FXでモメンタムって聞くけど、あれって何？！って思ったことありませんか？
今回は、FXのモメンタムについて以下の3つを詳しく解説していきますね。
- FXのモメンタムとは何なのか？意味は？
- FXのモメンタムの正しい使い方とは？
- FXのモメンタムを使った手法とは？
今回は『モメンタム』を取り上げるぞ。
使う機会はあまりないかもしれないが、シンプルな指標なのでとりあえず仕組みだけは覚えておこう。
FXのモメンタムとは何なのか？意味は？
モメンタムは英語でMomentumと書きます。本来の意味は以下の通り。
- 運動量
- 勢い
- 推進力
トレードでは、現在価格と過去の価格を比較し、その変化を分析して相場の勢いや方向性を捉えるためのテクニカルツールの一つとして使われています。
MetaTrader4にも標準で装備されているオーソドックスなオシレーター系指標の一つ。
Momentumインジケーター
相場の勢いや方向を分析するテクニカル指標は他にもたくさん存在します。例えば、ADXやストキャスティクスなど。
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FXのモメンタムの正しい使い方とは？
モメンタムの計算式は非常にシンプル（単純）です。単純に現在の終値とn日前の過去の終値を比較しているだけ（n＝9〜14）。
なので計算式は以下の通り。
上記計算式で算出した数値をグラフ化すると…
Momentumインジケーター
このようになるわけです。
モメンタムの見方は次の通り。
- モメンタムがプラス…上昇する勢いが優勢
- モメンタムがマイナス…下落する勢いが優勢
モメンタムインジケーターを単体で使うことはあまりありません。単体ではやや使いづらいのですね。そもそも、単純に現在の終値とn日前の過去の終値を比較しているだけなので、ほぼレートの動きに準じた動きをするからです。
では、どんな場合にモメンタムを使うのか？と聞かれれば、あえてモメンタムを使う必要はない…と答えます。なぜなら、モメンタムを含むオシレーター系テクニカル指標には、もっと使い勝手の良いツールがたくさん存在するからです。
などなど。
どうしてもモメンタムを使いたい、使わなければならない！という状況というのは極めて限られる（ほぼない）と考えられます。
FXのモメンタムを使った手法とは？
先に解説したとおり、モメンタムの使い所というのは正直多くありません。モメンタムに特化した手法は極めて少ないのですね。
あえて挙げるとするならば、トレンド転換の判断に使用するくらいでしょうか。
- モメンタムがゴールデンクロス（レベル100を下から上抜く）…上昇トレンドへ転換
- モメンタムがデッドクロス（レベル100を上から下抜く）…下落トレンドへ転換
とはいえ、モメンタムはレートの動きに直結しているため（当日の終値 － n日前の終値）、極めてセンシティブな動きをします。レベル100のGD（ゴールデンクロス）・DC（デッドクロス）は頻繁に発生します。ですので単純にモメンタムの動きだけでトレンド転換を推測するのは危険です。
やはり、他のテクニカル指標と併用することが望ましいですね。
モメンタムを単体で使うことはほぼないじゃろう。
さらに言えば、モメンタムを使うくらいだったらもっと有益なオシレータ指標（例えば、ADXやストキャスティクス、MACDなど）を使うことをおすすめするぞ。
