FXのニューヨーク時間(NY時間)って何時からだっけ?!って疑問に思ったことありませんか?!
今回はFXのニューヨーク時間(NY時間)について以下の2つのポイントを解説します。
- 日本とニューヨークの時差ってどれくらい?
- FX取引におけるニューヨーク時間(NY時間)とは?
FX取引では、各市場によって相場の動きが変わってくることもあるぞ!
特にNY市場のオープン時にはアメリカの重要な経済指標が発表されることもあるので注意が必要じゃよ。
日本とニューヨークの時差ってどれくらい?
まず覚えておきたいのが日本とニューヨークの時差です。
(=日本がNYより14時間進んでいる)
日本よりアメリカ(NY)のほうが東に位置するため、日本の方が14時間進んでいます(ニューヨークは日本より14時間遅れている)。
つまり、日本(東京)が1月1日の18時(午後6時)であれば、ニューヨークは1月1日の4時(午前4時)となります。
ニューヨークの時間を知りたい場合、単純に日本の現在時刻から14時間を引けばOK。
ニューヨーク時間
=18時(日本時間)ー14時間
=4時(NY時間)
夏時間と冬時間の違いに注意
FX取引におけるニューヨーク時間を考えるときは夏時間(サマータイム制度)を考慮する必要があるので注意が必要です。
サマータイム(=夏時間)
- アメリカ…3月第2日曜日から11月の第1日曜日まで
- オーストラリア…10月第1日曜日から翌年4月の第1日曜日ま
※サマータイムが北半球と南半球で異なります。
つまり、3月第2日曜日から11月の第1日曜日まではニューヨークを含むアメリカは、夏時間へ変更となるわけですね。
夏時間への切り替えタイミング(3月第2日曜日が始まるタイミング)で時計の針(短針)を1時間進めます。
一方、日本はサマータイム制度がないため、ニューヨークの夏時間帯は時差が1時間短縮されることになります。
つまり…
(=日本がNYより13時間進んでいる)
夏時間における日本とNYの時差は、(14時間から)13時間に短縮されるわけですね。
まとめると以下の通り。
日本とニューヨークの時差
- 冬時間で14時間
- 夏時間で13時間
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FX取引におけるニューヨーク時間(NY時間)とは?
次に、FX取引におけるニューヨーク時間(NY時間)について解説します。
厳密にニューヨーク市場のオープン時間やクローズ時間が決まっているわけではありませんが、アメリカの金融機関トレーダーが出勤する時間(アメリカ東部時間朝9時〜)から取引が活発になるので、現地時間の午前9時がオープンとされています。
終了時間は現地時間の17時〜18時です。
日本時間で考えると以下の通り。
冬時間(11月_第1曜日〜翌3月_第2日曜日)
- NY市場のオープン時間…日本時間 23時 ※時差14時間
- NY市場のクローズ時間…日本時間|翌朝 7:00 ※時差14時間
サマータイム時間では時差が1時間短縮されるため(14時間➔13時間)、以下の通り。
夏時間(3月_第2日曜日〜11月_第1日曜日)
- NY市場のオープン時間…日本時間 22時 ※時差13時間
- NY市場のクローズ時間…日本時間|翌朝 6:00 ※時差13時間
とはいえ、23時(22時)きっかりに市場がオープンするわけではなく、なんとなくその前後からNY市場(アメリカ市場)での取引が活発になるというだけの話なので、だいたいの時間を覚えておけば大丈夫です。
日本時間で21時〜22時(午後9時〜10時)頃から、NY市場での取引が徐々に拡大する…という程度に考えておくと良いでしょう。
市場はグラデーション・参加者もグラデーション
え、でもロンドン時間は16時からオープンするって聞いたことあるんだけど…?
しつこいようじゃが、厳密なオープン時間など存在しないのじゃよ。
ロンドンの金融機関が朝9時から始業するといっても、1時間前に出勤しているトレーダーなどたくさんいるのじゃからな。
それぞれの地域の金融機関のオープン時間が、各市場オープンの時間ではありません。何度も述べますが、市場のオープン時間は厳密には存在しません。
市場(取引)は24時間、途切れることなくずっと続いているからです。
ロンドンの金融機関が始業する前(1時間前)あたりから、為替市場参加者の属性が徐々に変化し、17時〜18時ごろにかけてトレーダー属性がほぼ入れ替わります。
もちろん17時を過ぎたからといって日本人トレーダーがゼロになるわけでもなく、その後も金融機関トレーダーも仕事をしているし、仕事を終えて自宅に戻ってからマーケットに参加する個人トレーダーもたくさんいますよね。
つまり、市場(と参加者)はグラデーションなのです。
きっちりと線引がされているわけではなく、地球の回転に合わせて徐々に市場参加者の属性(国)が変わっていくのですね。それに合わせて取引の主戦場も西へと移動します。
24時間で一周しまた東京に戻ってきます。これを月曜日から土曜日朝まで、1年中続けているのです(中東マーケットも含めれば月曜日〜日曜日まで途切れることなく)。