NHK「特集 SNS投資儲け話トラブル」でオプザイルが取り上げられる
オプザイルと呼ばれる投資集団については、以前も取り上げました。
そんなオプザイルがまたもやNHK地上波に登場しました。11月8日(火)にNHK『ニュース シブ5時』(16:50~18:10)内でオプザイルが取り上げられたのです。タイトルは「投資指南 ナゾの若者集団」。
前半パート pic.twitter.com/uDCvgChvo4
— Grell@お勉強垢 (@07grell) 2016年11月8日
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番組の内容はこちらの記事がくわしいです。
名古屋を拠点とした投資家集団(オプザイル)の実態を追うべく、NHK取材班が関係者に突撃しています。そして浮かび上がるUSBメモリー。
投資ツールが入っているとされるUSBメモリが超高額で販売されている実態を暴露しています。
ラスト。内容殆ど書けず申し訳ないです。 pic.twitter.com/QaSZulFHym
— Grell@お勉強垢 (@07grell) 2016年11月8日
NHKニュースWEBでも次のように取り上げられました。
SNSでリッチさアピール その勧誘商法 問題点は
ツイッターなどでリッチな暮らしぶりをアピールしながら、投機性の高い金融商品への投資を勧める若者たちのグループについて、ことし9月から取材経過を報道してきました。これまでに寄せられた証言や専門家への取材から、グループが「勝率が上がる」などといって販売しているソフトが不当に高額であることや、販売方法に法的な問題点の可能性があることがわかってきました。
ソーシャルで投資呼びかけ しかし実態は
このグループの特徴は、ツイッターなどのソーシャルメディアに名前や顔、それにプライベートの画像などを数多く投稿して勧誘していることです。グループの若者たちがホテルでパーティーを開いたり、ブランド品を身につけたりしている画像とともに、「投資で金を稼ぐ方法を知りたい人は連絡を」と呼びかけます。
私たちに寄せられた証言を総合すると、興味を持って連絡した人は、まずホテルなどに呼び出されて、グループのメンバーから、「バイナリーオプション」という、投機性が高いため国内では取引に一定の規制がかけられている金融商品を紹介されます。そして「これがあれば勝率が上がる」というツール(ソフト)が入ったUSBメモリーを、30万円から50万円程度で売ろうとします。ある女子大学生は「お金がない」と断ったのに、消費者金融で借りればいいと言われ、その日に50万円を借りて払ったということです。
グループが販売する「ツール」とはグループが販売する「ツール」とは
私たちに情報を寄せた人たちの多くは20歳代の若者で、ほとんどはグループが説明したような利益を出せていませんでした。
グループが30万円から50万円程度で販売しているツールにはどの程度の価値があるのでしょうか。投資情報の専門メディア「ザイFX!」の井口稔編集長と、投資に関する多くの著作がある高城泰さんに、ツールの画面を見てもらったところ、「投資のタイミングや値動きを示唆する『シグナルツール』と呼ばれるもので、多くの種類があるが、相場は数千円から10万円程度です。また、ツールの起動画面などから、アメリカのFX会社が顧客に無料で配布しているものに、機能を加えたものと見られ、それをいわば二次販売しているのでは。金融取引のテクニックを説明する付属の文書は基本的なことばかりで、専門用語の誤記もあり、投資のプロではない人が書いた印象もあります」と分析しています。
そのうえで、「通常、外国為替の取引では、常に相場の動きに合わせてツールの機能を調整したり、複数の指標や情報を組み合わせたりして総合的に判断するもので、ひとつのツールに頼って勝ち続けることは困難だ」と指摘しました。
引用:NHKニュースWEB
ニュースを見るといまさら感がありますが、メディアの情報伝達の遅さはこんなものでしょう。情報弱者の若者をターゲットにしたオプザイル商法も、様々な攻撃にさらされて最近は鳴りを潜めています。次はどんなやり口で情報弱者を取り込むのでしょうか?
どちらにしても、バックには非常に頭の良い大人がいるのでしょう。自分は決して表舞台に立たず、馬鹿な若者を手下に使ってお金をだまし取ることに長けたずる賢い大人です。
情報弱者が巧妙な詐欺を防衛する手立てはありません。自己防衛する必要性すら理解できていないから情報弱者なのです。ある意味自業自得と言えるでしょう。