聡明なボビー・オロゴン
タレントのボビー・オロゴンさんが、トレーダー(投資家)というもう一つの顔を持っていることを知っている人は多いと思います。彼のテレビでのオトボケキャラに騙されてはいけません。彼はエリートであり、非常に頭の良いビジネスマンです。
ボビー・オロゴンの経歴
- 1973年4月8日生まれ
- ナイジェリア連邦共和国出身
- ナイジェリアの国立大学経済学部卒業
- 父親は貿易会社社長
- 英語、フランス語、日本語、ナイジェリア語(ヨルバ語)の4か国語を話す
- 日本に来日後、タレント活動の傍ら、株やFXなどの投資を趣味としておこなう
彼の投資歴は8年以上もあり、アベノミクスの上昇相場では、日経平均先物で儲けたお金で別荘を買ったことでマスコミにも取り上げられています。
彼のトレードを軽く取材したテレビ番組(有吉ゼミ)がこちらです。
【2024年5月版】優位性の高いFX商材 Best4
FXトレードバトルに参戦しているボビー・オロゴン
そんな彼が、ザイFXが主催するトレードバトルに参戦しています。その名も「FX毎日バトル」です。
期間は2014年11月1日から2015年5月31日までの半年間です。参加者はボビー・オロゴンさんの他に、
- ひろぴーさん
- 福田萌さん
- 田畑昇人さん
- こうちゃんママ★さん
田畑昇人さんといえば、最近『東大院生が考えたスマートフォンFX』という書籍を出版しています。
東大院生が考えたスマートフォンFX 定価:1,512円
5人中3人が元本割れ…
合計5人でのバトルとなっています。直近の成績グラフはこちらです。
https://zai.diamond.jp/articles/-/172779
ご覧のとおり、3ヶ月半経過して元金の30万円を上回っている参加者は5人中たった2人という、惨憺たる結果です。たしかに相場としては難しい状況が続いていますので、なかなか大変な時期でのトレードレースだと思います。
ボビー・オロゴンさんの成績を見ると、1月中旬まで右肩下がりで資金を失っていますが、このところ少しだけ持ち直しているようです。
見た目と裏腹の、”堅実で手堅いトレード”
FXトレードバトルでは今ひとつなボビー・オロゴンさんですが、これはこのレースのルール縛りがあるからだと思います。このFX毎日バトルでは、資金の追加が認められていません。つまりスタート時の30万円を使うことしかできないのです。
しかしボビー・オロゴンさんのこれまでの投資スタイルを調べると、かなり大胆なトレードをおこなっています。勝負に出るタイミングがあれば、思い切って勝負するタイプですね。
また、彼のトレードスタイルはテクニカル一辺倒ではなく、ファンダメンタルズを重要視するスタイルであり、その点においては堅実性を兼ね備えています。日本経済新聞WEB刊に、彼のインタビュー記事が掲載されています。
投資をやるなら世界を見ないとダメです。
日本の人口は1億2000万人だけど、世界は70億人。日本の大企業は、日本で収まろうとしなかったから大企業になったんです。
日本から見る日本と、海外から見る日本は違います。
世界経済をひとつの家族だとすると、「お父さん」はどこだと思います? ダウ(米国)だろ? 「お母さん」は? そう、日経平均株価だ。
お父さんのことを分かっていれば、お母さんのことももっと分かりやすくなる。じゃあお兄さんは? 弟は?
世界のつながりに詳しくなってくるとお母さんの動きが見えるよね。そのときが勝負だ。引用:日本経済新聞WEB刊
情報はスマートフォン(スマホ)やタブレットで常にチェックしています。
ブルームバーグや日経の電子版も見ますね。世界は24時間動いていますから。
夜中に世界の動きをのぞき見すれば朝の日経平均の動きはだいたい見えます。
予想を外したことはないです。下がると思ったら売っておけばいくら下がっても大丈夫。紙の新聞も一通り目を通します。
日経は難しいってよく言われる? みんな考えすぎです。僕なんか日本語が読めなかったころも日経だけは読めてたよ(笑)。引用:日本経済新聞WEB刊
投資で大事なのは勝負する時機を見極めることです。
今はみんなバブリーだけど、僕はみんなが盛り上がってるときには様子を見ていたいタイプ。引用:日本経済新聞WEB刊
いかがですか?テレビでみる”おとぼけキャラ”からは想像できないほどの、投資家としての顔をのぞかせています。日経新聞の取材記事なので日経の太鼓持ちみたいな記事になっていますが、それでもなかなか言っていることは”まとも”です。
もちろんファンダメンタルズだけを見ていてもダメで、結局勝負するタイミングで勝負できるかどうか?という度胸も必要です。
日本経済新聞WEB刊の《私の投資論》というコーナーは、様々なジャンルで活躍している人がインタビューを受けていて、読んでいてとても興味深いです。不定期ですがチェックしてみてください。
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- 日本経済新聞WEB刊 私の投資論