
【FX手法】ボリンジャーバンド「いいか、逆張りで使うなよ!絶対に!だ」
目次
ボリンジャーバンド「いいか、逆張りで使うなよ!絶対に!だ」
誰もが知っているボリンジャーバンド。だけど、ボリバンの本当の使いかたを知っているFXトレーダーはそんなに多くありません。
「え、ボリバン?使ってるよ。逆張りトレードに便利だからね!(キリッ)」
ところが…ボリンジャーバンドを開発した、John A. Bollinger(ジョン・A・ボリンジャー)氏は、明確にこれを否定しているって知っていました?
ボリンジャーバンドの見方を多くの人が間違っている…?!
「バンドの上限で売り、下限で買い、これは間違いです。」開発者であるボリンジャー氏がボリバン逆張りを100%否定
ボリンジャーバンドの特性から、ボリバンは「逆張り用インジケーター」だと思っているトレーダーも多いのではないでしょうか。
レートが高い確率で±2〜3シグマ内に収まるならば、±2から3シグマタッチで逆張りすれば良さそうですよね?
- ±1シグマ内にレートが収まる可能性…68%
- ±2シグマ内にレートが収まる可能性…95%
- ±3シグマ内にレートが収まる可能性…99%
例えば、+2σを越えたレートはいずれ戻されるので「売り」で仕掛け、一方、-2σを越えたレートもいずれ反発して戻ってくるので「買い」で仕掛ける、という逆張り戦略にボリバンを活用する…ボリバンの特性(標準偏差)を考えた逆張り戦略は一見有効に見えます。
ところが、この使い方についてボリバン開発者であるジョン・A・ボリンジャー氏が、「バンドの上限で売り、下限で買い、これは間違いです。」と明確に否定しています。
「バンドの上限で売り、下限で買い、これは間違いです。」
以下のYouTube動画を御覧ください。1分12秒あたりで語っています。
DVD 開発者だけが知るボリンジャーバンドの統合的なアプローチ
ジョン・A・ボリンジャー氏が日本でおこなったボリバン講義動画の一部を抜き出して文字起こししたものがこちらです。
相場は相対的に高値か、安値か?ボリンジャーバンドは、これに答える指標です。
バンド上限で売り、下限で買い、これは間違いです。
比較的・高値か、安値か、この情報を基に、 相場動向や指標動向を参考に確信的な判断が下せるのです。
ボリンジャーバンドは相場の相対的な高安を定義します。ボリンジャーバンド上限で相場は高く、下限で安いと定義します。
ボリンジャーバンドを構成しているのはトレンドと価格変動率です。トレンドは移動平均、変動率は標準偏差です。
ボリンジャーバンドの中心線をシグナルにする人がいます。上抜けで買い、下抜けで売り、というように。
ただ、より重要なのは移動平均が示す相場の方向です
ボリンジャー氏「バンドを抜けたらむしろトレンドに順張りだよ!」
つまり、ボリバンのバンドを抜けたならばむしろその方向へ順張りするべきだと主張しているわけです。
当ブログで紹介しているボリバン手法も、基本的には「順張り」がメインです。
当ブロブのオリジナル特典である「SQI」も順張り用のインジケーターです。
SQIは、ボリバンのバンド(±1σ)抜けをわかりやすく描写してくれる便利インジケーターです。SQIを使ったトレード方法は、バンド抜けを確認して順張りで仕掛けるというもの。
日本国内の多くのFX書籍・メディアがボリバンの間違った使い方を教えている…
ボリンジャーバンドを開発した張本人が、「ボリバン逆張りトレードは間違った使い方だ」と述べているにもかかわらず、日本国内の多くのFX書籍(特に初心者向け)やWEBサイトが間違った使い方を解説しています。
つまり、ボリバンを逆張りで使う方法を”したり顔”で解説しているのです。もちろん中にはボリバン順張りトレードを解説しているものもありますが、残念ながらごくわずかです。
日本のFX業界のレベルの低さを物語っていますね。
逆張りよりも順張りで使ったほうが優位性は高い…
以前このブログで紹介した『Bollinger bands alerts & arrows 2.mq4』ですが、これはボリバンのバンドタッチで逆張り方向へのシグナルを出すものでしたね。

Bollinger bands alerts & arrows 2.mq4
レンジ相場ではそれなりの精度がありますが、トレンド相場ではボロボロです。
むしろトレンド相場での押し目・戻りを捉えるツールとして活用したほうが優位性が高まります。

パーフェクトオーダーでシグナルをフィルタリング

パーフェクトオーダーでシグナルをフィルタリング
詳しくはボリバンタッチでシグナル描写するインジケーターを紹介するよ!をご覧ください。
次回以降、ボリンジャーバンドを使ったFX手法(アイデア)をどんどん紹介していきますね!
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