元FXCMジャパン社長監修 仮想通貨アービシステム『T・F・A』検証とレビュー
FXCMジャパン(現楽天証券)の元社長であるT氏が、新たな商材をリリースしました。
販売元:合同会社クリプロ
発売日:2018/11/08
メディア:ツール:仮想通貨サヤ取りツール
公式サイト:https://arbitrage-tfa.com/
T氏はFXCMジャパンの元社長という肩書で、以前にもFX商材をリリースしていましたね。その時の商材が、プライス乖離FX(2015年)です。レビュー記事はこちら。
プライス乖離FXから3年、T氏が新たに仕掛けるのは仮想通貨アービトラージシステム『T・F・A』です。
販売元:合同会社クリプロ
発売日:2018/11/08
メディア:ツール:仮想通貨サヤ取りツール
公式サイト:https://arbitrage-tfa.com/
元FXCMジャパン社長監修 仮想通貨アービシステム『T・F・A』でできること
市場の歪みから利ざやを狙う”アービトラージ”
『T・F・A』は、いわゆる仮想通貨のアービトラージ(裁定取引)です。
アービトラージとは、市場における価格差を利用して「利ざや」をすばやく抜く手法です。サヤ取りとも呼ばれます。簡単な図にすると次の通り(下図は一例です)。
上の図は、仮想通貨アービトラージの最もシンプルな取引にすぎません。その他にも価格差を利用した取引(アービトラージ)には様々なパターンが存在します。
価格差(サヤ)の収束を狙うアービトラージが『T・F・A』
別のパターンのアービトラージ手法を紹介します。
- 価格の安いA取引所でBTC(48万円)を買う
- 価格の高いB取引所でBTC(50万円)を空売りする
- 価格差の乖離が収束するタイミングを待つ
- 価格差が収束したタイミング(49万円)でBTCを決済する
- 48万円→49万円=1万円の利益、50万円(空売り)→49万円=1万円の利益、合計2万円の利益
このパターンでは送金をおこなわないため、手数料が不要です。仮想通貨アービシステム『T・F・A』で取り組む手法はこのパターンです。価格差が生じた仮想通貨をシグナル配信(メール等)で知らせてくれる商材、それが仮想通貨アービシステム『T・F・A』です。
自身でアービトラージするには、あらゆる取引所の価格差を常時監視する必要があります。仮想通貨アービシステム『T・F・A』は、あなたに代わってシステムが価格差の常時監視をおこない、価格差発生を自動的に知らせてくれるわけです。
実際の取引イメージの動画がありますので御覧ください。
販売元:合同会社クリプロ
発売日:2018/11/08
メディア:ツール:仮想通貨サヤ取りツール
公式サイト:https://arbitrage-tfa.com/
そもそもアービトラージって?
一般的に、同じ価値を持つ商品は価格差が生じません。東京で買う「うまい棒」と鹿児島で買う「うまい棒」は、基本的にどちらも10円(税別)です。
- 東京の「うまい棒」…10円
- 鹿児島の「うまい棒」…10円(価格差はゼロ)
ところが、市場というのは常に流動していて、そこに「歪み」が生じます。東京で買う「うまい棒」が10円だったとしても、一部の地域では「うまい棒」の流通量が少なくなってしまい、その結果「うまい棒」が高騰する(プレミアが付く)こともあります。つまり、ある地域(たとえば青森)で「うまい棒」が15円になることもあり得るわけです。
- 東京の「うまい棒」…10円
- 青森の「うまい棒」…15円(価格差は5円)
当然、この価格差を利用して儲けようとする人が存在します。東京で仕入れた「うまい棒」を青森で売れば、差額の5円が儲かります。
これが、アービトラージ(裁定取引)の基本的な考え方です。
市場の歪みは常に補正される運命にある
同一時期に生じた価格差を利用して、割安な方を買い、割高な方を売れば、価格差分の利益が出ます。
価格差が歴然としているわけですから、そのタイミングで取引できれば、確実にほぼ100%儲かります。まさに夢のような投資(=聖杯)です。
アービトラージの歴史は古く、様々な投資において活用されてきました。古くは穀物相場から始まり、商品先物、FX、ブックメーカーなど。ところが…アービトラージで財をなしたという人は、それほど多く聞きません。何故でしょうか?
それは、市場の歪みは常に(瞬時に)補正される運命にあるからです。
価格差が生じる原因ですが、地域的な要因であったり、需要と供給のバランスだったりと様々です。その価格差を虎視眈々と狙う者がいて、利ざやを稼ごうとしているわけです。ところが、その利ざやに群がる者が増えれば増えるほど、価格差は埋められていくのです。最終的には価格差はゼロになります。グローバル化・情報化が進めば進むほど、歪みが補正されるスピードは速くなります。
こうして、市場の歪みは「神の見えざる手」によって瞬時に調整され、平準化されてしまうのです。
仮想通貨はアービトラージ向きと言われるが…
さて、仮想通貨アービトラージに話を戻しましょう。仮想通貨取引においては、価格差が生じやすいと言われています。その理由は、仮想通貨取引がそれほど多くないことに起因します。結果的に、仮想通貨取引に参加する者の需給バランスが各取引所ごとに異なるという現象が生じます。
A取引所では48万円で取引されているのに、B取引所では50万円で取引されている…ということが頻繁に発生します。
各取引所における需給バランスが異なるからこそ、生じていた価格差ですが、この価格差を狙うアービトラージ(=サヤ取り)をおこなうプレーヤーが増えれば増えるほど、この価格差は瞬時に埋められていく運命にあります。まさにスピードを競う情報ゲームです。
販売元:合同会社クリプロ
発売日:2018/11/08
メディア:ツール:仮想通貨サヤ取りツール
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元FXCMジャパン社長監修 仮想通貨アービシステム『T・F・A』の欠点
まず『T・F・A』のデメリットについて解説します。以下の欠点が許容できない人は買うべきではないでしょう。
すべては”タイミング”と”スピード”次第…
アービトラージは、瞬間的な市場の歪みを狙う手法です。歪みは常に生じているわけではなく、偶発的に生じます。そのタイミングを逃さずにすばやく取引することが絶対的に求められます。情報の鮮度と取引スピードが命です。
少しでも遅れれば、歪みが補正されサヤが閉じてしまうのです。取引タイミングが悪ければ、損失が発生することもあります。この点をしっかりと理解しておく必要があります。スピートと情報が命のスリリングなマネーゲーム、それがアービトラージの本質です。
また、『T・F・A』という監視システムに依存するため、システムに不具合や遅延があればリスクは瞬時に増大します。
参加者が増えれば増えるほど「うまみ」はなくなる
瞬間的な歪み(サヤ)は、取引所間の需給バランスの差によって生じます。しかしこの「サヤ」を狙う者が増えれば増えるほど、その需給バランスは平準化されていきます。まさに市場原理ですね。
結果的に、サヤ取り参加者が増えれば増えるほど、そのうまみは減っていく傾向にあるのです。今は通用しても、いずれは通用しなくなる可能性も視野に入れておくべきでしょう。
T氏が取引していた時代(1年前)と今とでは、仮想通貨取引市場への参加者の数は雲泥の差です。このことが何を意味するのか、理解するべきです。
利益を狙えるアービトラージの発生率はそれほど高くはない
大きな利益を狙えるサヤが発生する確率は思ったほど高くはありません。これは考えてみれば当たり前の話です。A取引所で40万円だったものが、同じタイミングで50万円(価格差10万円)ということはまずありません。せいぜい、1〜2万円程度の価格差です。しかも、その価格差は一時的なもので、すぐにそのサヤは市場原理によって収束します。さらに小さな価格差は頻繁に生じますが、その程度のサヤでは小遣いの足しにもなりません。
結果的に、あなたが思うほど儲かるわけではないのです。もちろん掛け金(元手)にもよりますが、労力の割に得られる利益は大きくないという事実をしっておくべきです。
歴史は繰り返す(サヤ取りが禁止される可能性もある)
サヤ取り(アービトラージ)は、様々なマーケットでおこなわれてきた必勝法です。誰かが儲かれば、その裏で誰かが損をしています。市場の歪みにつけ込む手法を快く思わない者もいるわけです。
その結果、サヤ取りが禁止されるという対策も過去に何度も取られてきました。FXやCDFにおいても海外業者は複数口座を利用した両建て取引を禁止しています。遅延やレートエラー(飛び)による取引も無効とされます。こっそりやってもバレれば利益没収、最悪の場合は口座凍結です。
ブックメーカーでは、大半の取引所で実質的にサヤ取りを禁止(=MAXベット規制)しています。サヤ取りをやっていると推測される勝率の異常に高いユーザーが狙い撃ちされ、MAXベット規制という制限をかけられてしまっています。
仮想通貨取引においても、同様の規制が今後おこなわれる可能性はゼロではありません。それは来年かもしれませんし、来月かもしれませんし、明日かもしれないのです。
- すべては”タイミング”次第…
- 参加者が増えれば増えるほど「うまみ」はなくなる
- 利益を狙えるアービトラージの発生率はそれほど高くはない
- 歴史は繰り返す(サヤ取りが禁止される可能性もある)
元FXCMジャパン社長監修 仮想通貨アービシステム『T・F・A』の評価点
次に『T・F・A』の評価できるポイントを解説します。
煩雑で面倒な監視作業を代行してくれる
仮想通貨アービシステム『T・F・A』の仕組みはシンプルであり、目新しい手法ではありません。『T・F・A』の最大のメリットは、煩雑で面倒な取引所監視をシステムが代行してくれることです。24時間常時監視し、サヤ発生を瞬時に知らせてくれるわけです。ここに相応の対価を払う、それが『T・F・A』に参加する意義といえます。
リスクが低くほぼ確実に利益を出せる(理論上は100%)
仮想通貨アービトラージは、リスクが限定され確実に利益を手にすることのできる数少ない手法の一つです。たしかに大きな利益は狙えませんが、ストレスなしでコツコツ利益を狙いたいならば、取り組んでみても楽しいかもしれません。情報とスピードが求められる取引なので、ちょっとしたマネーゲームとして楽しむならアリでしょう。
- 煩雑で面倒な監視作業を代行してくれる
- リスクが低くほぼ確実に利益を出せる(理論上は100%)
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元FXCMジャパン社長監修 仮想通貨アービシステム『T・F・A』総合評価
【結論】仮想通貨のサヤ取りは”聖杯”でもなんでもない
市場の歪みは”神の見えざる手”によって瞬時に埋められる運命にある
そのことを知った上で”お小遣い稼ぎ”に徹するならばアリかも…
当たり前の話ですが、世の中に”絶対に儲かる”話などありません。あったとしても、私達平民が、たかだか数万円で手にすることができるなど、決してありません。それがこの世の摂理です。
理論上は確実に儲かるアービトラージですが、市場の歪みは必ず修正され、開いたサヤは瞬時に収束します。つまり、儲かるように見えてもそのタイミングや利ざやはあなたが思うほど多くもなく、せいぜいお小遣いの足しになる程度です。
もちろんあなたが数千万円規模の資金をサヤ取りにつぎ込めるならば話は別です。しかしせいぜい多くて数百万円程度の資金しかないならば、労多くして功少なし…となります。数十万円程度の資金ならば、それこそやるだけ無駄です(雀の涙ほどしか儲からない)。
アービトラージは理論上100%儲かる仕組みなので、意外と頭の良い人ほど前のめりになります。過去にはブックメーカーのアービトラージで巨額の投資詐欺「スピーシー事件」が発生したことをご存知ですか?
スピーシー事件とは…アービトラージを必勝法(聖杯)に見せた勧誘によって、多くの消費者が騙された事件です。
イギリスのブックメーカーのスポーツブックを利用した裁定取引(「スポーツブックアービトラージ投資」)を行うことにより,「毎月数%の高い利益を恒常的に得られる」と喧伝して出資を募ったが,ある時点で取引が破綻したことが告げられ,出資金が返金されないという事案。
アービトラージを活用して仮想通貨取引をおこなうならば、ギャンブル・ゲームとして取り組むことをおすすめします。少額でコツコツ楽しむならば刺激的なゲームです。
- 煩雑で面倒な監視作業を代行してくれる
- リスクが低くほぼ確実に利益を出せる(理論上は100%)
- すべては”タイミング”次第…
- 参加者が増えれば増えるほど「うまみ」はなくなる
- 利益を狙えるアービトラージの発生率はそれほど高くはない
- 歴史は繰り返す(サヤ取りが禁止される可能性もある)
元FXCMジャパン社長監修 仮想通貨アービシステム『T・F・A』を購入するべき人
- ゲームとして楽しめる人
- コツコツと続けられる人
- 少額を狙ってリスクを抑えられる人
元FXCMジャパン社長監修 仮想通貨アービシステム『T・F・A』を購入してはいけない人
- 大金を狙っている人
- 確実に儲かると思い込んでいる人
販売元:合同会社クリプロ
発売日:2018/11/08
ツール:仮想通貨サヤ取りツール
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