もはや通貨間の強弱を確認することはトレード手順の一つになりつつある
通貨ペアの強弱を確認してトレードする手法が、広く認知されつつあります。
FX商材でも、通貨同士の強弱を確認するインジケーターが付属したものがロングランセールスを記録しています。
また、このサイトでも【FX手法】通貨の強弱を把握できる無料インジケーターを紹介の記事内で『ForexProfitSupreme Meter』を紹介しました。
現時点での通貨ペアの強弱を一覧できる無料インジケーターでしたね。
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通貨ペアの強弱をヒートマップ表示する『HeatMap-Gradient-Scale.mq4』
さて、今回紹介するのは『HeatMap-Gradient-Scale.mq4』です。
前回紹介した『ForexProfitSupreme Meter』同様に、通貨ペアのその瞬間の強弱を確認するためのインジケーターです。
最大の特徴は、”強弱”をヒートマップで表示している点です。
まずは以下のサイトから『HeatMap-Gradient-Scale.mq4』をダウンロードしましょう。ダウンロードサイトはおなじみのMQL5です。
ダウンロードできたらMT4に設置してみましょう。
上のチャート図の左側に表示されているバーが『HeatMap-Gradient-Scale.mq4』です。拡大してみましょう。
ご覧の通り、各通貨ペアが縦に並んで表示されています。そして、それぞれに色がついていますね。この色の濃度によって通貨ペアの強弱を視認します。
解説は以下のサイトが詳しいです。
Buy Signal: Initiate a long trade when the indicator displays a green box. It indicates that the pair is in a strong uptrend. Confirm the uptrend with other technical indicators or analysis tools.
Sell Signal: Initiate a short trade when the indicator displays a red box. It indicates that the pair is in a strong downtrend. Confirm the downtrend with other technical indicators or analysis tools.
Avoid to trade light green or light red colored currency pairs. The trend is weak in this case.
翻訳すると…
買いシグナル:
緑色で表示された通貨ペアでロング(買い)で仕掛ける。緑色は通貨ペアが強い上昇トレンドにあることを示している。ほかのテクニカル指標や分析ツールを併用して上昇トレンドを確認すること。
売りシグナル:
赤色で表示された通貨ペアでショート(売り)を仕掛ける。赤色は通貨ペアが強い下降トレンドにあることを示している。ほかのテクニカル指標や分析ツールを併用して下降トレンドを確認すること。
なお、薄緑色または薄赤色で表示された通貨ペアは取引しないこと。このケースではトレンドの傾向は弱い。
まとめると…
- 緑色が濃ければ濃いほど、上昇トレンドが強い通貨ペア
- 赤色が濃ければ濃いほど、下降トレンドが強い通貨ペア
ということですね。色の濃淡によって通貨ペアの強弱をビジュアル表現している面白いインジケーターです。
『HeatMap-Gradient-Scale.mq4』の仕組みは極めてシンプルです。単純に前日比で通貨ペアのトレンドの強弱を示しているだけです。ですので瞬間的な強弱を読み取ることはできません。日足レベルでの強弱のみです。
SCALE(尺度)表示とGRADIENT(勾配)表示
パラメーターを変えることで、以下のように表示させることもできます。
まずはSCALE(尺度)表示。グラデーションになっていますが、これは色が濃いほど強いというわけではありません。たんなる”装飾”ですので注意が必要です。
次にGRADIENT(勾配)表示。こちらは、雰囲気としてはヒートマップ表示(デフォルト)に近いですね。緑が上昇トレンドで、赤が下降トレンドです。色の濃さによって強弱を示しています。
3つの表示形式を並べてみると以下のようになります。
通貨ペアの並び順ですが、これは単純にMetaTrader4の「気配値表示」と同じ順に並んでいるだけです。
MT4の「気配値表示」の並び順を変更すれば、『HeatMap-Gradient-Scale.mq4』の通貨ペアの並び順も自動的に変更されます。