MAクロスで色変化するインジケーターに何を組み合わせるか?
先日紹介した移動平均線インジケーター『ma_candles.mq4』。
これですね。
2本の移動平均線のクロスによって(位置関係によって)、ローソク足の色が変わるインジケーターでしたね。
『ma_candles.mq4』の最大のメリットは”ノイズ除去”にある
『ma_candles.mq4』の最大のメリットは、平均足同様に細かなノイズに惑わされにくいという点にあります。トレンド発生時にローソク足を同色(上昇トレンドなら青色、下落トレンドなら赤色)で示してくれるため、雑音が減ります。
『ma_candles.mq4』を他のインジケーターで上手にフィルタリングしてあげることで、トレードの確度を上げていく工夫をすれば面白くなりそうです。
さて、何と組み合わせるか?
基本的には、ゴールデンクロス・デッドクロスを判断できるので、順張り=トレンドフォロータイプと相性が良さそうですよね。
以下の3つのアイデア(手法)をご提案します。
あくまでもトレードアイデアなので、優位性については触れません。FX手法を考える上でのヒントと考えてください。
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ボリンジャーバンドと『ma_candles.mq4』を組み合わせてみる
本日はボリバンと『ma_candles.mq4』を組み合わせた手法を考えてみます。ボリバンを活用したFX手法に関しては以下の記事をご覧ください。
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ボリバンの期間はお好みでどうぞ。今回は、期間21で設定します。表示する偏差(上下のバンド)は±1σにします。
では組み合わせたチャートをご覧ください。
ボリバンの±1σをブレイクで仕掛けるとうまくいきそうですよね?
でもちょっとまってください。最初のブレイクでのENTRYはダマシが多そうじゃないですか?
やはりここは、1度目のブレイクは見送り、いったんレートが±1σ内に戻されてから再びブレイクしたタイミング、つまり2度目のブレイクで仕掛ける方が手堅いようですね。つまり、押し目や戻りのタイミングを狙うということです。
仕掛けのルール
ENTRYルールとしては以下の通り。
- 買いENTRY…+1σを一度上方ブレイク(終値が+1σを超えた)後、一旦+1σ内に戻され(終値をつけ)、再び+1σを超えた(終値をつけた)後の、次足始値で買いENTRY
- 売りENTRY…-1σを一度下方ブレイク(終値が-1σを超えた)後、一旦-1σ内に戻され(終値をつけ)、再び-1σを超えた(終値をつけた)後の、次足始値で売りENTRY
※ここでの終値とは買いの場合はローソク足本体の「下」、売りの場合はローソク足本体の「上」を指します。
具体的にチャートで見てみましょう。
左側のブレイクは、1回目のブレイク後、押し目をつけずにぐんぐん上昇してしまいました。その後、一旦+1σ内に戻され、再び+1σをブレイクした次足始値でENTRYとなります。ちょっともったいないですね。
2回目のブレイクは、直後に戻されて押し目をつけていますね。その後再ブレイク(次足始値)でENTRYとなります。
上のチャート図では、最初の買いチャンスはスルーです。次の売りチャンスでは、一度「戻り」をつけてからの再ブレイクで売りENTRYとなります。
その後反転して上昇。ボリバンがスクイーズからエクスパンションへと移行するタイミングで運よく押し目をつけて上方ブレイクしたタイミングで買いENTRY。
そして最後の売りENTRYはスルー。
手仕舞いルール
手仕舞いルールについては以下のように考えられますね。
- TP(TakeProfit)…±1σへの戻し
- SL(Stop Loss)…ボリンジャーバンドのセンターラインタッチ
ボリバンブレイクですぐに仕掛けた方が幸せになれる?
過去チャートを見る限り、ボリンジャーバンドブレイクですぐに仕掛けたほうが、大きな利幅を取れそうな気がしますよね。
でも、やはりブレイクにはダマシがつきものです。ブレイクする度に仕掛けていては、損切り貧乏になってしまいます。
もちろん、時間帯を限定し、ボラティリティの高いときにブレイク即ENTRY…というのもありです。その際のダマシを必要経費と考え、損小利大を狙うことも一つの考えです。
このあたりは、各人の好みですね。
次回は、『ma_candles.mq4』と一目均衡表の雲と組み合わせたFX手法を考察してみる予定です。