一目均衡表の三役好転・三役逆転だけでトレードする人々
難解とされる一目均衡表ですが、実はその中のあるテクニックだけを使って、悠々と勝ち続けている人々がいます。
その手法とは「三役好転」&「三役逆転」です。
「三役好転」とは以下の3つの条件を満たした相場を指します。「買い」のチャンスです。
[box class=”glay_box” title=”三役好転”]
- 転換線が基準線を上抜ける
- 遅行スパンがレート(ロウソク足)を上抜ける
- レートが雲を上抜ける
一方、「三役逆転」は以下の条件を満たした相場です。「売り」のチャンスとされています。
[box class=”glay_box” title=”三役逆転”]
- 転換線が基準線を下抜ける
- 遅行スパンがレート(ロウソク足)を下抜ける
- レートが雲を下抜ける
では、実際のチャート(MetaTrader4)で「三役好転」&「三役逆転」を見てみましょう。
【2024年5月版】優位性の高いFX商材 Best4
『三役好転』=買いのチャンス
まずは「買い相場」とされる『三役好転』のチャートパターンを紹介しますね。以下のチャートはUSD/JPY(ドル円)の30分足です。
転換線(赤線)が基準線(青線)を上抜け、その少し前にレートが雲を上抜けていますね。遅行スパンはそのさらに数本前でローソク足を上抜けています。このケースでは、転換線が基準線を上抜けたタイミングですべての条件が揃っているので、ここで「買いENTRY」となります。
もう一つ例を見てみましょう。
遅行スパンはすでにローソク足を上抜けています。その後、レートが雲を上抜けてから転換線と基準線が交差していますね。ここで「買い」を仕掛けます。
『三役逆転』=売りのチャンス
続いて売りのチャンスである『三役逆転』のパターンをチェックしてみましょう。
転換線が基準線を下抜けた後、レートが雲を下抜けるのと遅行スパンガロー層足を下抜けるタイミングがほぼ同時ですね。このタイミングで「売り」で仕掛けるわけです。
もう一つ売りのチャートパターンを紹介しますね。
遅行スパンは26本前のローソク足終値なので、上のチャート図ではすでにローソク足を下抜け済みです。その後、基準線が転換線を下抜けたあと、ローソク足が雲を下抜けたタイミングで「売りENTRY」となります。
3つの条件が一つでも崩れたら「即」手仕舞い
さて、三役好転・三役逆転でのトレードルールが理解できたところで、手仕舞いのタイミングもお伝えしておきますね。
手仕舞いは、3つの条件がどれか一つでも崩れたら、その瞬間にすぐに「利確」or「損切り」となります。
たとえば「買いトレード」では…
- 転換線が基準線を上抜ける
- 遅行スパンがレート(ロウソク足)を上抜ける
- レートが雲を上抜ける
が仕掛けの条件でしたね。これらの1つでも反転したら、即手仕舞いします。
上のチャート図では、基準線を上抜けた転換線が、再び基準線と交差(下抜け)している箇所でEXIT(手仕舞い)となります。※遅行スパンがローソク足を下抜けるのはその後です。
売りのケースでの手仕舞いパターンはこちら。
同様に、基準線を下抜けた転換線が、再び基準線と交差(上抜け)している箇所でEXIT(手仕舞い)となります。
三役好転・三役逆転だけでひたすらトレードしている人は少なくない…
一目均衡表の「三役好転」「三役逆転」のみで、ひたすらトレードしている人も少なくありません。それほど、「三役好転」「三役逆転」は優位性の高い手法なのですね。
ここで紹介した手法は、非常にベーシックなものなので、これらをアレンジしてより精度を高くする工夫をしているトレーダーも多いようですね。「三役好転」「三役逆転」などで検索すると、様々なアレンジ手法が紹介されています。
もしも気になるなら、一度調べてみることをおすすめします。