『読みなよ。- FXブログ』FX勉強会の運営者(milk氏)が自死か?
本サイトの読者様より、『読みなよ。』運営者(milk氏)が自死(自殺)したという情報について何か知っているか?と問い合わせがありました。
噂の元は、2021年7月26日に予約投稿された死にます。(予約投稿) | 読みなよ。記事です。
死にます。
私は2021年7月24日の夜に首を吊って死んでいるはずです。
札幌のタワーマンションで自殺しているはずです。
引用:死にます。(予約投稿) | 読みなよ。
その後、ブログやYou Tubeの更新はストップ。運営者(milk氏)の消息は不明です。
『読みなよ。- FXブログ』とは?
FXブログとしては、かなり知名度の高い『読みなよ。- FXブログ』。
- リンクはこちら → https://11235813213455.net/
運営者はFXトレード歴10年のmilk(ミルク)氏。本名は不明です。トレードのみで最高6億円を稼いだ(自称)とされるFXトレーダーです。
You Tubeチャンネルの登録者数は8万人弱。多くの動画が数万回再生されていて、人気の高さをうかがわせます。
フィボナッチやエリオット波動、ライントレードを得意とし、自身のロジックやストラテジーをブログやYou Tube動画内で解説しています。
さらに勉強会と称した「FXスクール(有償)」も運営しており、定期的に受講生を募集。入会金は30万円です(プラス月額5,000円)。
”FX勉強会”元参加者による告発&公開質問状
milk氏が自死すると宣言した真意は不明ですが、自死記事内で触れられた元勉強会参加者に対する呪詛(じゅそ)から、おおよその経緯を読み取れます。
●●●さん(本名、携帯電話番号)の勝ちです!おめでとう!
(中略)
何があなたを人殺しにさせたのか?
(中略)
なぜ、あなたが現在そこまで凶暴になってしまったのか。
引用:死にます。(予約投稿) | 読みなよ。
※個人名や個人の電話番号がそのままブログに書かれていますので伏せ字にしています。
上の引用記事内にてmilk氏から名指しされているのは、「読みなよ。勉強会」元参加者のひとりです。
元参加者が自身のブログ内で、「読みなよ。勉強会」に対する疑念を呈し、公開質問状を掲載したのが2021年1月〜2月。詳しくは以下の記事をお読みください。
- 読みなよ。FX勉強会についての私の意見(2021年1月25日)
- 読みなよ。FX勉強会主催者、milk氏に対する公開質問状(2021年2月5日)
公開質問状で提示された項目は以下の4点。
- milk氏の実績や経歴(最高6億円、10年以上の専業トレーダー)に対する疑念(=裏付け一切なし)
- 頓挫した海外高配当投資案件勧誘の責任逃れ(=謝罪なし・関連サイト削除)
- 多額の入会金を払わせているのに特商法表記が不十分
- 参加者に対するプライバシー侵害
その後も継続的に「読みなよ。勉強会」に対するネガティブ意見をブログに掲載。元参加者のブログには多くのコメントが集まっています。その多くが告発者に賛同する意見ですが、中には告発者を中傷するようなコメントもちらほら…。告発ブログをきっかけにmilk氏に対する返金請求の準備もすすめられていたようです。
だんまりを決め込んだmilk氏の突然の「自死宣言」
一方のmilk氏は「だんまり」を決め込みました。公開質問状に対する反論や証明は一切ありません。
そして2021年7月、突然の「自死宣言」と勉強会サイトの閉鎖。
以後消息不明となります。
関係者の多くは戸惑いを隠せないようです。自死の真偽も不明であるため、釈然としない状態が現在も続いています。
【2024年5月版】優位性の高いFX商材 Best4
投資勉強会(スクール・塾)の存在意義が改めて問われた出来事だった…
有名なFX勉強会が、主催者の突然の自死(?)という形で幕を閉じました。FX勉強会でどのようなレクチャーが開催されていたのかは、第三者は知る由もありません。詳しく知りたい方は先に挙げた告発ブログをお読みください。
今回の一連の出来事で、投資勉強会(スクールや塾)の存在意義が改めて大きく問われました。
FX勉強会やスクールに参加して本当に勝てるようになるのか?
FX勉強会やスクール主催者(コーチ)の実力は本当なのか?
FX勉強会やスクールに参加する意味はあるのか?
FX勉強会やスクールはそもそも必要なのか?
FX勉強会やスクールが、単なる金儲けの道具になっていないか?
FX勉強会(スクールや塾)は本当に必要でしょうか?
FX勉強会は必要か?
投資(トレード)は孤独な作業です。すべての決断を自分自身でおこなわなければなりません。決断した結果を受け入れるのも自分自身です。間違った決断をして損失が出れば、その責任は自分にあります。トレードは選択と決断の連続です。決断した結果(失敗)を自ら受けいれる必要があるため、精神的に非常に辛い経済活動です。
その辛さに耐えられなくなると、誰かに頼りたくなります。頼れば、失敗したときに誰かのせいにできるから…。勝てない投資家が群れたがる心理はここにあります。
勝てない人ほど群れたがります。仲間を作ったり、スクールに入会したり、特定の先生を崇めたり、コピートレードにハマったり…。とにかく誰かに依存したがるのです。
真に勝っている人は群れません。情報交換程度のことはおこなうかもしれませんが、手法やロジックは、自らの血と汗とお金を大量に流しながらひたすら孤独に作り上げていきます。優位性の高いロジック(市場の歪みを狙う方法)はあるかもしれませんが、それらが永続的に通用すると考えるのは幻想です。変動する相場に合わせて自身の手法も変えていくことが求められます。聖杯など、どこにもないのです。
投資は一般的な勉強と違って「正解」が存在しません。さらにいえば、各人のトレード環境(資金量、時間、性格)も異なるため、同じ手法やロジックが他人にも通用することは稀です。
勉強会やスクールで得られる唯一まともな情報は、体系的な基礎知識だけ。そんなものは入門書(書籍)やWEBで十分です。
投資における”生存者バイアス”を考えない残念な人々
勝てる(とされている)ストラテジーやロジックは、単にその人の成功事例にすぎません。同じ手法を使ってあなたが勝てるようになる保証など、どこにもありません。
雑誌やネットに蔓延する「私は◯◯◯手法で1億円稼いだ!」という類の情報(成功談)の裏には、同じ◯◯◯手法を使って失敗した無数の人の話が無視(スルー)されている事実があります。
これが、生存者バイアス。
生存者バイアス(せいぞんしゃバイアス、英語: survivorship bias、survival bias)または生存バイアス(せいぞんバイアス)とは、何らかの選択過程を通過した人・物・事のみを基準として判断を行い、通過に失敗した人・物・事が見えなくなることである。選択バイアス(英語版)の一種である。
生存者バイアスの例として、ある事故の生存者の話を聞いて、「その事故はそれほど危険ではなかった」と判断するという事例がある。それは、話を聞く相手が全て「生き残った人」だからである。たとえ事故による死者数を知っていたとしても、当然死んだ人達の話を聞く術はなく、それがバイアスにつながる
引用:Wikipedia
「エリオット波動で勝率70%超え!月200万円!」と解説される手法の裏には、同じエリオット波動手法でボロ負けしている無数のトレーダーが存在しています。偶然成功した者や偶然上手くいった話だけにスポットライトが当てられ、多くの失敗者や退場者には誰も目を向けません。
その事実に気付かず、偶然成功したトレーダーや手法を真似しても上手くいくわけがありません。
実は投資成功者でさえも、自分が成功したのは「偶然」ではなく「必然=自分の実力」だったと思い込んでしまうのですね(真の投資成功者の多くは相場に対して常に謙虚です)。
自分に実力があると思い込んで”勘違いした成功者”が投資スクールを開き、授業料を取ってレクチャー。初心者を露骨に見下し、上から目線で再現性の低い手法を教え込む。百害あって一利なしです。
投資勉強会に頼って勝てるようになるか?と問われれば、それは断じて「ない」と答えます。勉強会で勝てるようになった人は、勉強会に入らずとももともと勝てる努力・自己研磨をできる人です。彼らにとって勉強会はきっかけにすぎません。
勝てる努力を継続できない人が勉強会やスクールに入ったところで、勝てるようになるほど相場は甘くありません。
FX情報商材も同じです。買ったから勝てるようになる、は幻想です。FX商材は様々なアイデア(優位性)のヒントであり断片的な知識です。それらをどのようにして自分のトレードに組み入れるのか?仮説検証を繰り返しつつ自分だけのオリジナルストラテジーを組み立てることができる人、彼らにだけ相場の女神がほほえんでくれるのです。