FXは、地球規模の”不夜城”賭博場だ!
ご存知のようにFXは全世界で同時取引されています。
つまり、地球規模のマーケット(賭博場)が24時間、開催されているわけです。
FXは、地球規模の眠らないオンラインカジノともいえるぞ。
週末はクローズしますが、1週間の内ほぼ5日半の取引が可能です。これはなかなかすごいことです。
一方の株は、基本的に日中(9時〜15時)しか取引できないので、FXの取引時間の自由度とは比べもになりません。
まさに不夜城賭博場(カジノ)、それがFX市場です。
日本人にとっての取引時間を整理してみよう
厳密に言えば週末はクローズするわけですから、1年中取引できるわけではありません。
ここで、FXの取引ができない時間を正しく整理しておきましょう。
土曜日・日曜日(取引できない)
まず、土曜日と日曜日は市場がクローズするため、FX取引はできません。
日本時間の土曜日の午前6時〜7時で大半の国内FX業者は取引が終了となります。
市場が再開するのは翌月曜日の午前7時〜。
1月1日(取引できない)
1月1日は、日本だけでなく全世界的に「祝日」とされているので、市場は閉まっています。
週末(土日)と元旦以外は24時間取引できる…これがFXの魅力でもあるぞ。
※注意|祝日は取引できる!
日本の祝日でも、海外(イギリスやアメリカ)が祝日でなければ、当然市場は動いているので、FX取引は可能です。もちろん、海外が祝日で日本が平日の場合も、取引可能です。
週末に為替市場が閉まる本当の理由とは?
でも、どうして週末は為替市場が閉まっちゃうのかな?
為替市場がしまるというよりは、FX業者が週末営業をやらない…というのが正しいぞ。
勘違いしている人が多いが、為替市場は土日でも動いているのじゃよ。
じゃあ、どうしてFX業者は土日の営業をしないの?
それは、世界中の大半の銀行が閉まってしまうからじゃよ。
銀行が閉まれば、インターバンク(銀行間取引)の為替レートもほとんど動かなくなるのじゃ。
ボラティリティがほぼなくなり、結果的にスプレッドは拡大するじゃろ。そうなると個人投資家のリスクは跳ね上がるよの。
ならば土日は取引しないほうが、業者もコストを抑えられるし、顧客も損失を被ることがない…
営業するメリットがないから、土日は世界的に休みなのじゃよ。
どうして週末に為替市場が世界的にクローズしてしまうのか?
最大の理由は世界中の銀行が営業終了するからです。銀行が閉まれば、インターバンク市場(銀行間取引市場)も機能しなくなります。これが、事実上のマーケット休場。
こうなると、為替レートはほとんど動かなくなります。ボラティリティは大きく下がるため、スプレッドは劇的に上昇します。この状態でFX取引をしても、リスクが大きすぎますよね。
過去、日本でも土日取引できる業者があったのですが、現在は皆無です。やはり営業コストもスプレッドコストも上昇するため、メリットがないのですね。
為替レートは土日でも動いているぞ!
土日に取引ができないから、土日は為替は動いていない…と勘違いしている人が多いのですが、土日も相場は動いています。
ただ、先に解説したとおり、世界の多くの金融機関が閉まってしまうため、インターバンク市場(銀行間取引市場)が機能しなくなり、結果的にマーケット(取引場所)がクローズしているだけなのです。
東京やロンドン・NYなどの大きなマーケットはクローズしますが、実は中東のバーレーン市場は土日でも開いていて、為替取引が行われています。
なぜなら、イスラム教では金曜日を休日とする国が多いからです。
つまり、土日でも為替は動いているのです。もちろんボラティリティは低いので難しい市場です。
余談じゃが、アラブ首長国連邦(UAE)が週末の公休日を、これまでの金・土曜日から土・日曜日に変更するとのニュースがあったの。
いずれ、オマーンやサウジアラビアもUAEに同調するじゃろう。
となると、今後、中東バーレーン市場の動きも変わってきそうじゃよ。
UAE「週4日半勤務」を採用 欧米と休日合わせる
アラブ首長国連邦(UAE)は7日、行政部門で2022年1月1日から週4日半の勤務制度を採用すると発表した。現在の休日である金曜日を半休とし、土曜日に加え日曜日を新たに休日とする。欧米など主要国の休日にあわせることで国際市場との連動を強め、ビジネス環境を改善する狙いだ。