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4億7000万円稼いだ池辺雪子さんってどんな方?
昨日の記事で損切りをしないトレーダー(Icchan3氏)の話をしましたが、その際に池辺雪子さんのインタビュー記事を引用しました。最近FXを始めた方は池辺雪子さんをご存知ない方も多いのではないでしょうか?
池辺雪子さんといえば、2007年に脱税容疑で逮捕起訴されたことで一躍有名になった東京在住の女性ですね。逮捕時は60歳でしたから今は68歳でしょうか?FXで荒稼ぎし、その後脱税の罪を問われて逮捕されました。平成15年~17年の3年間で約4億700万円の所得を隠して、約1億3900万円を脱税した容疑です。求刑は、懲役1年6ヶ月、罰金4200
ちなみに脱税の方法ですが、投資(FXや先物)で得た利益を家族名義の口座に入金させていたそうです。
一般市民の脱税額にしては巨額ですが、さらに世間が驚いたのは、脱税した額に対する所得税や住民税さらに重加算税や罰金(3400万円)など、合わせて5億円ともいわれる額を、キャッシュでポンと支払い、完済したことです。
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池辺雪子さんが荒稼ぎした手法とは?
誰もが興味あるのは、池辺雪子さんがどんな手法で4億7000万円も稼いだかというその一点だと思います。
ここからは、あくまで私の推測の域を出ません。池部さんが成功した理由は、投資タイミングと通貨ペアにあると私は考えています。池辺さんがFXに参入した時期というのは2000年です。そして、ユーロ円を中心にユーロドルやドル円をトレードしていたそうです(本人談)。
さて、2000年頃のユーロ円やユーロドルはどんな相場だったのでしょうか?最近FXを始めた方は、あまり知らないと思いますけど、欧州単一通貨としてのユーロ通貨は1999年に誕生しているんですね。
ところが、ユーロ通貨は直後からぐんぐん下げて、翌年(2000年)には1ユーロ=88円を付けています。このときのユーロ最安値(円から見れば最高値)は今も更新されていません。
その後すぐに、国際的な協調介入がりました。時を同じくして2001年にアメリカの同時多発テロ(911)もあって、ドルからユーロへのシフトも起きました。結果的にユーロがどんどん高騰していきました。
2008年には170円に達するギリギリのところまでユーロ円の高騰(円安ユーロ高)が進みました。
その後、2008年から現在に至るまでは、ご存じの通りです。リーマンショックやギリシャショックなどの信用不安で、ユーロ円はまた100円を割るところまで下げました(2011年12月30日)。ユーロ円が100円割ったのは10年半ぶりのことです。
つまり、2000年から2008年までの間は、ユーロ円を「買い続ける」「買い増しする」ことで資産は一気に増えていったということになります。
そして、池辺さんの活躍はFXを始めた2000年から2007年夏に逮捕されるまでの間です。まさにこのユーロ高とタイミングがぴったり合っているんですね。最も安いタイミングでユーロを買い持ち、ユーロが大暴落する前に上手く逃げ切ったということになります。
この当時のユーロ円(EURJPY)はまさに大トレンドが発生していた時期であり、そのビッグトレンドに上手く乗った池辺さんの相場感はやはりスゴイといえます。その後のユーロ暴落もしっかりと予見し、事前に売り抜けたのかもしれません。
この事実を知ったうえで、もう一度、池辺雪子さんのインタビューを読み直すと大きな気付きを得られるかもしれません。
「こまめな損切りは利益チャンスを逃す」と8億円稼いだ主婦
FXの解説本やセミナーなどで、著者や講師の方が強調するのは、損切りの重要性です。ストップロス(損切り指値)をきちんと入れておけば、大きな損失を出さずに済む、ということなのですが、実は、私は損切りがそんなに重要だとは思っていません。逆に、こまめにすることで、利益を出すチャンスをみすみす逃してしまう、と考えています。
例えば、ドルの買い注文を入れたときに、約定した水準よりも10銭円高にストップロスを入れると、ドル安が進んでも大きな損は出ないでしょうが、すぐに損切りが行なわれて、ドルが上昇に転じたときに利益を出すことができません。これでは、みすみす儲けるチャンスを逃しているようなものです。
私は、資金管理さえしっかりしておけば、損切りのためのストップロスは必要ないと考えています。ここでいう資金管理とは、投資資金を証拠金の3分の1から半分までに留めておくことです。そうしておけば、相場が自分の予想と反対方向に動いても、強制決済されず、ある程度耐えられます。相場が自分の予想通りに動くまで、じっくりと待てるわけですね。先日の震災後の急激な円高時も、証拠金に余裕があれば、ストップロスを回避できたと思います。
ただし、3分の1から半分というのはひとつの目安であって、FX業者によっては建てられる枚数に差が出ます。レバレッジで見た場合、10倍前後に収まるようにしておきましょう。
欲張って証拠金の目いっぱいまで建玉を増やし、運用資金を大きくするから、損切りが必要になるのです。私がストップロスにかかったのは、この10年で2回だけ。それも、全体の建玉が大きくなりすぎて、それを整理するためにストップロスを入れたものです。
相場が予想と反対方向に行くと、心中穏やかではありません。余裕を持って見守るためには、やはり、しっかりしたテクニカル分析に基づいてトレードすることが大事です。
引用:NEWSポストセブン
池部雪子さんの書籍も販売されています
池辺さんは、短期売買のロジックにおいても優れた手法をお持ちのようです。池辺雪子さんの短期売買の手法を知りたいのであれば、書籍が参考になると思います。
新品だと1,680円ですが、中古でよければ、アマゾンのマーケットプレイスで、170円くらいで買えます。気になる手法の内容ですが、2本(短期・長期)のRSIを使った乖離トレードです。