ファンダメンタルズを疎かにしていないか?
FXでは短期トレーダーが多いので、テクニカル一辺倒の投資家が大半だと思います。せいぜいチェックしても重要な経済指標くらいではないでしょうか?特にFX情報商材を購入する層は、ほぼ100%テクニカル派でしょう。
一方でファンダメンタルズを重要視する投資家というのは中・長期トレーダーが主でしょうね。私は、ファンダメンタルズ6割、テクニカル4割のバランスでチェックをしています。
FX商材業界では黒鳥FXの開発者であるトレーダー黒鳥(こくちょう)がファンダメンタルズに傾倒した投資家として有名です。大学在学中にファンドを立ち上げるほどの実力者だった黒鳥氏が満を持してリリースした商材が黒鳥FXです。もちろんファンダメンタルズ分析を主軸に置いたトレードマニュアルとなっています。気になる方は以下の記事からどうぞ。
実際のところ、ファンダメンタルズをどれほどチェックしても、相場動向は読めません(と私は考えています)。ではなぜファンダメンタルズをチェックするのか?
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巨大なクジラに逆らわない
私のトレードスタイル(スタンス)として、巨大なクジラについてく、という考えがあります。
相場を太平洋と考えると、その中を流れる暖流(黒潮)や寒流などを相場の大きな流れととらえることができます。そしてその海流に沿って海を泳ぐクジラが大口の投資家連中(大型投資ファンド、政府ファンド、生保、投資銀行など)です。彼ら(クジラ)は基本的には潮流に沿って泳ぎますが、気まぐれなので時には逆方向に動いたりします。
彼ら(クジラ)の食べ物は、大量のイワシの群れ(個人投資家たち)です。食欲旺盛なので、一気にイワシの大群を飲み込みます。イワシは恐怖に怯え逃げ惑いますが、巨大なクジラの前ではひとたまりもありません。
イワシのままで生き残ることは困難です。ではどうするか?クジラのお腹にくっつくコバンザメになることです。
頭部の背面に小判型の吸盤があり、これで大型のサメ類やカジキ類、ウミガメ、クジラなどに吸い付き、えさのおこぼれや寄生虫、排泄物を食べて暮らす
コバンザメは自分より大きな魚(クジラなど)にくっついて、彼らのおこぼれを食べて暮らします。つまり大口投資家(機関投資家)にくっついてまわり、そのおこぼれ(彼らが食い散らかした残り)を、ありがたくいただくのです。
- 大海原=相場(ファンダメンタルズ)
- 海流(潮流)=相場の動向
- クジラ=機関投資家
- イワシの群れ=個人投資家
- コバンザメ=賢い個人投資家
コバンザメになることこそが、弱小個人投資家が生き残る唯一の方法であると考えています。
で、ファンダメンタルズの話に戻りますが、政治や経済情報を収集する目的は、大口投資家(機関投資家)の動向を探るためです。相場を読むためではありません。
お気に入りのアナリストを一人見つけて自分の判断指標とする
今回はそのファンダメンタルズ情報をいかに収集するか?というお話です。CNNをリアルタイムでチェックしたり、著名アナリストのブログを読んだり、経済新聞に目を通したり、収集方法は投資家によって様々です。
全てをこなすことは大変なので、自分が信頼できるソースを一つ決めて、定点観測的にチェックすることが良いのではないかと考えています。
私は複数のお気に入りのアナリストのブログを常時チェックしています。アナリストの分析を100%信頼しているわけではなく、ひとつの指標としているのです。相場の流れ(大海原の潮流)を読むための指標です。
アナリスト分析(ブログ記事)を毎日流し読みするだけでも、ファンダメンタルズをざっくりととらえることができるようになりますので、お薦めです。アナリストはこちらからも簡単に探すことができます。
外為LAB.(外為ラボ)に関しては、過去にも外為LAB.(外為ラボ)のFXレポートという記事でご紹介しました。この中にはマーフィーこと柾木利彦氏もいます。また証券会社でも無料でファンダメンタルズ分析を解説していたりしますので、定期的にチェックするのも良いかもしれません。
私のお気に入りは「10万円を6億円にしたFX(為替)トレーダーGFF氏の手法を解説」の中でもご紹介した川井美智子さんです。
川井美智子さんのブログはファンダメンタルズ分析というよりは日足のトレンド判断がメインです。
岡三オンライン証券の無料動画セミナーが興味深かった
最近では岡三オンライン証券のセミナーが興味深かったです。
FXトレード上達セミナー【YEN蔵のFX塾】米利上げ見送り後の相場展望と為替、株式投資戦略
株式会社ADVANCE代表取締役 田代 岳氏(YEN蔵)による分析レポート(動画解説)です。無料で視聴できますので、ご覧になってみてはどうでしょうか。今、世界の政治と経済がどうなっているのか?よく理解できると思います。