FX取引高世界一が、またしても”GMOクリック証券”だった話
2021年のGMOクリック証券のFX取引高が世界第1位でした。2020年に続き2年連続です。
日本国内だけで見れば、10年連続でGMOクリック証券が1位の座をキープし続けています。
GMOクリック証券:2021年もFX取引高が世界第1位に
~ Finance Magnates 「2021年年間FX取引高調査報告書」調べ ~
GMOフィナンシャルホールディングス株式会社2022年2月3日 11時15分
GMOインターネットグループのGMOフィナンシャルホールディングス株式会社の連結会社で、金融商品取引業を営むGMOクリック証券株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:鬼頭 弘泰、以下:当社)は、2020年に続いて、2021年のFX取引高が世界第1位、国内では10年連続第1位となりましたので、お知らせいたします。
引用:PR TIMES
ソースは”Finance Magnates 「2021年年間FX取引高調査報告書」調べ”とあるのですが、Finance Magnatesのサイトを調べても、残念ながら同様の記事は見つかりませんでした。※有料情報として限定公開しているのかもしれません。
Finance Magnatesはイスラエルにある金融情報会社であり、FXから暗号通貨まで幅広い金融情報をWEBサイトで公開しています。
以前はForexMagnates(海外FXプレミアニュースサイト)がこの手の情報を公開していたのですが、2016年6月に日本版の発行を終了しています。
GMOクリック証券の2020年における取引高は1294兆円
さて、Finance Magnatesのソースは見つけられないのですが、GMOクリック証券のFX取引高が世界第1位であることを疑っているわけではありません。十分にその可能性があるからです。
やや古い情報ですが、GMOクリック証券の2020年における取引高は1294兆円でした。同年2位の「外貨ex byGMO」(旧JFX!)の502兆円を合わせれば、約1800兆円という化け物のような取引高となります。この額は日本国内の店頭FX会社(52社)合計の6364兆円の実に28%を占めます。
つまり…日本国内ではGMOグループの一人勝ちということですね。日本最大の外国為替ブローカーとしての地位を不動のものとしています。
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海外のFX取引高ランキングはどうなっているか?
一方、海外でのFXブローカー取引高ランキングはまったく別の様相を呈しています。
Largest Forex Brokers in the World by Volume for 2022
1. IC Markets
2. Forex.com
3. XM
4. Saxo Bank
5. HotForex
6. Oanda
7. AvaTrade
8. IG Markets
9. Pepperstone
10. FxProRound-up of the largest forex brokers in the world by volume
上の引用は、2022年の取引高別FXブローカー世界ランキングです。ランキング基準は、Average Volume of Daily Transactions (=AVDT)、つまり1日の平均取引高でのランキングですね。
日本人に馴染みのある「XM」や「サクソバンク」「OANDA」「ペッパーストーン」などはランクインしているのに、なぜかGMOクリック証券はランクインしていません。おそらく、日本のブローカーは意図的に外されている可能性が高そうです。
例えば1位のIC MarketsにおけるAVDTは189億米ドル(日本円で約2兆円)です。
一方GMOクリック証券のAVDTは、3兆5452億円(1294兆円÷365日)です。
- GMOクリック証券のAVDT…約3兆5000億円
- IC MarketsのAVDT…約2兆円
圧倒的にGMOクリック証券が上回っていることがわかります。
ここまでに挙げたデータが概ね正しいならば、やはり取引高世界一のFXブローカーはGMOクリック証券で間違いない…ということです。
それだけ日本人のFX熱が高いことを示していますね。すごいことです。