コロナショックによる株価暴落は、統計学的に『1600億年に一度』の発生確率
2019年末、そして2020年初頭に、今回のコロナショックを予見していた人など、皆無だったでしょう。
なにせ、統計学的には『1600億年に一度』の発生確率といわれているのですから。
あのリーマン・ショックが『100年に一度』だったわけですが、今回のコロナショックによる世界的恐慌(まだ発生していませんが)は、『1600億年に一度』です。
株式市場でボラティリティー(変動率)の上昇と株安の連鎖が止まらない。根底には波乱局面になると流動性が細り、変動率が高くなるという市場の構造変化がある。短期筋から中長期投資家までが売り手に回るなか、市場の流動性を担うはずの証券会社やHFT(高速取引)業者も「1600億年に1度」の異変を前に身動きがとれないでいる。
(中略)
今回の下落がどれだけ珍しいかを野村証券の高田将成氏が、1900年以降のダウ工業株30種平均の週次リターンが統計学上の正規分布になると仮定して計算したところ、発生確率は「1600億年に1度」だった。
引用:日本経済新聞WEB版 2020年3月14日
投資の帝王「レイ・ダリオ」も1600億年に1度の暴落に翻弄された…
現代の投資の帝王といわれるRay Dalio(レイ・ダリオ)をご存知でしょうか?
世界最大のヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエイツの創業者です。以下の動画でご尊顔を拝めます。
彼の稼ぎ頭の筆頭である「ピュア・アルファⅡ」ファンドの運用成績は、2020年が明けて▲21%と大きなダメージを被りました。
あのリーマン・ショックですらプラスを維持したRay Dalio(レイ・ダリオ)でも、1600億年に1度の暴落に翻弄されているのです。
今回のコロナショックの異常さが、わかりますよね。
1600億年に1度の発生確率って?
ところで、1600億年に1度の発生確率ってどれくらいなのでしょうか?
まず、1600億年前まで人類の歴史をさかのぼってみましょう。
- 20万年前…ホモ・サピエンス誕生
えーと…人類の歴史をさかのぼったら終わりました。人類以前の地球の歴史をさかのぼります。
- 5億4200万年前…カンブリア紀
- 46億年前…地球誕生
- 137億年前…宇宙誕生(ビッグバン)
宇宙誕生(いわゆるビッグバン)が137億年前です。1600億年前というのは、さらにもっと長い年月となりますね。ビッグバンよりも1000億年以上前となると意味不明ですね。
つまり、1600億年に1度の発生確率というのは、「ありえないレベル」ということです。人智を超えたレベルなのです。
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アフターコロナ、世界は二度と元通りにはならない…
もはや何が起きても不思議ではありません。想像を絶する「なにか」が全世界で起きているのです。
コロナが収まった「アフターコロナ」の世界は、コロナ以前の世界とは全く異なることになるでしょう。以前の世界に後戻りすることは決してないでしょう。
現代に生きる私たちは世界秩序が変わる歴史的瞬間の目撃者になるのです。
世界が大きく変わる節目に遭遇しているのです。準備などなんの意味もなさないでしょうね。ただ歴史の渦に流されていくだけです。
アフターコロナで、どのような世界が生まれるのか?
震災時以上のインパクトを持つコロナショックによって、人々のライフスタイルや価値観は大きく変わります。
震災時は、収束すれば以前と同じ生活に戻っていきましたよね。しかしアフターコロナでは、元通りにはならないでしょうね。それほどのインパクトがあります。
アメリカでは「銃弾」が売れまくっている
アメリカでは銃の「弾薬」の需要がかつてないほど高まっています。
新型コロナウイルス流行拡大で「銃弾とサバイバル用品」が売れまくりだと全米ライフル協会が報告
アメリカ有数の圧力団体としても知られる銃製造業者や銃愛好家の団体である全米ライフル協会が、新型コロナウイルスによってマスク・消毒剤・トイレットペーパーだけでなく「弾薬とサバイバル用品」の特需が発生していると広報誌「アメリカン・ライフルマン」で発表しました。
怖いですよね。
マスクだけでなく、一般市民による弾薬の買い占めが急増しているアメリカ。
もしかするとデストピアが本当に到来するかもしれません。
まだ見ていない人は、もう一度以下の動画を視聴しておくべきでしょう。
国際政治学者のイアン・ブレマー氏は #新型コロナウイルス により「世界秩序が変化する」と述べた。 pic.twitter.com/Qccz5GmI2F
— ロイター (@ReutersJapan) March 30, 2020