「また損切りかよ!」と気が狂いそうになっている”あなた”へ
「まじかよ!また損切りかよ!」
「うわ、また逆行した!損切らないとヤバイ!」
「なんで俺がエントリーしたら逆行するんだよ!」
「連続3回損切りだよ!…俺、FXの才能ないのかな?」
あなたがFX初心者ならば、こんな悔しい思いをしているかもしれませんね。
なかなか勝てないし、勝てても利益はごくわずか…。こんなことが毎日続けば、気が狂いそうになります。
どうして勝てないのだろう?FXに向いていないのかな?などと真剣に悩んじゃいますよね。
あなたが勝てない最大の理由は『無謀なポジションサイズ』にある!
あなたがFXで勝てない(長期的に利益を出すことができない)理由を考えたことがありますか?
もちろん理由は一つではありません。そもそも優位性のあるロジックが確立できていなければ、まぐれ以外で勝つことは不可能ですよね。
優位性の高そうなロジックってネットに無数に落ちています。また、有料ですがまともなFX商材もあります。それら優位性のあるロジックを使っても勝てない…なぜでしょうか?
それは、あなたのポジションサイズが、あなたのキャパシティを遥かに超えていることが原因です。
1万円の入った財布を落としたら動揺する?
負けると1万円の損切りとなるトレードをイメージしてみてください。
あなたが1万円を大きな額だと思いこんでいると、損切りができなくなります。1万円を失う可能性を考えると恐怖に支配されてしまうからです。月収20万円前後のサラリーマンにとって1万円って大きな額ですよね。
もしも1万円の入った財布を落としたら結構ショックを受けませんか?でも1,000円札1枚しか入っていない財布だったら「まあ仕方ないか…」てすぐに諦め(=損切り)がつきますよね。
トレードも同じです。ルールを守り平常心でトレードするならば、諦めのつく金額をリスク許容額とする必要があるのです。
もしもあなたが1Lot(1万通貨)でトレードしていて勝てないならば、0.1Lot(1000通貨)でトレードを行ってみてください。
レートが逆行したときにすぐに動揺してしまう場合、そのポジションサイズはあなたの限界を超えています。逆行しても動揺しないくらいにポジションサイズを小さくする。最も簡単に勝てるようになる秘策です。
【2024年5月版】優位性の高いFX商材 Best4
2%のリスクで動揺するならば1%まで下げる、それでも動揺するならば0.5%に下げる
逆行して(あるいは損切りして)あなたの心が乱れるならば、そのポジションサイズが今のあなたの投資スキル・資金総額に見合っていません。
前回の記事『2%ルール』は『6%ルール』と併用して初めて堅牢な資金管理となる!でも記載しましたが、まずは2%ルールを取り入れてみます。
あなたの口座資金が30万円ならば、その2%を最大許容リスクとする。30万円の2%は6,000円ですよね。負けトレードで,6000円を失ったときに動揺するかどうか?をチェックします。
チェック方法は、そのときの気持ちを包み隠さず文章にすること。ノートなどに気持ちをぶちまけるのです。文字にすることで自分の心に正しく向き合えます。
文章を読み返し、恐怖心や動揺などがあると感じたならば、そのリスクはあなたのポテンシャルに見合っていません。キャパシティオーバーなのです。その状態でトレードを継続しても、絶対に勝てるようにはなれません。
ではどうするか?
方法は2つあります。
- 資金量を増やす
- ポジションサイズを小さくする
1.資金量を増やす
1つ目は、資金量を増やすことです。30万円の2%=6,000円を失うことが恐怖心をもたらすならば、300万円にまで資金量を増やします。そうすれば2%を失ってもわずか600円です。
600円を失うことに恐怖心を感じますか?
もしも感じるならば、もっと資金量を増やす必要があります。600万円に増やせば、2%を失っても300円です。コーヒー1杯分くらいですよね。
300円のリスクならば平常心でいられる!となれば、あなたのトレード勝率は飛躍的にアップします(大前提として優位性のあるストラテジーを使っている必要があります)。
とはいえ、資金量を最初から増やすことはFX初心者には難しいですよね。
2.ポジションサイズを小さくする
「資金量を増やすことは難しいな…」というのであれば、ポジションサイズを小さくするしかありません。ポジションサイズというかリスク許容額ですね。
『2%ルール』は『6%ルール』と併用して初めて堅牢な資金管理となる!でいえば、2%ではなく、1%にするということ。
30万円の資金でリスク許容額を1%にすれば、3,000円です。3,000円で持てるポジションサイズ(レバレッジ)でトレードおこないます。1万通貨ではなく1000通貨単位でポジションを持てるFX会社も増えてきています。
3,000円のリスクに恐怖を感じる場合、やはりその額はあなたの限界を超えています。だったら0.5%まで下げる。つまり3,000円ではなく、1,500円にする。
もちろん、資金量を増やしつつポジションサイズを小さくするというハイブリット法でもOKです。
ポイントは、1回のトレードで失うかもしれない金額サイズを動揺しないくらいにまで小さくすることです。
”リスク許容額”は徐々に上げていく
リスク許容額は、あなたが動揺しないくらいの小さな額から初めていき、徐々に大きくしていきます。
小さな成功(勝ちトレード)を積み上げていくことで、あなた自身のキャパシティを段階的に大きくしていきます。
300円→500円→1,000円→3,000円→5,000円→10,000円…と段階的にリスクを上げていく。
リスクを上げるタイミングは、その金額を失っても動揺しなくなったとき(恐怖心が消えたとき)です。
億トレーダー「Aki」ですら”心の不安”で損切りできなかった過去がある
あの億トレーダーAki氏も、「早く稼ぎたい!」と思っていたときはなかなか損切りができなかった…と告白しています(19分14秒〜)
勝率を上げるためには、心のコントロールが不可欠であると気がついたAki氏は、より一層本業(家庭教師業)に力を入れるようになったそう。
本業で年収1千万円以上稼げるようになった結果、「この資金を失っても食っていける!」と心にゆとりが生まれて勝てるようになった(損切りが躊躇なくできるようになった)そうです。
心の余裕=損切りの恐怖心をなくす、ということですね。