世界中で取引されるFX
外国為替取引(FX)は、現地の週末(土日)と祝日を除き、毎日24時間取引されています。
ところで多くのFX解説書では、取引時間帯を以下の3つのゾーンで説明していることが多いですよね。
- 東京
- ロンドン
- ニューヨーク
ですので、FX初心者の多くは、上の3つのエリアにしかマーケットが存在しないと誤解しているようです。
しかしながら、外国為替取引の金融市場はもっとたくさんあります。主要なものを挙げれば以下の通り。
オセアニア・アジア圏
- ウェリントン(ニュージーランド)
- シドニー(オーストラリア)
- 東京(日本)
- 香港(中国)
- 上海(中国)
- シンガポール(シンガポール)
- ニューデリー(インド)
- ドバイ(ドバイ)
- モスクワ(ロシア)
ヨーロッパ圏
- フランクフルト(ドイツ)
- チューリッヒ(スイス)
- パリ(フランス)
- ロンドン(イギリス)
- ヨハネスブルグ(南アフリカ)
北アメリカ圏
- ニューヨーク(アメリカ)
- シカゴ(アメリカ)
- トロント(カナダ)
実にこれだけの金融市場が存在するわけです。その他にも、規模は小さいですが中東のバーレーン市場などもあります。
世界中には多くの金融市場が存在するのじゃよ。
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まさに地球規模で取引が行われているのがFX。
それぞれのエリアの市場が閉まっても、次のエリアの市場がレートを引き継ぎます。さらにその次の市場がレートを引き継ぎ、また次の市場へ…。
これを平日はずっとおこなっています。
日本の金融市場は世界第5位
そして、世界の外国為替市場規模の国別ランキングが以下の通り。
国別の1日当たり外国為替取引額(2019年)
第一位はイギリス。なんと3兆5760億ドル(←1日あたりです!)もの為替取引が行われています。世界シェアは43%です。
一方の日本は第5位です。世界シェアはわずか4.5%しかありません。イギリスの10分の1の規模です。日本の取引規模は、シンガポールや香港にも遅れを取っているのですね。
意外かもしれんが、これが現実じゃよ。日本の為替マーケットは思っているほど大きくないのじゃよ。