海外ではあたりまえのように使われている”通貨強弱メーター”
日本国内で通貨の強弱を気にしているFXトレーダーは、残念ながら少数派です。
一方、海外ではどうでしょうか?
実は、海外FXトレーダーの間では通貨強弱メーターは一般的なテクニカルとして知られていて、認知度も高いのです。
通貨強弱メーターは、英語ではCurrency Strength Meterと呼ばれています。
日本と海外における「通貨強弱」ワード検索頻度の違いをGoogleTrendで比較してみる
海外と日本での認知度の違いを、GoogleTrendで見比べてみましょう。
上の図は、GoogleTrendで調べた『過去10年間における日本と海外での”通貨強弱(Currency Strength)ワード検索頻度グラフ』です。
水色の折れ線グラフは、「Currency Strength」の検索数推移です。ご覧の通り10年前から検索頻度はそれなりに高く2020年初頭からさらに検索回数が増えていることがわかりますね。
一方の日本では、「通貨強弱」ワードの検索頻度(赤色のグラフ)はほぼゼロに近い状態が長年続いています。海外同様に、2020年に入ってから徐々に検索されるようになっています。
海外では「RSI」に匹敵する頻度で「Currency Strength Meter」が検索されているという事実
通貨強弱メーターは知らなくても、さすがにRSIくらいは知っていますよね?
- RSIは買われすぎ売られすぎを判断する指標って誰が言ったの?
- あえて言おう、お前のRSIの使い方は間違っていると!
- 『RSI』の動きを自動車の速度計でイメージしてみよう!
- RSIの期間が「14」であるべき”理由”を説明するよ!
- ワイルダー|28日周期からRSIの”期間14日”を定めた!はウソ?
- RSIの計算式をJ.W.ワイルダーの原書から読み解く
海外では、RSIに匹敵するほどの頻度で「Currency Strength Meter」が日夜検索されています。
Ubersuggestによる検索ボリューム調査
MACD」と比べても検索ボリュームは2倍以上です。
それほど、「Currency Strength Meter」(通貨強弱メーター)はメジャーであるということ。
一方の日本では、ようやく通貨強弱メーターの認知度が高まりつつある…この違いに危機感を持つべきです。
日本のFXリテラシーが世界に遅れを取っていることを意味するからです。
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日本語の言語的閉鎖性と英語教育の失敗がFXリテラシー分野においても悪影響を与えている
英語を公用語とする人口数は5億人です。アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアなど。
さらに英語を準公用語とする国は世界で54カ国も存在します。アジアでは、インド・シンガポール・フィリピンなど。そしてアフリカの多くの国々。
一方の日本語は、わずか1億2000万人…。英語を使える日本人は10%以下とのデータもあります。
以下の表は、毎年発表されている英語能力指数 (EF EPI)ランキングです。日本は世界100ヶ国の中で55位。
驚くほど低い水準です。韓国(32位)や中国(38位)にも大きく遅れをとっています。
もはや日本の英語教育は失敗していると言っても過言ではありません。
日本語の言語的閉鎖性と英語教育の失敗が、FXリテラシー分野においても悪影響を与えていることは間違いありません。
だから、海外FXブローカーを使った投資詐欺が日本で大流行するのです。
日本人はもっと海外のFX情報に触れるべき
日本のFX情報リテラシーの低さはどうしようもありません。ただそれを嘆いていても仕方がないですよね。
FX情報リテラシーを高めるためには、積極的に海外の情報を取りに行くしかありません。海外のFXフォーラムにアクセスしたり、著名な海外サイトをチェックしたり、英語のYou Tube動画を視聴するなど、方法はいくらでもあります。
ありがたいことに、テクノロジーの発展が英語情報へのアクセスを容易にしてくれています。Google翻訳や、You Tubeの翻訳機能などを使えば、英語が苦手でもある程度の理解は可能です。
ようはやる気があるかどうか?ですよね。
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