.1.mq4』で使用するパラメーターは、一般的なMACDと同じ「12、26、9」です。
他の場面もチェックしてみますか。

MACDのダイバージェンスの優位性|その2
シグナルだけを見れば、5勝3敗。まずまずですね。

MACDのダイバージェンスの優位性|その3
こちらの場面でも5勝3敗です。
MACDダイバージェンスを一目均衡表の「雲」でフィルタリング
実際この場面は下落トレンドです。トレンド判定フィルターを加えて、不要な「買いシグナル」を排除すればもっと勝率は上がりそうです。
たとえば「一目均衡表の雲」を加えるとか…。

MACDダイバージェンスを一目均衡表の雲でフィルタリング
一目均衡表の雲の下では「売りシグナル」のみを選択し、雲の上では「買いシグナル」のみを選択します。すると5勝1敗となりました。
一目均衡表以外にも、移動平均線を使うなど、様々なフィルタリングが可能です。ぜひ試してみてください。
『FX5_Divergence_V2.1.mq4』おすすめですよ!
MACDダイバージェンスを検出するならば『FX5_Divergence_V2.1.mq4』が一押しです。
無料なのでぜひ使ってみてください。
ダウンロードは、ForexFactoryのフォーラムからできますよ。