オシレーター系テクニカルを活用したトレーリングストップ(出口戦略)
先日の「出口戦略」に関する記事には、多くの反響をいただきました。
パラボリックSARにオシレーター系テクニカル指標であるCCIを加えて、CCIの±100超えによってレート追随型のトレーリングストップに切り替えるというストラテジーです。
この手法というか出口戦略ですが、様々なトレード手法(とくにトレンドフォロー型ストラテジー)に採用することができますよね。
さらに、CCIじゃなくても、他のオシレーター系インジケーターであるストキャスティクスやRSI、RCIなどでも応用可能です。
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SQIにおける出口戦略を考察してみる
例えば当サイトで人気のあるオリジナル特典『SQI』と、オシレーター系出口戦略の組み合わせを考えてみましょう。
SQIにRSIを加えてみます。以下のチャート図は、USD/JPY(ドル円)の1時間足です。
RSIは期間14(デフォルト)、レベル30と70に赤色のドット線を引いています。
買いトレードにおける決済ルール
取引ルールを考えてみます。
SQIブレイク(「青色バー」点灯)でENTRY後、RSIの70超えでストップ位置を直近ローソク足の終値に移動させます。RSIによるトレーリングストップです。
上のチャート図をご覧ください。RSIが70を超えてローソク足が完成しました(RSI=70.54)。そのタイミングでSL(ストップ・ロスポジション)をローソク足安値に設定します。次足は陰線ですが、前足のSLにはヒットしていませんね。その陰線が完成後に、SLを陰線の安値に移動させます。すると次の足がSLにヒットしました。ここで手仕舞いとなります。
手仕舞い後にさらにレートは下げたので、利幅を確保できたことになりますね。
上のチャート図は現在進行形ですが、最新足でRSIが70を超えています。まだローソク足が確定してませんが、もしも確定後にRSIが70超えとなった場合は、SLをその足の安値に置きます。これがRSIによるトレーリングストップです。
上のチャート図も同様です。RSIが70を超えたローソク足の安値にSLを配置します。その後ローソク足が完成するごとにSLを切り上げていきます(トレーリングストップ)。最後は陰線のローソク足安値のSLにヒットして手仕舞いです。まずまずの利幅を確保できています。
その後再びSQIによるENTRYとなりますね。
このケースも、RSI=70オーバーのタイミングでSLを安値に移動させます。段階的にSLが切り上がり、最後は陰線がSLにヒット。含み益を確保できました。
売りトレードにおける決済ルール
上のチャート図では、RSIが30を割ったところでローソク足(陰線)の高値にSLを設置します。新しいローソク足が完成するごとにSLをその足の高値に移動させます。最後は陽線がSLにヒットして手仕舞いです。このケースでもレートの戻しによる含み益の損失を最小限におさえることに成功していますね。
上のチャート図では、陰線が一気に伸びてRSIが30を切りました。SLを陰線の高値に設置。ローソク足が更新されるたびにSLを高値に移動させます。そしてそのSLに陽線がヒットしてExit。まずまずの利幅を確保できました。
まとめ:使えるぞ!オシレーター系を活用したトレーリングストップ戦略
どうでしょうか?駆け足で考察してきましたが、イメージはつかめましたでしょうか?オシレーター系(RSIやCCIなど)を上手く活用することで、含み益を確保しつつ天底での利益確定ができそうですよね。
どのオシレーター系テクニカルを組み合わせるか?パラメーターはどうするか?など、課題はまだまだたくさんありますが、なかなかおもしろそうですよね。
ぜひ、あなたもいろいろなインジケーターで検証してみてください。きっと新たな気付きがあるはず。
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