一目均衡表の「雲」について考察してみるよ
一目均衡表について連日さまざまな手法を紹介していますが、本日も一目均衡表について語ります。
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だって、問い合わせが多いんですよね、一目均衡表って。なので、たぶん多くの読者さんが一目均衡表が気になっているのではないかと…
本日は、一目均衡表で欠かせない「雲」について考察してみたいと思います。
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そもそも「雲」ってなんだ?
一目均衡表の「雲」。チャートでは以下のように表示されますね。
「雲」は、先行スパン1、先行スパン2で囲まれてできた「空間=スペース」を指します。
- 先行スパン1:(当日の転換線+基準線)÷2を当日を含め26日分、未来にスライドさせたもの
- 先行スパン2:(過去52日間の高値と安値の平均値)÷2を当日を含め26日分、未来にスライドさせたもの
上の説明を読んでも、ピンときませんよね。
かなり平たく解釈すれば、過去の価格帯を現在までスライドさせたもの…と考えれば概ね間違っていません。
そもそも一目均衡表の本質(考え方)は、「現在の価格変動は、常に過去の価格変動(=時間)の影響を受け続けている」というもの。
この「常に影響を受け続けている」という点が重要です。現在の値動きは、常に過去の値動きの支配下から逃れられないということですね。
で、「雲」です。
「雲」も、過去の価格帯を現在までスライドさせたものですので、現在のレートに大いに影響を与える要素の一つとされます。
「超簡単に言うと雲はスインガーのポジを表してる…」
昔、あるトレーダーが「超簡単に言うと雲はスインガーのポジを表してる」と語ったことがありますが、これはまさに本質を突いている発言であり、ハッとさせられます。
スインガーとは、スイングトレーダーのことで中長期でトレードをおこなう投資家を指します。
別の言い方をすれば、相場における最大プレーヤーである機関投資家・ファンド・実需連中のポジションです。
GMMA記事で触れた、「クジラ」連中のポジションこそが「雲」の本質なのです。
一方、私たち個人投資家は「クジラ」のエサになる「イワシの大群」です。
大海原を泳ぐ「クジラ」と、常に「クジラ」の影に怯えながら集団でちょこちょこと動き回る「イワシの大群」。為替相場の本質を端的に表した表現としてとても的を得ていますね。
「機関投資家」のポジションこそが「雲」の本質である
「クジラ=機関投資家」のポジションこそが「雲の本質」と考えれば、クジラの動きに同調する方向に素直に従ったほうが安全であることが理解できますよね。つまり「コバンザメ」になることです。
「イワシの大群」から離脱し、「コバンザメ」になって、「クジラ」の動きに追随することが最も安全なトレードであることが理解できるはず。
つまり、雲の上では「買い」のみをおこない、雲の下では「売り」だけをおこなうことです。
長期筋の動きに同調する方向へのみトレードすることで、素直にトレンドフォローに乗ることができるわけです。なぜなら「クジラ=長期筋」こそが、大海原の潮流(=トレンド)を決定づける最大の要素だからです。
「雲」についての難解な解釈よりも、単純に「雲は長期筋のポジションであり、トレンドを決定づける要素だ」と捉えれば、難しくはないですよね。
初心者は「雲」を表示させて観察するだけでも、おおよその相場の動きを把握することができるようになります。
一目均衡表の雲を活用したFX商材としては『マーフィーのFX投資術』が有名ですね。雲と遅行スパンを使った「スパンモデル」と「スーパーボリンジャー」の2つのテクニカルを駆使して環境認識をおこなうFX商材です。
もう一つ、一目均衡表の雲をトレードの重要な要素として組み込んでいるFX商材が『億スキャFX(絶対公式TAKAHASHIメソッド)』です。『億スキャFX』はいわゆるパーフェクトオーダーによる順張りシグナルツールなのですが、サインのフィルタリングに一目均衡表の雲を利用しています。詳しくは億スキャFXの検証記事をご覧ください。
「雲」に遅行スパンを取り入れただけで、シンプルなトレードが可能になる
上で解説した「雲」に、もう一つの指標である「遅行スパン」を加えただけで、シンプルなトレード手法が完成します。それが、【FX手法】一目均衡表の雲と遅行スパンだけを使った必勝法を伝授!で解説した手法です。
初心者は、ここからスタートしても良いと思います。一目均衡表の入門手法としては最適です。ローソク足と遅行スパンが「雲」を抜けたら即ENTRYするだけです。
詳しくは以下の記事にて解説しています。