「一目均衡表」って使えない?
一目均衡表ってなんだか難しそうって思っていませんか?知ってるけど使い方(見方)がよくわからないくて敬遠しがちですよね、一目均衡表。
今回は、一目均衡表を使ったシンプルトレードを紹介します。シンプルだけど驚くほど精度が高いんです。たぶん、びっくりしますよ。では早速いってみましょう!
一目均衡表についての基本説明は割愛しますね。詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。
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【FX】一目均衡表シンプルトレード|使うのは”雲”と”遅行スパン”のみ
まずは、一目均衡表をカスタマイズします。表示するのは「雲」と「遅行スパン」だけ。
基準線と転換線は邪魔なので消しましょう。こんな(↓)感じのチャートになります。パラメーターはデフォルト(初期設定のまま)です。
どうですか?すごくシンプルでしょ?すっきりしていて気持ちがいいですよね。上のチャートはUSD/JPY(ドル円)の30分足です。
ローソク足と遅行線が”雲”を抜けたら「即」ENTRY
では実際のトレード方法です。こちらもすごくシンプル&明確です。ENTRY判断は2段階でおこないます。まずは「買い」ENTRY。
買いENTRY
- まず、ローソク足が雲を上抜ける
- その後遅行線が雲を上抜けたら買いでENTRY
売りENTRYはその逆です。
売りENTRY
- まず、ローソク足が雲を下抜ける
- その後遅行線が雲を下抜けたら売りでENTRY
「一目均衡表シンプルトレード」最強売買シグナル
「一目均衡表」の買いパターン
実際のチャートで解説します。まずは買いのパターン。
まず最初にローソク足が雲を上抜けます(①)。その次に遅行スパンが雲を上抜けます(②)。そのタイミングで買いENTRYです。きれいにトレンドを捉えていることが見て取れますね。
こちらも、レンジからトレンドへの転換を上手に捉えていますね。
「一目均衡表」の売りパターン
次は売りのパターンです。
上のチャート図は、直近のUSDJPYのビッグトレンドを捉えています。ローソク足が雲を下抜け、その直後に遅行スパンも雲を下抜けています。そのタイミングで売りで仕掛けます。
こちらも上手い具合に、下降トレンドの戻りからの反転を捉えたきれいなチャートです。
いかがですか?シンプルでしょ?
もう一つ、買いと売りが交差するチャートも見てみましょう。
最初の買いポイントは素直に転換点を捉えていますね。
次の売りポイントは仕掛け後にグダグダしていますが、利幅はそこそこ取れています。2回目の売りポイントは、すでに遅行線が雲を下抜け済みですね。ローソク足が一度雲に入ってから再び下抜けしたタイミングで売りで仕掛けます。しっかりとトレンド中の「戻り」を捉えていることがわかります。ここで積み増ししてもOKです。
こんなシンプルなロジック(ルール)でも勝てるんですね。
「一目均衡表シンプルトレード」TPとSLについての考え方
一目均衡表シンプルトレードにおける利食い(TP)ポイントは、柔軟性があります。各トレーダーによって色々とアイデアを試してみてください。TPの参考例としていくつか挙げておきますね。
- 遅行線とローソク足の交差で手仕舞い
- ローソク足が雲に飲み込まれたら手仕舞い
- 遅行線が雲に飲み込まれたら手仕舞い
一方のSL(損切り)は直近高値・安値がベターです。買いENTRYならば直近安値にストップを置きます。一方、売りENTRYならば直近高値にストップを置きます。
「雲」の上限・下限をSLとする考え方もありますが、意外とすぐに引っかかってしまうのでオススメしません。トレンドを狙うので、SLは直近高値安値が王道です。
「ダマシ」をいかにして回避するか?
ここで紹介した手法はトレンドフォローです。ですので「ダマシ」はつきものです。避けられません。極力ダマシを回避するためには、なんらかのフィルターが必要です。いくつかフィルターに関するアイデアをご紹介しますね。
1つ目は、長期足でトレンドを確認してから仕掛けるというもの。いわゆるMTF(マルチタイムフレーム分析)ですね。30分足等で仕掛けるならば、4時間足や日足で「遅行線」「ローソク足」の雲抜けを確認した上で、30分足が同じ方向の「遅行線」「ローソク足」の雲抜けを確認でENTRYすることで、ある程度のダマシは避けられます。
2つ目は、直近高値安値からラインを引いておいて、雲抜け+ラインブレイクで仕掛ける方法です。こちらもノイズを排除しやすいです。
3つ目は、雲の大きさ(厚み)に注目して、「厚い雲」を抜けたときだけENTRYする、一方「薄い雲」抜けは見送るなどもアリでしょう。
4つ目は、トレンド系の指標(ADXなど)をフィルターに使ってみるのも良いかもしれません。雲抜けした際に、ADXの数値を確認し「25以上」であれば強いトレンドであると判断し、ENTRY。
色々とアイデアはあると思います。
一目均衡表をもっと気軽に使ってみよう!
今回紹介した手法は、「雲」と「遅行スパン」だけを表示させてトレードするというシンプルなロジック。特段目新しい手法ではなく、一目均衡表の数あるテクニックの中の一つにすぎません。
中には「雲」しか表示しないというFXトレーダーもいたりします。
「雲」と「遅行スパン」を使ったトレードが気になるならば、FX商材『マーフィーのFX投資術』を検討してみるのも良いかもしれません。
「スパンモデル」と呼ばれるオリジナルテクニカルで相場を俯瞰し、仕掛けと手仕舞いをおこなうFX商材です。
難解でとっつきにくい一目均衡表ですが、「こう使わなきゃいけない!」っていう決まりはありません。自由に気軽に使ってみて、デモトレードを繰り返しながら自分なりのストラテジーを構築することが大切です。