損切りしない戦略と”トラップリピートイフダン”

損切りしない戦略と”トラップリピートイフダン”

損切りしない戦略と”トラップリピートイフダン”

損切りしない戦略

ここ数日、損切りしない戦略について記事をアップしてきました。

そもそも「損切り」は、投資における王道セオリーとして初心者が最初に学ぶべき項目の1つです。損切りをしなかったために、ロスカットの憂き目にあうなど、資産を大幅に減らしてしまったという話は枚挙にいとまがありません。

しかし、資産を7300万円にまで増やしたIcchan3氏や4億7000万円を稼いだ池辺雪子さんのように、損切りをしない戦略を積極的に取るトレーダーも存在します。はたして彼らは特殊なのでしょうか?

今回の記事では、損切りしない戦略を別の確度からもう少し深く掘り下げてみたいと思います。

ナンピンと”損切りしない戦略”

損切りをしないという戦略と、深く関係しているのが「ナンピン」です。ナンピンとは、買いポジションを建てたあとにレートが下がった場合に、さらに買い増しするという手法です。

ナンピンのメリットは平均取得価格が下がることです。最初に建てたポジションよりも安く買えるため、2つのポジションの取得価格平均値は当然下がります。

120円でUSDJPYをロングで買い、その後115円にレートが下がった時にさらに買い増しすると、

(120円+115円)÷ 2 = 117.5円

この場合、レートが117.5円を超えれば、損益はプラスに転じます。120円まで待たなくても良いわけです。

このナンピンを、損切りをしない手法と組み合わせることで、より戦略的な攻めのトレードが可能になります。多段階でナンピンポジションを保有することで平均取得価格を押し下げ、わずかなレートの戻りでプラスに転じさせることも可能です。

ただし、ナンピンには危険な側面も存在します。ナンピン戦略においては必ず(時間がかかってでも)レートが戻ることが前提となっています。もしもレートが戻らずに一方的に下がり続ければ、ナンピンをすればするほど泥沼にはまり、含み損が膨らみ続けます。最終的に損切りもしくは、ロスカットされてしまうでしょう。

このナンピン戦略をシステマチックに行う手法として、トラップリピートイフダン(トラリピ)という戦略があります。

トラップリピートイフダン戦略

トラップリピートイフダンは、マネースクエアジャパン(M2J)が特許を取得している手法(注文方法)です。マネースクエアジャパンに口座を開設すれば、誰でもこの戦略を利用することができます。当サイトでも過去に同様のFX商材を取り上げたことがあります。

トラップリピートイフダンの詳しい解説は、公式サイトを読んでください。

トラップリピートイフダン

出典:M2Jトラリピとは(FX)

トラップリピートイフダン戦略をひとことで表すならば、”システムナンピンです。最初に設定しておけば、自動的にナンピンでポジションを持ちます。さらに決済も自動的におこなってくれます。最初の設定は手動でおこなう必要がありますが、一度設定してしまえば、あとは自動売買です。

トラップリピートイフダン戦略が効果を発揮する相場は、いわゆるレンジ相場です。レンジ相場の中でレートが上下する場合においては、最強の戦略といえます。

逆に一方的なトレンド相場になったときに、トラリピは深刻な事態に陥ります。買いポジションを建てる戦略において、レートがレンジ幅を下抜けし、グングンと下降トレンドを形成した場合、大きな損失が発生します。最悪の場合はロスカットです。

これは、トラリピが「システムに損切りを組み込んでいない戦略」だからです。

トラリピのポテンシャルを最大限に発揮させる方法

トラリピでは、レンジを下抜けた際の損切りは避けられませんが、そもそもレンジ幅を相当大きく設定しておけば、損切りすら必要なくなります。

大きなダウントレンドが発生しても、いずれ(時間がかかったとしても)レートが戻ってくる可能性はゼロではありません。その間の含み損に耐えられるくらいの資金管理を徹底しておけば、レートが戻った時に利益確定することができます。レバレッジを低く保ちつつ、余裕のある資金運用が求められます。ただし、いつレートが戻るかはわかりませんし、そもそも戻らない可能性すらゼロではありません。

ただ、レンジ幅を小さく設定しこまめに損切りをするよりも、ある程度レンジ幅を大きく設定して損切りを極力避けたほうが、利益は増やしやすいことは間違いありません。

まさに「損切りをしない戦略」です。

トラリピだけで150万円 → 920万円

このトラリピ戦略のみで150万円を920万円まで増やしたトレーダーがいます。トラリピ犬というハンドルネームで活躍しているトレーダーです。ブログはこちらです。

2010年からトラリピを資金150万円でスタートし、2015年9月26日(これ以降の記事更新がありません)の時点で920万円にまで資産を増やしています。ここ数年は調子が落ちているようですが、どうなのでしょうね。

ザイFXにも取材記事があります。

トラリピに死角なし、なのか――。

「ありますよ。1つは含み損。トラリピに含み損はつきものです。ボクも始めてすぐ、150万円の資金に対して、数十万円の含み損を抱えました。今現在も含み損を抱えています。

ただ、これは仕方ない。いずれ利益確定できると信じて耐えるしかありません

(中略)

「だから、トラリピでは含み損に耐えられるような資金管理が必須ですし、そのためにはある程度の資金も必要。

以前は1万通貨単位でしか売買できなかったので100万円程度は必要でしたが、今は1000通貨単位でトラリピができるようになったので10万円くらいあれば始められます」

引用:進化したトラリピ犬氏のトレード術(2)「円高に弱い説」を覆し、過去最高益!

損切りをしないトラリピは初心者でも実践可能ですが、そうはいっても含み損に耐えられるだけの潤沢な余裕資金と強いマインドが必要とされます。

損切りをしない戦略が失敗した時…

あたりまえですが、損切りをしない手法は万能(聖杯)ではありません。

私の知人は損切りをしない戦略(我流トラリピ)で南アフリカランド円(ZARJPY)をトレードしていましたが、最終的には口座破綻しました。破綻を迎えるまではまさに全戦全勝で、高額のスワップポイントも獲得していました。

南アフリカランド円(ZARJPY)が12円を切ることはまずないだろうとの予測のもと、手動のトラリピをおこなっていたのです(〜2008年)。当時の南アフリカランド円(ZARJPY)は15円〜18円のボックス圏を形成していました。

南アフリカランド円チャート

出典:investing.com

しかし、その後の大暴落によって、あっさりと口座破綻に追い込まれたのです。

当時の大暴落による含み損をを耐えるほどの資金を彼が持っていたとしても、その後の相場を見る限りにおいてレートが15円ラインにまで回復したことは一度もありません。今年(2015年)の7月以降は、2008年の大暴落に匹敵するほど下げていることがわかります。

彼が破綻が回避できていたとしても、莫大な含み損を抱えた状態が何年も続いていることになります。損切りをしないトラリピの恐ろしさが、ジワジワと伝わってきます。

損切りをしない手法は、一見魅力的にみえます。しかしリスクも大きく、戦略を見誤ると退場を余儀なくされるほどの損失を食らうこともあります。その点をしっかりと見極めて取り組む必要があります。

 

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