2本の移動平均線のクロスでローソク足の色を変化させるインジケーター『ma_candles.mq4』を紹介するよ!
久々のインジケーター紹介です。
本日は、2本の移動平均線のクロスでローソク足の色を変化させるインジケーター『ma_candles.mq4』です。ダウンロードはこちらからどうぞ。
https://www.mql5.com/en/forum/178443
ダウンロードできたら、MetaTrader4に設定してみましょう。以下のチャートはUSD/JPY(ドル円)の日足に『ma_candles.mq4』を設定したものです。
え、普通のチャートとどこが違うかって?ぱっと見た目はわかりにくいですね。
『ma_candles.mq4』を入れる前のチャートと比べてみましょう。
ご覧の通り、なにも設定していないMT4チャートとの違いが一目瞭然ですね。
移動平均線の短期と長期のクロスでローソク足の色を変化させるインジケーター
『ma_candles.mq4』は、2本の移動平均線のゴールデンクロス(GC)、デッドクロス(DC)によってローソク足の色を自動的に変化させるインジケーターなのです。
『ma_candles.mq4』のパラメーターを開いてみましょう。
MA1とMA2という設定項目がありますね。
- MA1…5
- MA2…25
つまり、期間5のMA(移動平均線)と期間25のMA(移動平均線)によるGC・DCがベースになっているということ。
先ほどのチャートに5MAと25MAを重ねてみましょう。わかりやすいようにトレンドが発生しているチャートをピックアップしました。
USD/JPYの5分足チャートです。青い線が期間5の単純移動平均線(=5SMA)、赤い線が期間25の単純移動平均線(=25SMA)です。5SMA(短期)が25SMA(長期)を上抜けたタイミング(つまりゴールデンクロス)で、ローソク足の色がすべて青色に変化していることがわかりますね。
下落場面もチェックしてみます。
ご覧の通り、25SMAを5SMAがデッドクロス(下抜け)しているときに、ローソク足の色が赤色に変化していることがわかりますね。
『ma_candles.mq4』は2本の移動平均線のクロス(=位置関係)でローソク足の色を自動で変化させてくれるインジケーターなのです。
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『ma_candles.mq4』のパラメーター設定について
デフォルトでは、単純移動平均線で設定されていますが、パラメーターを変更することで移動平均線の種類を変更することが可能です。
- MA1_MODE…0
- MA2_MODE…0
初期値は「0」、つまり単純移動平均線(SMA)です。数値は以下のように定められています。
- 0…単純移動平均線(SMA=Simple MA)
- 1…指数平滑移動平均(EMA=Exponential MA)
- 2…平滑移動平均線(SMMA=Smoothed MA)
- 3…線形加重移動平均線(LWMA=Liner Weighted MA)
EMA(指数平滑移動平均)のGC・DC(ゴールデンクロス・デッドクロス)にしたければ、
- MA1_MODE…1
- MA2_MODE…1
と設定すればOK。
その他のパラメーター設定は以下の通り。
MAに使用する価格データは、デフォルトでは「0」つまり終値です。
- 0…終値
- 1…始値
- 2…高値
- 3…安値
- 4…中央値=(高値+安値)÷2
- 5…代表値=(高値+安値+終値)÷3
- 6…加重終値=(高値+安値+終値+終値)÷4
基本的には2本のMA(移動平均線)の期間、そして種類以外は変更する必要はありません。
『ma_candles.mq4』、移動平均線好きならば取り入れてみても面白いかもしれませんね。