日本人の金融リテラシーは、欧米に比べて著しく低い…
日本人の金融リテラシーは、欧米に比べて著しく低いことで有名です。日本人がリスク性資産(株式など)の保有率が低く、一方で銀行預金などの貯蓄率が著しく高いことがそれを物語っています。
2019年に金融広報中央委員会事務局が実施した「金融リテラシー調査」結果が以下の通り。
金融リテラシー調査2019年調査結果
- 共通の正誤問題の正答率は、日本47%(前回:47%)に対して米国53%(同:57%) と、米国が日本を上回っている。
- 共通の正誤問題を比較すると、金融知識についての正答率は、英国、ドイツ、 フランスは日本を上回っている。
- 望ましい金融行動を選択した人の割合と、望ましい考え方を選択した人の割合 についても、英国、ドイツ、フランスは日本を上回っている。
- 米国と比較すると、共通問題6問の正答率は、日本の方が 6%ポイント低い(前回<共通問題5問>は、日本の方が 10%ポイント低い)。
- また、英国・ドイツ・フランスと比較すると、共通問題の正答率が下回っているほか、望ましい金融行動や考え方の点でも差が開いている。
日本人の金融リテラシー(お金の知識・判断力)スコアが、欧米に比べて低いという残念な結果が出ておるぞ。
日本人の金融リテラシーが低い原因は、日本人の国民性や起源(農耕民族etc.)にあるという説もありますが、やはり国の金融教育が足りないことが最大の要因ではないでしょうか。
家計管理や生活設計についての授業などの「金融教育」については、「行うべき」 との意見は 67.2%(前回:62.4%)。
その中で実際にこうした「金融教育」を受けたことがあると認識している人の割合は 8.5%(前回:8.3%)。
引用:金融リテラシー調査2019年調査結果
「金融教育」の必要性については皆わかっているのに、実際に「金融教育」を受けた事がある人はわずかに8.5%しかおらんのじゃ。
せめて義務教育で最低限の金融知識を教えるべきですよね。
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