4TF HAS Bar.mq4の”概念”をもう一度復習する
先日紹介した4TF HAS Bar.mq4は、MTF(マルチタイムフレーム)を活用した環境認識ツールです。
ベースはHeiken_Ashi_Smoothed.mq4であり、4つのタイムフレーム(時間足)の平均足スムースド(Heiken_Ashi_Smoothed)のトレンドを、同時にサブウィンドウに表示させることができます。
以下のようにHeiken_Ashi_Smoothed.mq4と4TF HAS Bar.mq4を同時に表示させてみるとよくわかります。
USD/JPYの1時間足チャートですが、4TF HAS Bar.mq4の一番下の列のドット色が、チャート上のHeiken_Ashi_Smoothed.mq4の色と合致しているのがわかりますね。
Heiken_Ashi_Smoothed.mq4のトレンドをサブウィンドウに落とし込んだものが4TF HAS Bar.mq4であることが理解できると思います。
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4TF HAS Bar.mq4を活用した環境認識方法
では、4TF HAS Bar.mq4をどのようにトレードに活用するのか、その具体的な方法を紹介していきます。
基本的には上位足のトレンドに同調した方向に仕掛ける、つまりトレンドフォロー(順張り)手法のために活用するのが望ましいとされています。
例えば以下のチャートはEUR/USD(ユーロドル)の30分足ですが、4TF HAS Bar.mq4の上二段は青いドットがずっと続いていますよね(青が優勢)。つまり日足と4時間足のトレンドは上向きであるということ。
この場面では当然、「買い場」を探すトレードとなります。4つのドットが青でそろったタイミングが買いの仕掛けチャンスですね。売りで入るのはリスクが高い場面といえます。
一方、一番右端では、30分足、1時間足だけでなく、4時間足までもが赤いドットになっています(赤が優勢)。これがトレンド転換を示唆している可能性が高そうですよね。「買い場」が崩れつつあるのでは?と考えられますね。
とはいえ日足はずっと青ドットであるため、その後再び青が優勢(日足、4時間足、1時間足が青ドット)になれば、まだまだ買い場が継続であると捉えることもできます。
逆のパターンもチェックしてみましょう。以下のチャートはGBP/USD(ポンドドル)の15分足です。
ご覧の通り、4時間足、1時間足、30分足が赤ドット継続中です(赤が優勢)。明らかな下落トレンドです。
この場面では、「売り場」を探すトレードとなりますね。買いトレードはリスクが高そうです。4TF HAS Bar.mq4のドットが4色とも赤色になったタイミングが売りで仕掛けるチャンスですね。
あくまでも4TF HAS Bar.mq4は環境認識ツールの一つですので、Alex5757000_Multi_Moving_Average.mq4と同じくこれだけでトレードするのはちょっと無謀です。
実際の仕掛けや手仕舞いは、優位性の高いストラテジーを活用することをおすすめします。