FXのCMに起用されているタレントが・・・
最近FXブローカーのCMが話題ですね。多くのFX証券会社が人気タレントを使っています。例えば・・・
外為オンラインは、AKB48の大島優子。
DMM.com(DMM FX)では、タレントのローラ。
FXトレード・ファイナンシャルは、タレントの小倉優子。
GMOクリック証券では、ミスインターナショナル日本代表の中山由香。(以前はタレントの吉永実夏)
ヒロセ通商は、タレントの杉本有美を採用(ちょっと古いですね)。
いかがですか?皆、若い女性タレントですね。
【2024年5月版】優位性の高いFX商材 Best4
FX証券会社のブランディング戦略とは?
私は普段ほとんど民法テレビを見ないので、この現状(女性タレントを起用したCMが増えていること)について最近知りました。これってちょっと問題というか、なんだか腹立たしくないですか?完全にFX投資家をバカにしています。
若い女性タレントを起用することで、FX証券会社のブランディング戦略が見えてきます。認知度を高めるために、旬のタレントを起用する点は理解できますが、当然それらのタレントが誰に訴求するのか?という点も考えているはずです。つまり若い女性タレントを起用することで、特定の世代(年代)や属性に対する訴求力を強めるわけですね。
私の印象ですが、FX業界は若い女性や男性をターゲットとしているように感じます。しかも、比較的ミーハー(流行モノ好き)でテレビ好きなユーザー、という感じですかね。そもそも(語弊を招くかもしれませんが)起用タレントに、それほど知性を感じません。ローラ、大島優子(AKB48)、小倉優子・・・証券会社のCMとは、とても思えませんね。
この傾向は昨年(2012年)からですので、やはり最近のバイナリーオプション人気が原因だと思います。
証券会社としては、バイナリーオプションを若い世代に浸透させることを取っかかりに、FX(もしくは株式など)の顧客として取り込もうとしているのではないでしょうか。
消費者金融CMとオーバーラップする
各FX証券会社のCMを見ると、消費者金融のCMとオーバーラップします。もう一度FX証券会社のイメージキャラクターをご覧下さい。
「消費者金融のイメージキャラクターです」と紹介されても違和感がないと思いませんか?最近は規制によっておとなしくなった消費者金融ですが、同様に若い女性タレントやかわいらしい動物などを起用していましたね。
- プロミス → 相武紗季・中川翔子
- キャッシュワン → 米倉涼子・乙葉
- レイク → 山田優・菜々緒・夏川純
- アコム → 小野真弓・熊田曜子・大島麻衣(AKB48)
- モビット → 夏菜
- アットローン → 大塚寧々
消費者金融のターゲットと、FX証券会社のターゲットがダブって見えるのは、私だけでしょうか?お気軽感を全面的に押しだし、ユーザーを思考停止に追いやるようなCMです。これが、日本のFX業界の現状なんですね。日本の投資家(特にFX・BO投資家)が舐められているわけです。
FX証券会社は、社会の底辺(弱者)をターゲットにしているのでしょうか?
FX業界の怠慢(たいまん)
本来であれば、業界が率先して投資家のリテラシー向上に努めるべきです。しかし現状はその逆です。
「みなさんはバカのままでいて下さいね~!」
「お気軽にゲーム感覚で投資をしましょう!」
FX業界が情報弱者を意図的に集めているのです。このままではいつまで経っても日本の投資家の底上げは望めません。まさに業界の怠慢です。嘆かわしいですね。
自己防衛しよう
投資は、意識と覚悟がないと続かないと思います。自分自身で投資リテラシー向上を図るべく、日々勉強をしていくしかありません。自己責任・自己防衛を常に意識して、その他大勢から抜け出しましょう。