仮想通貨は必ず衰退する!?
毎日のようにメディアを賑わす「仮想通貨」。
最近では、昨年「仮想通貨取引」で億万長者になった人が331人だったと国税庁が発表したばかりです。
さらには、弱冠23歳という若さで、借金1億円から「仮想通貨取引」で一気に億り人を達成した女性の登場など、ネタが尽きない仮想通貨業界です。
これらのニュースをみて、改めて「やっぱり仮想通貨は儲かる!」と思ったユーザーも少なくなかったのではないでしょうか。
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仮想通貨はたんなる”幻想通貨”だ!と喝破
今回は、そんな仮想通貨バブルに警鐘を鳴らす人物をご紹介します。
元国税調査官の大村大次郎氏です。
彼は、元国税調査官という異色の経歴を持つ節税のプロフェッショナルです。税金や節税に関する多くの著書があり、かなり際どい(脱税に近い?)節税法などを紹介することで人気を博しています。
彼は2018年1月初旬の時点で、仮想通貨に未来はないと断言しています。
仮想通貨は、その価値に実体の裏付けがない「幻想通貨」であり、過去に起きた一過性の「記念切手ブーム」となんら変わりがないと述べているのです。
実体のないものに価値を見出して幻想を抱いているにすぎないということです。
ちなみに、ビットコインは、今後発展するでしょうか?私は、しないと思います。
仮想通貨というのは、非常に小難しい理屈を用いて、さも非常に信用のある通貨のような喧伝をされています。が、仮想通貨というのは、「幻想通貨」といえるもので、その通貨の価値には、実体の裏付けがありません。
(中略)
ビットコインは、どんなに小難しい理屈を並べ立てても、幻想通貨であることには変わりありません。そして喧伝されているように「他の通貨よりも使いやすい」などということは、決してありません。これだけ価値が上下する通貨が、通貨として使いやすいわけはないのです。
今は、世界中の注目が集まっているので、価値は上昇していますが、そのうち、破たんに近い状態が起きるのではないか、と筆者は思っております。
この発言と時期を同じくしてビットコインは最高値をつけ、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いを見せていました。
その後は、多くの方もご存知のように大半の仮想通貨が大暴落を起こします。
現在の仮想通貨相場は「どろ船」から逃げ遅れた人々によって形成されているにすぎない
仮想通貨が、その価値に実体の裏付け(担保)がない以上、いつでもゼロ(無価値)になる可能性を秘めていると述べています。
ではなぜ今、ビットコインを始めとする仮想通貨がゼロになっていないのか?
この点においても大村大次郎氏は独自の見解を述べています。
なぜ仮想通貨の値は持ちこたえているのか?
機関投資家やプロの投資家であれば、投資対象の相場が崩れたとき、一定の水準に達すれば、思い切って全部処分します。多少、損をしていたとしても、それ以上の大損をしないためです。だから、普通の金融取引市場では、ある銘柄が一旦、暴落すればあっと言う間に底値に達したりするのです。
しかし、仮想通貨の場合、「多少、損をしていたとしても、それ以上の大損をしないために処分する」という法則性を持っていない投資家がほとんどです。それがかえって功を奏し、今のところ底値には至っていないのです。逆に言えば、現在の仮想通貨相場は、逃げ遅れた人たちによって形成されているとも見ることができるのです。
今の仮想通貨相場は、バブルに乗り遅れた人やバブル後に参入した残念な人々の「執着」によって、なんとか息をしている状態だというのです。
仮想通貨という「どろ舟」逃げ遅れた人々によって、ギリギリ持ちこたえているのが、今の仮想通貨相場の現状…なかなか厳しいご意見です。
”黄金の船”だと思って乗船したら、実は金メッキを貼った”どろ舟”だった…というオチ
「仮想通貨には価値がある」と思っている人が、今後ますます少なくなってくれば、その価値を支えることは困難になります。
架空通貨であるため、価値の裏付け(担保)がなにもないのも事実です。
”黄金の船”だと思って乗船したら、実は金メッキを貼ったただの”どろ舟”だった…というオチにならなければ良いですね。