為替コラム、読んでますか?
為替コラムを読むと相場観を養えるって聞いたんだけど、実際のところどうなの?
うん、それは良いアドバイスジャの。読まないよりは読むほうが断然良いぞ!
徐々に、しかし”確実”にライバルと圧倒的な差をつけることができるぞ。
為替コラム、読んでますか?
為替コラムといっても種類は様々で、著名なアナリストの相場観を毎日配信しているものや、新聞社がまとめた相場情報、あるいはFX情報サイトが配信する為替記事など、実に多くの為替コラムが存在します。
為替コラムには大きく分けて2種類あります。
- 為替レートを中心に解説する
- 為替レート変動の背景にある国際情勢を解説する
為替レートを中心に解説するコラムの代表は川合美智子さん
以前紹介した川合美智子の為替相場と楽しく付き合う方法も、為替レートを中心に解説するコラムの代表です。
私が愛読している為替コラムであり、絶大な信頼を置いています。川合美智子さんの略歴はこちら。
旧東京銀行(現、三菱UFJ銀行)在勤の1980年より若林栄四の下で罫線分析を研究、習熟する。
同行でカスタマー・ディーラーとして活躍した後、1989年より在日外銀でカスタマー・ディーラーとして、また、外国為替ストラテジストとして抜群の人気を博す。
罫線分析を基にした為替相場コメントには定評がある。現在、(株)ワカバヤシ エフエックス アソシエイツの代表取締役 兼 外国為替ストラテジスト。
日経CNBC『デリバティブマーケット』、『ストックボイスTV(毎週金10:15am~)』に出演中。ブログ『川合美智子の為替相場と楽しく付き合う方法』を掲載中。
『オール投資(東洋経済新報社/第1、第3月曜日発売)』に寄稿中。
どれか一つを選択するならば、私は川合美智子の為替相場と楽しく付き合う方法をおすすめします。
一字一句を理解しようとじっくりと読む必要はありません。さーっと流し読み(ななめ読み)するだけでOKです。ただ、可能な限り毎日読むことをおすすめします。そうすることで点と点が繋がり、一つの大きな相場の流れを捉えやすくなります。
【2024年5月版】優位性の高いFX商材 Best4
為替レート変動の背景にある国際情勢を解説するコラム
もう一つ、「為替レート変動の背景にある国際情勢を解説するコラム」のおすすめはこちら。外為どっとコムの「外為トゥディ」です。
直近の為替レートに影響を与えた(とされる)国際的な政治・経済・紛争・戦争などを取り上げて分析をおこなっているコラムです。
例えば…
ロシアとウクライナの停戦交渉を経て、ロシア側がウクライナの首都キエフ周辺などでの軍事行動を大幅に縮小すると発表した。これを受けて停戦合意への期待が高まる中、地政学リスクが後退したとの見方からユーロとポンドが急伸。ただ、このところの下落の反動で円に買い戻しが入ったため、ユーロ/円やポンド/円は伸び悩んだ。豪ドルは対ユーロで売りが強まったほか、原油などのエネルギー価格の反落もあって軟調。円買い戻しの動きも相まって豪ドル/円は急ピッチで下落した。ドル/円もユーロに対するドル売りと円買い戻しの流れが強まる中で下げ足を速めた。
鈴木財務相は、為替相場について「悪い円安にならないようしっかり注視する」と発言。続いて松野官房長官も「為替の急速な変動は望ましくない。緊張感を持って注視する」と述べた。なお、その後、神田財務官は、日米財務官協議で最近のドル/円相場について議論した事を明らかにした上で「日米通貨当局間で緊密な意思疎通を図る事を確認した」と発言した。ドル/円やクロス円は月末スポット応当日の仲値公示に向けて上昇したが、公示後は一転して下落した。
2022年3月30日
為替相場変動の背景をわかりやすく分析しています。こちらも毎日流し読みをするだけでOKです。ニュースを細切れに拾い読みするより、圧倒的に世界の流れを把握しやすいです。
ここで注意点が2つ。
- 分析は「後付け」であること
- 内容を鵜呑みにしないこと
1つ目の注意点は「分析は後付けであること」です。すべての為替変動に明確な原因があるわけではなく、結果論にすぎません。間違った分析も起こり得ます。単純に、為替変動とその背景の出来事を「○○と□□が関連しているかな?」と紐付けているだけです。つまり後付けなのです。
それが2つ目の注意点「コラムの内容を鵜呑みにしないこと」にも繋がります。こういう考えもあるのだな…という一歩引いたスタンスでコラムを読むことをおすすめします。
為替コラムを毎日読めば、相場と世界との関連をイメージしやすくなるぞ。
ただし100%正しいわけではないので、あくまでも参考にする程度にしておくことじゃ。