
【FX】あえて言おう、MACDと最強の組み合わせはRSIであると!
目次
【FX手法】MACDと組み合わせたら最強!のテクニカルを教えるよ!
MACDは短期移動平均線と長期移動平均線の乖離値をグラフ化したものです。いまさらだけど、MACDの本質を詳しく解説しておくよ!で詳しく解説しました。
そもそもMACDは短期移動平均線と長期移動平均線の乖離値をグラフ化したものです。
MACDを図解
相場の変化を遅延することなく捉えるために、乖離幅を数値化してグラフにしているわけです。
MACDが上向くということは、短期移動平均線と長期移動平均線の乖離幅が縮小傾向にあることを示します。つまりMACDの上昇はトレンド転換を示唆するのですね。
そしてシグナル線は、その乖離幅を平均化したものですね。シグナル線はMACDそのもののトレント転換を見つけやすくするためにMACDを移動平均化してMACDの上に重ねて表示しています。MACDとそれを移動平均化したシグナル線のGC(ゴールデンクロス)、DC(デッドクロス)を確認することによって、上昇・下落のサインとするわけです。
MACDの基本的な使い方・設定方法は以下の記事からどうぞ。
オシレーター系テクニカルの代表格のようなMACD。MACDを単体で使うのもアリですよね。例えば以下の記事で解説した『Simple 1-2-3 swings』手法などがそうです。
『Simple 1-2-3 swings』はトレンド中の押し目や戻りを狙う手法ですが、MACD(12、26、9)を補完的に使うことで、サインの精度を高める工夫がなされています。
MACDをRSIと組み合わせる=最強!
さて本題はここからです。単体で使うことも可能なMACDですが、たいていは他のテクニカル指標と組み合わせて使われることが多いですよね。ストキャスティクスや、ボリンジャーバンド、CCIやRSI、RCIや移動平均線など…。
その中で最もMACDと相性の良い組み合わせは何でしょうか?
異論はあるでしょうが、RSIこそが最強ではないかと考えます。その根拠は、MACDとRSIを組み合わせた手法が数多く存在するからです。
RSI(Relative Strength Index=相対力指数)といえば、いわずとしれたJohn Welles Wilder.Jr(J.W.ワイルダー)の代表作ですよね。「上昇の勢いの強弱」をグラフ化した指標ですが、一般的には「買われすぎ・売られすぎ」を判断するために用いられることの多いツールとして知られています。
これまでも多くのミックス(MACD+RSI)手法をサイト内で解説してきました。その中からいくつか改めて紹介していきますね。
MACD+RSIで逆張りトレードのダマシを回避!
まずは逆張り(カウンター)トレード手法です。
ルールはシンプル明快です。買いルールがこちら。
- RSIが35%以下に入った!
- MACDがゴールデンクロス!(MACDがシグナルを上抜け)
- 買いでENTRY
売りルールはその反対。
- RSIが65%を超えた!
- MACDがデッドクロス!(MACDがシグナルを下抜け)
- 売りでENTRY
MACDのサインをRSIの売買圧力でフィルタリングしているわけですね。
MACD+RSI+EMAで売りトレードの精度を高める!
次に紹介する手法がこちら。海外フォーラムで解説されていた「ブラックMACD」です。
「ブラックMACD」、意味ありげな名称ですが、たんにMACDの色を黒色で表示させているだけです。基本的には売りのみを行う片側通行手法です。ルールは以下の通り。
- EMA3がEMA18を下抜ける(デッドクロス)
- MACDが0レベル未満を確認
- RSIが50レベル未満
3つの条件をクリアしたら「売り」で仕掛けるというもの。
EMAとMACDでダブルチェック、RSIを手仕舞いサインに!
MACDとRSIの組み合わせ手法は、もう一つあります。MACDをカスタマイズしたツールというかテンプレート「Day Trading Template.tpl」を使った手法です。以下の記事からどうぞ。
MACD(3、26、10)とRSI(期間10)を組み合わせた海外手法の一つです。仕掛けはMACDとEMA、手仕舞いにRSIを使うという少し変わった手法です。
ちなみに、売り(Sell)に特化したMACD手法には次のものもあります。
まとめ:MACDと組み合わせたら最強!のテクニカルはいまのところ「RSI」だ
MACDと組み合わせたら最強!のテクニカルは「RSI」です。もちろん異論は認めます。
今回は、MACDとRSIを組み合わせたFX手法をいくつか取り上げました。MACDとRSIもオシレーター系ですが、それぞれの概念がやや異なるため互いに補完しやすいのかもしれませんね。
王道的に考えれば、オシレーター系のMACDと組み合わせるならば、トレンド系のボリバンや一目均衡表、GMMAなどかもしれません。それはまた別の機会に取り上げたいと考えています。