支持線・抵抗線にフラクタルを加えてゾーンで表示するインジケーターを紹介するよ!
ユニークなインジケーターを見つけたので紹介しますね。Support&Resistance.ex4です。ダウンロードは以下のサイトからどうぞ。
名前の通り、サポレジをMT4チャートに表示させるインジケーターですが、描写がユニークです。まずはチャートをご覧ください。
これまでもいくつかのサポレジ系インジケーターを紹介してきました。例えば…fxr_sr_zones_3.28.ex4。
その他にもSS_SupportResistance_v07.53 (filter alerts MA).ex4など。
今回紹介するSupport&Resistance.ex4も上に挙げたインジケーターと似ていますね。
サポートラインやレジスタンスラインを単一のライン(線)として表示するのではなく、高さ(=レベル)のある領域として長方形状にプロットしています。
Support&Resistance.ex4が描写するサポレジラインは以下の通り。
- サポートライン…オレンジ色
- レジスタンスライン…水色
一般的なサポレジインジケーターは、ラインとして機能すると判断したレートを基準にして自動的に描写されますよね。このインジケーターは少し異なります。サポートライン・レジスタンスラインに、いわゆる「遊び幅」をもたせているようなのです。
ex4ファイルで提供されているため、ロジックの詳細は解説に頼るしかありません。
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数字をクリックするとフラクタルが表示される!
面白いのは、それぞれのラインの左側にある数字です。
拡大してみます。
この数字、気になりますよね。
実はこの数字、クリックできるんです。例えば上のチャート図の「8」をクリックすると…
なんと、フラクタル(三角形のマーク)が表示されるんです!
この数字は、抵抗線(レジスタンスライン)の帯にタッチしているフラクタルの数(全部で8個)を示しているんですね。
次に、オレンジ色の数字「7」をクリックしてみましょう。
よーく見ると、価格帯(長方形)に触れていないフラクタル(上の図でいえば③④⑤)もありますよね?このあたりもロジックによって範囲の「遊び幅」を設けているので、パラメーターによる調整は可能です。
フラクタルについては以下の解説をお読みください。
さて、MetaTrader4に付属する「フラクタル」は、5本のローソク足を比較して真ん中が一番高い場合に「Fractal Up」が表示され、真ん中が一番低い場合に「Fractal Down」が表示されます。
三角形(銛のさきっぽのような図形)が表示されている部分が「Fractal Up」、「Fractal Down」です。
現在から5本さかのぼって、ローソク足の最高値・最安値をチェックして、条件をクリアすればシグナルを出します。つまり「後出しシグナル」ですね。
過去チャートを見れば、反転のタイミングを絶妙に捉えているように見えますが、「後出しシグナル」なので当たり前です。
支持線・抵抗線にフラクタルを加えて、その有用性をゾーンで表示するインジケーター、それが今回紹介したSupport&Resistance.ex4です。
どう使うかは、トレーダーの判断に委ねられますが、アイデアとしてはとても興味深いですね。