100億円の被害か? FXファンド「リミットインベステージ」

100億円の被害か? FXファンド「リミットインベステージ」

100億円の被害か? FXファンド「リミットインベステージ」

虚偽説明で集めた100億円が消えた…

ようやく金融庁が動いて表沙汰になってきましたね。証券取引等監視委員会からの連絡を受けて、金融庁がFX会社「リミットインベステージ」へ警告を行いました。

リミットインベステージは、900人前後から約100億円を集めていたようです。ところがそのお金が、ほとんど消失していたことが発覚しました。これは大きな事件になりそうな予感です。

虚偽説明で百億円集金か、FX業者に金融庁警告

2013年6月27日07時12分  読売新聞

外国為替証拠金取引(FX取引)による資産運用をうたい、顧客に虚偽の説明をして資金を集めたとして、証券取引等監視委員会は26日、ファンド運用会社「リミットインベステージ」(東京)について、金融商品取引法に基づき、適切な措置を取るよう金融庁に連絡した。

これを受け、同庁は同社に警告した。

同社関係者によると、関連する海外の別のファンドを利用するなどして、少なくとも約900人から約100億円近くを集めた可能性があるという。監視委も同様の情報を把握しているとみられ、今後実態解明を進める。

監視委によると、同社は今年5月頃までの約2年間に、FX取引で得た収益を分配するファンドへの出資を募集していたが、遅くとも昨年9月以降、出資金をFX取引とは無関係の経費に充てたり、複数の社外の関係者への営業報酬に流用したりしていた。

出資者は30歳代など若い世代の男性が多く、延べ約200人から数億円を集め、ほぼ消失した状態という。

引用:YOMIURI ONLINE

リミットインベステージ被害者掲示板も開設

リミットインベステージ被害者の会の掲示板も、複数設置されたようです。

リミットインベステージは、国内向けファンドHowdyファンドと海外ファンドTemeculaFXファンドを募集・運営していたようですが、どうやら海外ファンドであるTemeculaFXファンド運用が失敗がしたようですね。約60億円の大半(96%)を失ったというウワサです。

さらに、複数のファンド募集において、法律に抵触するような募集方法を行なっていたというウワサもあります。

証券取引等監視委員会によるリミットインベステージに対する検査結果

証券取引等監視委員会がリミットインベステージを検査した結果も、ネットで確認できます。

問題とされている点は、以下の3つです。

  1. ファンド勧誘時に虚偽説明していること
  2. 集めたお金を運用せずに、自社の経費に充てていたこと
  3. 無登録業者を使って勧誘(委託)

無登録業者を使ったり虚偽の説明で出資金を集め、その上実際には運用せずに会社の経費に充当…とても残念な行為ですね。

これは詐欺なのか?

現時点では詐欺なのかどうか、全くわかりません。純粋にファンドとしてお金を集め、ファンド運用に失敗して資金の大半を失ったことが事実であれば、詐欺事件として立件することは難しいでしょうね。以前の記事でも、詐欺事件の立証の難しさについて触れました。

前にも書きましたが、詐欺の構成要件は、全部で4つあります。

  1. 一般社会通念上、相手方を錯誤に陥らせて財物ないし財産上の利益の処分させるような行為をすること(欺罔行為又は詐欺行為)
  2. 相手方が錯誤に陥ること(錯誤)
  3. 錯誤に陥った相手方が、その意思に基づいて財物ないし財産上の利益の処分をすること(処分行為)
  4. 財物の占有又は財産上の利益が行為者ないし第三者に移転すること(占有移転、利益の移転)

上記の4点を全て満たすことが必要とされています。特に重要なのは1番目です。加害者側に騙す意識があったかどうか?という点です。ここが立証できなければ、詐欺として立件することは難しくなります。

リスクが見えていたのか?

それにしても多くの30歳代の男性投資家が、今回のファンドに飛びついたようですね。

出資者は30歳代など若い世代の男性が多く、延べ約200人から数億円を集め、ほぼ消失した状態という。

(2013年6月27日07時12分  読売新聞)
引用元:YOMIURI ONLINE

彼らは、ファンド委託運用のリスクが見えていたのでしょうか?おそらく大半の投資家は、月利○%!、年利○○%! などという甘い勧誘に目が眩んだのではないでしょうか?

ファンド運用の最大のリスクは、資金を全て失うことです。その覚悟が本当にあったのか?あれば大事なお金を預けたりしないでしょう。

リミットインベステージ被害は決して他人ごとではない

今回のリミットインベステージ被害ですが、決して他人ごとではないと思っています。ファンド被害には、友人知人からの勧誘も多く含まれます。つまり身近な人からの勧誘ですね。特に若い世代ほどその傾向が大きいようです。

しかも、勧誘する側(友人・知人)も、本人は良かれと思って勧めてきます。そして成功事例(利回りや配当金など)を見せられるため、疑わず信用してしまうのでしょう。

とにかく美味しい話などこの世にありません。あったとしても絶対にあなたや私が知ることはありません。選ばれた少数の特権階級の人間だけがひっそりと運用している、というのが事実です。

もしもあなたに美味しい投資話が舞い込んできたら、リスクと利益のバランスをしっかりと見極めるべきです。この世にリスクとリワード(利益)のバランスが取れていない投資話など存在しません。利益が大きければ、その分だけリスクも増します。このことを心に刻んでおきましょう。

 

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