”遅行スパン”だけで勝てる!の真偽を探る…
以前、一目均衡表の雲と遅行スパンだけで勝てる鉄板手法を伝授!という記事をアップしました。
今回は、「雲」すら使わないで「遅行スパン」のみでトレードするという挑戦的な手法を解説します。
日本で発明された一目均衡表ですが、海外では、日本語の一目(いちもく)を英語読みしたIchimoku とかIchimoku Systemという名称で親しまれています。
遅行スパンも同じく、Chikou Span(チコウスパン)と呼ばれています。英語で直訳するならばLagging Spanですね。
Ichimoku The Power of Chikou Span
さて本題です。たまたまYou Tubeの海外投資系動画を巡回中に目にしたのが、Ichimoku The Power of Chikou Span。
タイトルを直訳すると”一目均衡表|遅行スパンのパワー”となります。
そもそも一目均衡表は複数の部品が組み合わさった複雑なシステムです。そのシステムの一部だけを抜き出して使うことに疑問を感じるトレーダーも少なくないはず。
とはいえ「雲」だけを抜き出して他のツールと組み合わせるなど、その有用性は広く知られていることも事実。
ただ、今回取り上げる動画では、遅行スパンのみを抜き出してトレードを構築しようとする斬新な試みです。
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遅行スパンとはなにか?
まず遅行スパンとはなにか?についてまとめておきます。
遅行スパンとは?遅行スパンは、終値を25本分過去にずらして(当日を含めると26本前に)描写したラインである
極めてシンプルですね。
ローソク足の終値をラインでつなぎ、そのラインをそのまま25本分過去側にずらして描写したものが遅行スパンです(当日を含めると26本前に描写)。
ではソース動画に戻りましょう。見てほしいのは13分55秒くらいからです。
遅行線と価格の関係性をわかりやすくするために、ラインチャートにして解説されていますね。
ローソク足(ラインチャート)が遅行線にとっての抵抗線や支持線になり反発したりブレイクしたタイミングで仕掛けるという戦略です。
例えば…
遅行線がラインチャートを下方にブレイクしていますね(丸印部分)。そのタイミングで売りで仕掛けます。
もう一つ。
ブレイクだけでなく、ライン(価格)での反発も同様です。
上のチャート図では、遅行線が価格(ラインチャート)によって上値を抑えられて反転下落していますね。このタイミングで売りで仕掛けるという戦略です。
この手法の上位版こそが”三役好転・三役逆転”
まあ、結局のところ、この手法の上位版が三役好転・三役逆転なんですけどね。
三役好転・三役逆転は転換線・基準線、遅行線、雲の3つのツールを組み合わせた手法です。
遅行線だけで判断するよりも三役好転・三役逆転のほうが優位性は確保できそうです。
動画主が語る一目均衡表の真のコンセプトとは?
動画の主は、以下のように語っています。
そもそも動画主は一目均衡表が大好きみたいで、彼の動画チャンネルには一目均衡表を活用したストラテジーがたくさんアップされています。
どの動画も興味深いので、一目均衡表好きならばぜひ視聴することをおすすめします。