【FX手法】チャネルラインをわかりやすく解説するよ!
先日紹介した最強のMT4インジケーター『Channels.mq4』。もう試してみたでしょうか?
『Channels.mq4』はMT4チャート上に自動でチャネルラインを引いてくれるインジケーターです。時間足を変更しても自動的に再描写してくれるスグレモノです。
とはいえ、『Channels.mq4』をどのようにトレードに活かすのか、そのあたりをよく知らない人も多いと思います。
FX初心者でもチャネルラインを理解できるように、数回に分けて解説していきます。
『チャネルライン』とは
そもそも「channel(チャネル)」って何?
そもそも、チャネルラインとは何なのか。チャネル(channel)ってどういう意味かご存知ですか?
channel(チャネル)は、みんながよく知っているテレビのチャンネル(周波数帯域)という意味以外に、「経路」とか「水路」、「運河」、「道筋」という意味を持っています。
channelの発音記号は[tʃǽnl]。ちゃんと発音すると「チャァヌゥ」と聞こえます。日本に入ってきたときに「chanーチャン、nelーネル」とローマ字読みしたうえで、「チャンネル」とカタカナ発音するようになったわけですね。
テレビのチャンネルも本来は「チャネル」、もっと英語的に発音すれば「チャァヌゥ」となります。
さて、トレードにおける「チャネル」も周波数や音の帯域をイメージするとわかりやすいです。
上のようなジグザグのラインを見たことがありますよね。幅(ボリューム)を変化させながら上下動を繰り返す波の集合体です。
なんとなく、ローソク足の動きにも見えなくもありませんね。
相場における、幅(ボラティリティ)と方向性(上昇・下落)を2本のラインで捉えるためのテクニカルが『チャネルライン』だ
相場は小さな波(ノイズ)の集合体です。一見、不規則な波(ノイズ)から2本のラインによって一定の規則性を見出そうと考えられたのがチャネルラインです。
具体的には、トレンドラインとその反対側に平行に引いたライン(つまり2本のライン)で構成されたものをチャネルラインと呼びます。
まず大前提としてトレンドラインが存在し、そのラインに対して反対側に平行に引いたもう一つのラインが存在することになります。この2本のラインを合わせて「チャネルライン」と呼ぶわけですね。
幅(ボラティリティ)と方向性(上昇or下落)の規則性を捉えるために使用します。
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『チャネルライン』の引き方
実際のチャートでチャネルラインを引いてみましょう。以下のチャートはUSD/JPY(ドル円)の1時間足です。
1.まずはトレンドラインを1本引く
まずは、直近のチャートを見つつ、トレンドラインを1本引きます。トレンドラインはローソク足の安値同士や高値同士を直線で結んだラインのことです。
もちろん、ラインの引き方は、どのローソク足を起点とするかによって様々な引き方ができてしまいます。ここでは取り敢えず直近100本のローソク足をベースに引いてみました。
直近100本前後のローソク足で、トレンドに沿った直線のラインを引けそうなポイントを探します。ここでは高値同士をラインで結べそうですね。
ローソク足の高値を4点押さえつつ、ざっくりと右肩下がりのトレンドラインを引いてみましょう。
まあまあキレイなトレンドライン(下降トレンドライン)が引けました。多少、ローソク足が飛び出ている部分は気にしません。ラインが接しているポイントが多ければ多いほど、そのラインが機能していると考えられます。
2.トレンドラインと平行のラインを反対側に引ける場所を探し、引いてみる
トレンドラインを1本引くことができたら、次は、ローソク足の反対側にそのラインと並行のラインを引ける場所を探します。
引くときの注意点は以下の2点です。
- 先に引いたトレンドラインと平行であること
- 複数の安値(高値)ポイントを押さえつつラインを引くこと
3点ほど引けそうなポイントが見つかりました。この3点を意識しつつ、先に引いたトレンドラインと平行のラインを引きます。
これでチャネルラインの完成です。
MetaTrader4(MT4)でチャネルラインを引いてみる
今回は手動で1本ずつラインを引きつつチャネルラインを完成させましたが、MetaTrader4(MT4)ならばチャネルラインを半自動で引くことができます。
以下の動画をご覧ください。
「平行チャネルを作成」ボタンをクリックして2本のラインを表示させ、ライン上にカーソルを重ねてダブルクリックすると自在にラインを任意の位置に移動させることができるようになります。
まとめ:チャネルラインの概略と引き方
今回はチャネルラインの概略と、具体的な引き方を解説しました。次回はチャネルラインを使った環境認識やトレード手法などを詳しく解説していきます。