インサイドバーを反転(トレンド転換)のサインとして活用する方法を紹介するよ!
インサイドバー(はらみ足)取引戦略の続きです。前回の記事はこちら。
インサイドバーについては以下の説明をご覧ください。
前回はトレンド継続中に出現するインサイドバー(はらみ足)で、順張りに仕掛ける手法を紹介しました。いわゆる「押し目買いや戻り売り」のタイミングをインサイドバーを目印にするというもの。
今回は、インサイドバーを反転(トレンド転換)のサインとして活用する方法を紹介していきますね。
インサイドバーには「継続」と「反転」2つのシグナルがある
まず大前提として、インサイドバーには「継続」と「反転」の真逆のシグナルがあることを知っておく必要があります。
インサイドバーが出現したときは、その前後の流れや重要なラインが近接しているかどうかを確認しつつ、「継続を示唆」しているのかそれとも「反転の予兆」なのかを判断しなければなりません。
この点がインサイドバーの難しいところです。
主要なラインが近接しているときに出現するインサイドバーは反転の予兆である
では反転の予兆をインサイドバーから読み取る場合の条件を解説します。
[box class=”glay_box” title=”反転を示唆するインサイドバーの条件”]
- 重要なサポートライン・レジスタンスラインに近接していること
- 重要なトレンドラインに近接していること
重要視される(注目されている)各種ラインに近接したタイミングでインサイドバーが出現したときは、トレンドが反転する可能性を示唆するシグナルとして注意深く観察する必要があります。
例えば上の図にあるように、サポートライン(支持線)付近でインサイドバーが出現した場合は、下落トレンドが反転し上昇する可能性を示唆します。
またレジスタンスライン(抵抗線)付近でインサイドバーが出現した場合は、上昇トレンドが弱まり、下落に転じる可能性を示唆します。
レンジ相場においても有効ですね。レンジ内を価格が推移するような相場で、上下のライン付近でインサイドバーが出現すれば、カウンターで仕掛けていきます。
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反転を示唆するインサイドバーを実際のチャートで確認
では実際のチャートで反転を示唆するインサイドバーを確認してみましょう。
USD/JPY(ドル円)の日足チャートです。108円に強めのサポートラインがあり、その付近でインサイドバーが、2回出現。どちらも首尾よく反転上昇しました。
同じくUSD/JPY(ドル円)の日足チャートです。レジスタンスラインが110円付近にありましたが、その付近でインサイドバーが2度出現しています。
一度目は強く反転しませんでしたが、二度目のインサイドバーではグッと下げましたね。
長期足ほど確度は高い
前回紹介した『レンド継続を示唆するインサイドバー』も今回の『反転を示唆するインサイドバー』も、長期足ほど確度が高いとされています。
最低でも1時間足以上、できれば日足以上で観察するのが望ましいでしょうね。
あくまでも目安であり、必ず予想通りに動くかと言えばそうではありません。インサイドバーが出現したら今後の相場の動きに一層注意を払って観察する…という意識で十分です。
その他のシグナルも合わせて、慎重に仕掛けていくことおをおすすめします。