『練行足(れんこうあし)』とは?詳しく解説するよ!
これまで、非時系列チャートの代表である「カギ足」・「ポイント・アンド・フィギュア(P&F)」について解説をしてきました。
今回は、3大非時系列チャートのトリ…『練行足(れんこうあし)』を取り上げます。
『練行足(れんこうあし)』もカギ足やP&G同様に、最初に決めた値幅を動いたときだけチャートを描き足していくスタイルです。
練り足(ねりあし)などと呼ばれることもあります。カギ足と同じく日本発祥のテクニカルです。海外では「Renko」と呼ばれています。
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そういえば、クロスリテイリング社と酒巻滋(さかまきしげる)氏共同開発のメテオチャートと4DFX、そして最新EAであるシンギュラーコアFXも、ベースは『練行足』でしたね。
これが練行足だ!
百聞は一見にしかず、まずは『練行足』をご覧ください。
上のチャート図は、MetaTrader4に『renko-charts.mq4』を設置したものです。
『renko-charts.mq4』は以下のサイトから無料でダウンロード可能です。
練行足チャートの描き方
『練行足』を見ると、同じサイズのレンガ(=ボックス)が並んでいますね。最初に定めた値幅を超える動きがあったときに、同じサイズのレンガを1つ1つ加えていきます。
一つの列にはレンガが1つ。値動きが連続して値幅をクリアしたら新たな列にレンガ(陽線・陰線)を加えます。
レートが反対方向に一定幅以上動いたら(=最初に定めた値幅の2倍以上の反対方向への値動きがあったら)、レンガの色を変えて新しい列に描き加えます。
仮にレンガのサイズ(値幅)を10pipsとしたならば、10pipsを超える値動きがあったときに、レンガを新たに描き加えます。逆方向に20pipsを超える値動き(値幅の2倍以上)があったら、色を変えたレンガを逆方向の新たな列に書き加える…これを続けると「練行足」の完成です。
わりとシンプルですよね。
カギ足と同じように、ヒゲや細かな値動き等のノイズが排除されるため、大きなトレンドを把握しやすいという利点があります。
練行足の解説動画を貼っておきますね。57分15秒からご覧ください。
練行足を活用したトレード手法
さて、練行足を理解したところで、実際にどのようのトレードをおこなうかを解説します。
基本的には「陽転で買いENTRY」「陰転で売りENTRY」です。
ただ、これではレンジ相場で利幅を確保できず、ダマシも連発してしまいます。チャートパターン(三角持ち合い等)やサポレジのブレイクで仕掛けるほうが効果的ですね。
最強のシグナルは「押し目買い」と「戻し売り」
練行足は細かなノイズ(小幅の値動き・ヒゲなど)を排除して、大きなトレンドを捉えやすくしている点が特徴的です。
細かなノイズを排除しているからこそ、トレンド中の押し目や戻りが発生したときは、優位性の高いシグナルとみなせます。
ところで『練行足』ってどんな感じで描写されるの?
練行足が実際にどのように描写されるのか、You Tubeにわかりやすい動画があったので紹介します。
ローソク足が描写される速度と練行足が描写される速度が違うのがよく分かる動画です。
『練行足』のFX商材ならば『メテオチャート』がおすすめ!
練行足の概要をかけ足で解説しました。時間の概念を排除してレートの値動き(ボラティリティ)に重点を置いたチャートシステムですね。
クセがあると言えばあるので、使いこなすまでに時間はかかりそうです。練行足だけでトレードするには慣れが必要です。ついついローソク足を見たくなるのは仕方のないことです。
ところで、FX商材の中で唯一『練行足』をベースにしたものが存在します。それが冒頭にも述べた酒巻滋(さかまきしげる)氏のメテオチャートと4DFXです。
練行足をより使いやすく改良したオリジナルチャートシステムです。練行足をマスターしてみようかな?って方は一度検討されてみてはいかがでしょうか。