そもそも、ピボット(PIVOT)とはどういう意味?
初心者がFX手法を学び始めると、様々な新しい言葉に出会います。ピボット(PIVOT)もその一つですね。あまり聞き慣れない言葉ですが、FXトレード手法の解説では頻繁に登場するワードです。
本来、ピボット(PIVOT)には次のような意味があります。
[box class=”glay_box” title=”pivotの本来の意味”]
- 旋回軸
- 中心(点)
- 要点
- かなめ
日常ではほとんど使わない言葉ですが、Excel(エクセル)に親しんでいる人は、”ピボットテーブル”という言葉を聞いたことがあるかもしれませんね。大量のデータをさまざまな切り口で集計・分析するための機能です。
最近ではビジネスの世界でも(オレ、意識高いぜ!的に)使われることが多い「カタカナ英語」ですね。
- スタートアップ企業が創業4年目でピボットして新規事業を立ち上げた…
- コロナ不況下で続々とピボットして再起をかける飲食・旅行系スタートアップ企業…
- 感染拡大により多くの飲食グループが店舗展開縮小や不採算店閉鎖へのピボットを余儀なくされた…
ビジネス業界では、経営戦略の「事業転換」や「路線変更」という意味で活用されます。
投資戦略におけるピボット(PIVOT)とは?
なんとなくピボット(PIVOT)の本来の意味については把握できましたね。方向転換・軸という意味合いがあります。
さて、投資戦略で使われるピボット(PIVOT)に話を戻します。
投資の世界におけるピボット(PIVOT)も、感覚としては同じです。つまり、相場に強く影響を与える支持線や抵抗線だったり、逆にそのラインをブレイクすることで一気にトレンドが発生するなど、相場転換(反発orブレイク)の目安となるポイントを過去値から導き出したもの…それがピボット(PIVOT)です。
具体的な計算式については、以下の記事にて詳しく解説しています。
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ピボット(PIVOT)生みの親は、やっぱりJ.W.ワイルダー
トレード戦略におけるピボット(PIVOT)という概念を提唱したのは、あの人、John Welles Wilder.Jr(J.W.ワイルダー)です。
PIVOTの本質については、以下の記事にて詳しく解説しました。
前日の高値(H)、安値(L)、終値(C)の平均値を算出し、当日の価格帯の中心軸(つまり、PIVOT POINTS)として定めます。その中心軸(PIVOT POINTS)から想定される支持線や抵抗線を割り出し、当日の価格変動幅を予測するというテクニカルです。
計算式から分かる通り、基本的には逆張りで使うことを想定したテクニカル指標です。概念としては、PP(PIVOT POINTS)を中心軸に据え、そこから当日の抵抗線や支持線の目安を求めるというもの。
使い方としては、支持線(B1)や抵抗線(S1)への近接で逆張りで仕掛けていきます。つまり、B1への到達は「買いサイン」。そして「S1」への到達は「売りサイン」です。
上の引用内で取り上げている書籍は『New Concepts in Technical Trading Systems 』です。
John Welles Wilder.Jr(J.W.ワイルダー)が1978年に出版したテクニカル指標本です。
PIVOT(ピボット)を学ぶために一気読みしたい記事を紹介するよ!
PIVOT(ピボット)については、このサイトで何度か取り上げていますので、詳しくはそれらの記事をお読みいただくのが一番です。
まとめて読むことで、PIVOT(ピボット)に対する理解が一気に深まります。
PIVOT(ピボット)の本質を知りたい
PIVOT(ピボット)の計算式を知りたい
PIVOT(ピボット)の王道的な使い方を学びたい
PIVOT(ピボット)を応用した投資戦略を知りたい