FXの取引高ってなんだろう?
前回の記事で、GMOグループが世界一の取引高であることをお伝えしました。
ところで取引高とはなにを指しているのでしょうか?
一般的にFXブローカーの規模を示すときに使われる指標は主に3つ。
- 預り証拠金残高
- FX取引口座数
- 取引高
そしてGMOグループのそれぞれの指標(Q4)が次の通り。
- 預り証拠金残高…2,255億円(Q4)
- FX取引口座数…700,400口座(Q4)
- 取引高…393兆円(Q4)※年間取引高は1044兆円
FX取引口座数や預り証拠金残高はイメージできますよね。
FX取引口座数は、その会社に口座を開いた顧客数です。純粋に何人の顧客を持っているかを示しています。そして、預り証拠金残高とは、顧客がFX口座に預けている保証金の額(=顧客預かり資産)を指します。
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取引高は”顧客の取引金額の総額”を示している
では取引高とはなにか?
顧客がどれくらいの取引をしているか、その総額を示しています。取引高が高ければそのFX会社での取引が活発におこなわれているわけです。
口座を開いて資金を預けていても、取引が活発でなければ取引高は大きくなりません。例えば、外為どっとコムは口座数が567,635口座と非常に多いのですが、取引高はそれほど高くありません。つまり口座開設だけしているような幽霊顧客が多いと考えられます。FX会社によるキャンペーンでボーナス欲しさに口座開設した…あるいは口座開設はしたが使ってみると使い勝手が悪いので他の会社に乗り換えた…など顧客離れが起きている可能性を示唆します。
一方、GMOグループは順調に顧客&取引高を伸ばし、今ではダントツの1位です。そこに追随するのがDMM.com証券。
顧客がサービスに満足し利用頻度が高くなれば、当然取引高も伸びます。GMOグループもDMM.com証券も、どちらもネットサービスで大きくなった会社です。やはり顧客満足度を高めることに長けているのでしょう。
以下の3つの指標はFX会社の顧客満足度(人気度)を示しているといっても過言ではありません。
- 預り証拠金残高
- FX取引口座数
- 取引高
GMOグループが取引高において10年連続日本一となったのは、顧客満足度を高める企業努力をしてきた結果でしょう。