仮想通貨を購入したことのある人は全体のわずか「5%」
博報堂がまとめた「仮想通貨に関する生活調査 第2回」によれば、現時点で約4割の購入経験者が「塩漬け状態」という残念な結果になっているとのこと。
調査の対象は、18歳〜59際までの2万人です。
2万人のうち、実際に仮想通貨を購入したことのある割合は、たったの「5%」です。まだまだ少ない印象ですね。
【2024年3月版】優位性の高いFX商材 Best4
仮想通貨に対する興味も失われつつある…
仮想通貨の盛り上がりも去り、興味を持つ人々も減少傾向にあります。興味度は第1回調査の20.4%から、18.6%へと下がりました。
取引状況も全体の6割を超えるユーザーが「減った」と回答。いよいよオワコン状態です。
40%の購入者が「塩漬け」状態に…
5%の購入者のうち、約4割のユーザーが半年以上取引をおこなっていないとの結果も。つまり「塩漬け状態」です。
いっときのバブルがはじけ、資産としての価値は大きく既存された仮想通貨。売りたくても売れない状況が続いているといえますね。
そもそも仮想通貨を「資産運用・投資」として捉えているユーザーが50.5%もいるわけですから、価格が下がれば必然的に塩漬け、もしくは損切りです。
その他の「気になるデータ」をピックアップ
その他の興味をそそるデータを箇条書きでピックアップしてみます。
- 購入者平均年齢…34.7歳
- 購入者に占める男性の比率…89.0%
- 平均世帯保有金融資産…1119万円
- 仮想通貨の認知度…88.5%
気になるデータは「平均世帯保有金融資産が1119万円」である点です。今回の調査対象の平均保有金融資産が1000万円を超えています。
18歳〜59歳をランダムにサンプルした結果が、金融資産平均1000万円超。え!そんなに貯金があるの?と思う方も少なくないでしょう。
とはいえ、このデータは国が公開している「家計の金融行動に関する世論調査 二人以上世帯(平成30年調査結果)」とほぼマッチしています。
- 金融資産の保有額平均値…1151万円
- 金融資産の保有額中央値…450万円
「平均値」は一部のお金持ちにグッと引き上げられてしまうので、どちらかといえば「中央値」の450万円が実態を反映している数字といえそうです。ファミリー世帯としては納得できるデータです。
ちなみに単身世帯の調査結果はこちら。
- 金融資産の保有額平均値…744万円
- 金融資産の保有額中央値…50万円
中央値は、なんと「50万円」です。厳しいですね。