”通貨強弱”の検索頻度は2020年を境に爆発的に増大した
通貨強弱をFXトレードに取り入れている方は徐々に増えている傾向にあります。
Google Trendをみれば一目瞭然です。
2019年から徐々に検索され始め、2020年に爆発的に検索頻度が増えているることがわかりますね。
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通貨強弱の定義は、「外国為替取引=FX」と「実体経済」では異なる
通貨強弱をFXトレードに取り入れる際に、間違ってはいけないことがあります。
それは、実体経済における通貨の強さと「外国為替取引=FXトレード」における通貨の強さは異なるという点です。
実体経済における通貨の強さとは?
上の記事でも解説しましたが、実体経済における通貨の強さとは、自国通貨の(他通貨に対する)相対的な購買力を意味します。
国(国内企業)が海外から購入する商品やサービスの数量と、自国通貨(日本ならば円)と引き換えに受け取った外貨の合計で測定されるものが、国の購買力です。
円が強くなれば、国内企業や消費者はより多くの海外製品・サービスを購入することが可能になりますよね。
通貨の強さを決める要因は様々です。もちろん外国為替市場の需給バランスも要因の一つではありますが、その他様々な要因が総合的に作用して通貨の強さが決まります。国の政策金利だったり、インフレ率や成長率、さらには貿易収支など。地政学的なリスク(紛争や戦争・社会的緊張)も無視できません。
世界で最も強い通貨=米ドル
世界で最も強いとされる通貨は、いうまでもなくアメリカドルです。基軸通貨である米ドルは、世界の貿易決済の80%で使われている事実があります。
中国がどんなに経済大国になろうと、決済通貨としての役割を一手に担う米ドルが、その不動の地位を「人民元」に譲り渡す落とすことはないでしょう。
世界最大とされるアメリカ経済力(GDP)、世界一の強大な軍事力を背景に持ち、さらには基軸通貨としての信頼性の高さなど、米ドルの優位性を脅かす通貨が今後現れるとは思えません。
世界各国の中央銀行準備金の約60%、債務の40%、外国為替取引(実需)の90%、さらには世界貿易の80%がドル建てです。
世界で地政学的リスクが顕在化したりどこかで金融危機が起きれば、ドルの需要は一気に顕在化します。新型コロナウィルスの感染拡大が発生した際も、ドルへの需要は高まりました。
つまり、なんだかんだ言って、米ドルこそが最も強い通貨であるということ。
FXトレードにおける通貨の強さとは?
一方で、FXトレード(外国為替証拠金取引)における”通貨の強さ”は、別の意味を持ちます。
もちろん実体経済に準じてはいるのですが、金融市場における決定要因はまた別にあります。その多くは短期的な要因です。
FXにおける通貨の強さを左右する最大の要因は、経済指標や国際ニュース(=ファンダメンタルズ)です。
- 雇用統計発表
- 失業率発表
- 中央銀行による政策金利発表
- GDP(国内総生産)発表
- 各種景況感指数発表
- 製造業景況指数発表
- FRP議長の定例記者会見
- etc.
これらの経済イベントに影響を受けて、短期的に通貨の強さが変化するわけですね。
いわば短期トレードにおける、ネタ(判断材料)なわけです。
ファンダメンタルズが為替変動に影響を与え、その結果、各通貨の強弱が変動する…。その動きを相対的に捉えるためのツールが通貨強弱メーターです。
ここまで説明すればわかると思いますが、高い為替レートが必ずしも強い通貨を示しているわけではないのですね。
通貨の長期的な強さと短期的な強さは異なります。
ファンダメンタルズを正しく読み解くよりも、通貨強弱メーターを参照にしたほうが簡単
私たちFXトレーダーが、日々のファンダメンタルズを正しく読み解くのは正直言って大変です。
でも、通貨強弱メーターを見れば、ファンダメンタルズがある程度リアルタイムに反映された通貨の強さを確認することができます。
通貨の強さそのものが通貨ペアのレートを決定する主要因とされているFXトレードにおいて、通貨強弱ツールは欠かせません。
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