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池辺雪子の倍加テクを別の角度から解説

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倍加テク=レンジブレイク

先日、カリスマ主婦『池辺雪子』の倍加テクをご紹介したところ、思わぬ反響を頂きました。その多くは、レンジブレイク手法が一般的ならばそれを教えて欲しい、というものでした。

海外フォーラムで紹介されているレンジブレイク手法も知りたい、という問い合わせもありました。

そこで、今回はカリスマ主婦『池辺雪子』の倍加テクを、別の角度から解説してみたいと思います。

倍加テクは、ひと言で説明すればレンジブレイクです。レンジブレイクはメジャーな手法ですので、ご存じの方も多いと思います。

レンジを確認するためのツール

まずは、レンジ状態を確認するためのちょっと面白いインディケーターをご紹介します。Damiani_volatmeter.mq4です。海外では比較的有名なインディケーターですので、ご存じの方もいると思います。チャートに表示させてみましょう。

Damiani_volatmeter.mq4

Damiani_volatmeter.mq4

上のチャートのサブウインドウ(チャートの下)に表示されている、緑線と灰色線そして茶色線がDamiani_volatmeter.mq4です。

緑色ラインが灰色ラインよりも上にあるときはトレンド状態、逆に、灰色ラインが緑色ラインよりも上にあるときはレンジ状態です。レンジ状態の時は、茶色いラインが自動的に表示されるので、分かりやすいですね。

チャート上でもう少し分かりやすいように、色分けしてみましょう。

Damiani_volatmeter.mq4色分け

Damiani_volatmeter.mq4色分け

ピンクの四角で囲った部分が、レンジ(茶色いラインが出現している箇所)です。なかなか面白いツールですね。単純にこのツールだけでレンジを判断するのは危険ですが、使い方によっては、レンジブレイクにも応用できそうです。

このツールは、検索すれば無料でネット上で拾えます。

Damiani_volatmeter.mq4を使った手法

ちなみに、このDamiani_volatmeter.mq4を使った手法が、海外フォーラム(FOREXFACTORY)で取り上げられていましたので紹介します。

System on gbpjpy

System on gbpjpy

チャートの一番下(サブウィンドウ)に、Damiani_volatmeter.mq4が表示されていますね。この手法は、レンジブレイクというよりはトレンドフォローですので、Damiani_volatmeter.mq4でトレンド状態を確認してエントリーを行います。

ENTRYルール【売りの場合】

  • Damiani_volatmeter.mq4がトレンド状態(緑ラインが上)
  • Slope Direction Lineが赤色(チャート内の移動平均線のようなもの)
  • ローソク足がParabolic SAR(ピンクのドット)よりも下にある
  • QQEシグナルが赤(チャート内の赤丸)
  • newMACDが交差(2番目のサブウィンドウ)

文章にしてみると複雑なようですが、チャートを見れば一目瞭然です。この手法も、海外フォーラムで無料で手に入ります。

レンジブレイクの手法を解説

レンジを確認するインディケーターから、ちょっと話がそれてしまいましたが、話を元に戻してレンジブレイクを解説してみたいと思います。

ここで池辺雪子さんの倍加テクのルールをおさらいしてみましょう。

① まず、相場が行ったり来たりともみあいになっているレンジを探して、上下に横線を引きます。

② 次に、レンジの幅の分動くと考えて、目標の値段を計算します。

③ レンジ(①で引いた横線)を上か下に抜けたらエントリー!

④ 目標の値段で利益を確定します。

まずはレンジになっている箇所を探し、レンジを抜けたらエントリー、そしてレンジ幅の倍でエグジットです。

レンジを探す方法は、先ほどのインディケーター(Damiani_volatmeter.mq4)でも探せますし、直近の最高値・最安値の推移を見て判断しても良いと思います。

また、時間を区切ってその間の最高値・最安値で囲まれたボックスを、レンジ(ボックスレンジ)と見なす方法もあります。たとえばアジア時間で左右を区切り、高値安値で上下を区切ったボックスなどです。

このレンジ(ボックス)をブレイク(レート抜け)でエントリーとなります。

リミット(利食い)ポイントをどこに置くか?

ブレイク後は、リミットとストップをどこに設定するかが重要になります。

まずリミットですが、比較的メジャーな方法は、フィボナッチを使って設定する方法です。意識されるポイントは、123.6%、138.2%、150%あたりです。

実際にチャート上にフィボナッチを引いてみます。

レンジブレイク

レンジブレイク

レンジ幅を100%としてフィボナッチを引き、レンジブレイク後、123.6%のポイント、138.2%のポイント、150%のポイントで利益確定の判断をするわけです。

ちなみに池辺さんの倍加テクでは、レンジ幅と同等のポイントに目標を定めますので、上のチャート図では200%のラインですね。200%(レンジ幅の倍)でも、リミットに達していますね。

もう一つチャートを見てみましょう。

レンジブレイクその2

レンジブレイクその2

こちらは戻しが入らず、比較的キレイにブレイクアウトしていますね。倍加テクの200%にも達しています。

フィボナッチは、ストップの目安(38.2%、50%、61.8%)にも使う場合が多いです。

課題はダマシ回避

ご覧の通り、レンジブレイクアウトは比較的シンプルな手法です。 しかし、前回の記事にも書きましたが、克服すべき大きな課題があります。それがブレイクのダマシです。

一旦レンジ(ボックス)をレートが抜けても、レンジ内に戻されてしまうケースが多いのです。その後、逆行したり、あるいは再度レンジを抜けるなど、なかなか思い通りに動いてくれません。このダマシやレンジ内への戻しに、多くのトレーダーは翻弄されてしまうのです。

池辺さんの倍加テクでも、ダマシ回避のノウハウがあるはずですが、ここが最大のポイントなのではないかと思います。

ブレイク後、すぐにエントリーするのではなく、その後の押しや戻しを待ってからエントリーするというのも選択の一つです。そして、その押しや戻しのポイント(目安)として、先ほどのフィボナッチを使用したりします。

つまり、レンジ(ボックス)を上に抜けたら、38.2%の押し目(レートがレンジ内に戻される)まで待ち、その後再び上値を目指したときにエントリーする、という方法です(一例です)。

また、エントリーの精度を高めるために、レンジだけでなく、サポート&レジスタンスや、トレンドライン、その他の意識されるポイント(ライン等)も同時に監視し、それら全てを抜けたところで、エントリーするというアイデアもあります。

池辺さんの倍加テクの優位性は?

ご覧の通り、レンジブレイク手法は比較的メジャーで、多くのトレーダーが活用しているロジックでもあります。(海外フォーラムでもスレッドの多い手法の一つです)

ただ、ダマシ回避という大きな課題があるのも事実で、単純に優位性があるとは思えません。

池辺雪子さんの倍加テクは、レンジブレイクにおけるダマシを克服できているのか?この辺りが気になりますね。このダマシ回避が高確率で可能になれば、リミットやストップは枝葉にすぎません。

Phil Newton’s Break out Strategy

最後に、レンジブレイクの手法を解説した動画をご紹介します。動画で解説されている手法は、アジア時間のボックスレンジをロンドン時間でブレイク後にエントリーとなります。

すぐにエントリーするのではなく、一旦の押しや戻しを待ちます。そしてリミット(目標)は、倍加テクと同様、レンジ幅の倍(フィボナッチ200%)です。ストップは、レンジの半分(フィボナッチ50%)です。

結構、参考になりますよ!

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新着! 2023年5月12日
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Shin TQ Chart
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Shin High Low Break
トレンド中の押し目や戻りをピンポイントで狙ってシグナル(矢印)を点灯させます。複数のMAによるパーフェクトオーダーでトレンドを確認し、連続する3つのローソク足がMAまで戻された状態を押し目・戻りと判断。最後のローソク足の高値・安値ブレイクでシグナルを出します。シグナル精度は動画でご確認ください。
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Top % Indicator 3
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Shin BOX Chart
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Shin Forex Meter(通貨強弱)
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Shin Stochastic MTF
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Shin BO Simulator
バイナリーオプション専用のシミュレーターです。チャート上に表示させ、UP・Downボタンをクリックすることで、仮想取引ができます。チャート上にもENTRYマークが表示されます。指定時間で勝敗判定が自動的に行われ、取引結果も表示されます。シミュレーターとしては非常に細かな設定が可能であり、BO練習には欠かせないツールです。
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Shin Info Board
相場状況を、信号機のような色で教えてくれる便利ツールです。1分足から日足までのトレンドの方向がひと目で判断できます。その他にも様々な相場情報(ATR値や値幅、スプレッドetc.)を一覧で表示してくれる利便性の高いボードです。
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Pair Buttons
Shin Pair Buttons
一度使ったらもう手放せない!それほど便利なツールがこれ。通貨ペアや時間足をワンクリックで切り替えることができるボタンです。動作も軽いので常時チャート上に表示させておきたいツールです。とにかく使ってみて!
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Shin Rounder
Shin Rounder
キリ番(00や000)にラインを自動的に引いてくれる便利ツール。同様のツールの中でも、このツールが最も使いです。シンプルで軽く、ほかのラインと区別しやすいデザインのため、管理人も愛用しています。常に表示させておきたいツールの一つです。
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Shin WT Lines
Shin WT Lines
トレンドラインやサポート・レジスタンスラインを引くためのボタンです。チャートの右下にある「TSR」ボタンをクリックするだけで簡単にラインが表示されます。MT4チャートのツールバーをクリックするよりも断然ラクに引けます。重宝します。
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Shin SyncCursor
Shin Sync Cursor
チャート上に、常時、十字カーソルを表示させるインジケーターです。通常はクリックしてしまうとチャート上の十字カーソルは消えてしまいます。このツールを導入すると、クリックしても十字カーソルは消えません。ずっと表示したまま使えます。
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Shin Trend Line
Shin Trend Line
トレンドライン(斜めのライン)を自動的に描写してくれるツールです。この手のツールは数多く出回っていますが、本ツールが最もおすすめです。シンプルさと精度の高さでは随一です。ラインを多用するトレーダーならば持っていて損はありません。
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Shin Horizon
Shin Horizon
直近の高値・安値を起点に、水平ラインを自動描写してくれるツールです。サポレジラインとしてだけでなく、TPやSLの目安としても活用できるラインです。自分で引くラインに自信のない人は、まずはこれを使ってみることをおすすめします。
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Market Clock
Shin Market Clock
東京市場、ロンドン市場、NY市場の時間を同時に表示してくれるツールです。海外トレーダーのYou Tube動画などで、よく見かけるツールの一つですね。シンプルですが、あると何気に便利です。
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THV System
THV V4 Trading System(日本語マニュアル付)
新着! 2023年7月8日
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XARDFX System
XARDFX Trading System(日本語マニュアル付)
新着! 2023年3月8日
ここ数年、THVと双璧をなすほどの人気の高まりをみせているのが「XARDFX Trading System」。派手なチャート画面に目を奪われますが、人気の秘密は環境認識のしやすさ、そしてトレードのしやすさにあります。トレンドを視覚的に捉えやすいチャート画面は秀逸です。オリジナル日本語マニュアル付きです。
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Alfa Super Trend System(日本語マニュアル付)
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Arrozaq Scaiping System(日本語マニュアル付)
シグナル点灯系の取引システムです。サブウィンドウのヒストグラム等でシグナル(矢印)をフィルタリングしてトレードを行います。日本のFX商材に似たツールですが、精度は高いです。シグナル好きの日本人にマッチするツールですね。日本語解説マニュアル付きでご提供します。
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