”通貨強弱”の本質、説明できる?
ここ数年でよく耳にするようになったワード「通貨強弱」。
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国の通貨に強弱があり、通貨の強さが国の強さ(競争力・経済力・信用力)とイコールであることは、なんとなくわかりますよね。
しかしながら、「通貨強弱」の本質を正しく理解し、説明できるFXトレーダーは多くありません。
あなたは、説明できますか?
”通貨の強さ”とは自国通貨の(他通貨に対する)相対的な購買力だ
通貨の強さの定義は様々です。
国の経済力だったり国際的な競争力があることを「通貨が強い」と表現することが一般的ですが、単純に経済力だけで説明できるものでもありません。対外債務のバランスや国の成長性、政治的安定や軍事力などの変数も関係してきます。
ただそこまで風呂敷を広げてしまうと解説が冗長になってしまうので、ここでは経済的な話に絞ります。
経済的な視点から捉えた通貨強弱の定義は以下の通り。
世界の国々は、国際貿易によって製品の輸出入をおこなっていますよね。取引時における、他の通貨に対する自国通貨の相対的な購買力が「通貨の強さ」です。
日本が海外の国から商品やサービスを購入する場合、自国通貨(円)を外国の通貨(外貨=アメリカならばドル)に交換する必要がありますよね。一方、トヨタ自動車がアメリカに車を輸出する場合、トヨタは外貨(米ドル)で代金を受け取ります。
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通貨間の交換比率が為替相場だ
その際に重要になってくるのが、日本円と米ドルとの交換比率です。交換比率は、需給バランスの影響を大きく受けます。この比率こそが為替相場(円高になったり、円安になったり…)です。
- 円高とは、特定の海外通貨(例えば米ドル)に対して、日本円の価値が上昇すること
- 円安とは、特定の海外通貨(例えば米ドル)に対して、日本円の価値が下落すること
詳しくは”円高と円安ってどういうこと?毎回、チャートを見るたびに混乱するんだけど…”をお読みください。
自国通貨が強くなれば(=円高)、消費者はより多くの海外製品・サービスを安く購入することができるようになります(=購買力がある)。一方で輸出産業は価格高騰によって国際競争力が低下し、痛手を被ります。
冒頭で、1ドル=100円だったものが1ドル=90円になれば「円高」と表現すると解説しましたが、この動きを図解すると以下のようになります。
「1ドルが日本円で110円」だったのに、「1ドルが日本円で90円」に変わりました。つまり、1ドルの価値が100円から90円に下がったことを示します。
100円で買えてたものが、90円で購入できるようになったわけですから、ドルの価値(価格)が下がったわけですね。
以前は100円だったけど、1ドル札を90円で交換できるようになった!(日本円の価値が上昇=円高)
言い換えれば、日本円の価値が上がったことを意味します。
1ドル=100円のときは、100円を手に入れるのに1ドルを差し出せばOKでした。しかし、1ドルが100円から90円になる(1ドルの価値が100円から90円に下がる)ということは、「100円」をドルで手に入れる(ドルと交換する)ためには、1ドルと11セントが必要になることを意味しますよね。
1ドルが100円から90円になれば、100円を手に入れるために、今まで以上のドルが必要になります。だから「円高(&ドル安)」と表現するのです。
一方、自国通貨が弱くなると(=円安)、輸出企業(自動車など)は活性化しますが、輸入に頼る商品(原材料や食料など)の値段が上昇します。
結局、「強いからOK」というわけでもないのですね。要はバランスです。
自国通貨の強さを調整するために、国は日々努力をしているわけです。為替介入したり様々な金融政策を実施したり…。
ちなみに2021年は円安が恐ろしい勢いで進行していますね。国の施策が上手くいっているとは思えませんが。
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