ソーシャルサポートの実質的経営者が逮捕
2014年1月29日のNHKニュースからの情報です。東京都中央区にあるFX投資会社「ソーシャルサポート」の実質的経営者が逮捕されました。容疑は、無登録でFXファンドへ投資勧誘した金融商品取引法違反の疑いです。同様のニュースは過去にもありましたね。
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1200人から25億円を集めていた
警察の調べによれば、ソーシャルサポートは、FXファンド勧誘の名目で平成20年から4年半ほどの間に、全国約1200人の投資家から計25億5000万円あまりを集めていたそうです。大きな事件になりそうです。
調べてみると、ソーシャルサポートに関する情報がいくつか出てきました。
- 投資業者、株式会社ソーシャルサポートに関する情報求む
- 記事の続報~投資業者、株式会社ソーシャルサポートの黒幕は宇城由次
この宇城由次氏という人物は、今日のNHKニュースでも「ソーシャルサポート」の実質的経営者として、テロップが表示されていました。
関東財務局からの警告はすでに出ていた
ソーシャルサポートですが、実は平成24年11月9日の時点で、関東財務局より無登録で金融商品取引業を行っている者に対する警告が発せられていました。
出典:https://kantou.mof.go.jp/content/000042721.pdf
この警告が発せられたのは平成24年11月ですので、いまから1年以上前です。なぜ1年も経過してから実質的経営者が逮捕されたのか?もしかすると大きな詐欺事件に発展する可能性もありそうです。
ファンド名は「FXファンド3号」
一部のニュースによれば、ソーシャルサポートが勧誘したファンドの名前が「FXファンド3号」。FXファンド3号は高金利での1年満期商品だそうです。おそらく高齢者を狙って勧誘をしていたのかもしれません。この事件は、ある女性高齢者が銀行で大金を引き出しているのを、不審に思った銀行員が警察に連絡をしたことから発覚したそうです。
自殺者した出資者
このFXファンドでは、過去にトラブルもりました。2000万円以上を出資した静岡県の主婦は、FXファンドのトラブルに巻き込まれ、誰にも相談できずに自ら命を絶ちました。痛ましい事件です。この件では、現在、損害賠償請求訴訟が起こされています。
自転車操業と使途不明金
ソーシャルサポートが集めたお金の半分は出資者への還元に使用していた、いわゆる自転車操業状態だったようですね。そして多額の使途不明金も存在し、私的に流用されていた疑いもあるそうです。
- 無登録でFX募る、県警など容疑の経営者ら逮捕/(ヤフーニュース)
本当であれば、詐欺として立件されるかもしれません。