「いいね」の代わりに仮想通貨を送る中高生
仮想通貨が中高生にまで浸透しつつあるという驚くようなニュースです。SNSの「いいね」の代わりに少額の仮想通貨を友人に送るコミュニケーションが流行っているとのこと。
仮想通貨、相次ぐ流出で低調に 中高生には「ゲーム感覚」で浸透
コミュニケーションツールに
投機のイメージが強い仮想通貨だが、中高生の間ではコミュニケーションの手段にもなっている。
「●●さんへ ▲▲さんから1zny(ビットゼニー)のお届け物です!」
昨年11月下旬、大阪市内の中学2年の男子生徒(14)は、短文投稿サイト「ツイッター」で、知人に、1znyの「投げ銭(チップ)」をした。投げ銭は「ありがとう」「お疲れさま」などの意で、男子生徒は「他のSNSの『いいね』みたいなもの」と話す。
引用:産経新聞NEWS
1zny(1ビットゼニー)は現時点(2019年1月20日)で約0.3円です。10zny送ってもたったの3円にしかなりません。なんだか微笑ましいですね。
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中高生でも仮想通貨は買える
ところで中学生や高校生が仮想通貨を購入できるのでしょうか?
実はできます。
多くの国内取引所において、18歳未満でも親の同意書があれば仮想通貨取引所に登録して口座開設が可能です。
数千円程度あれば様々な仮想通貨を購入可能です。中高生の貯金程度で仮想通貨を購入できるなんて、世の中も変わりましたね。BitZeny(ZNY)のように非常に少額なレートであれば、1000円で2800znyも仮想通貨を購入できます。「いいね」を2800回も送ることができます。
たんなる「いいね」よりも、仮想通貨を相手に送るほうがなんとなく「投銭」的で、与える方も受け取る方も互いに高揚感が得られそうです。路上でパフォーマンスする素人ミュージシャンやパフォーマーに、数百円程度の小銭を「支援」の代わりに投げ込む感覚で、友人の面白い投稿に「仮想通貨」を投げ込む。なかなかおもしろいです。
※ちなみにBitZeny(ZNY)は、現金に換金はできません。ほかの仮想通貨との交換のみ可能です。
「援助交際」で仮想通貨が使われる時代がすぐそこに
今後、仮想通貨がもっと浸透してくれば、様々な分野で大人がびっくりするような形で仮想通貨が使われるかもしれません。
たとえば…
援助交際も「食事は0.02BTCで、本番は0.05BTCだよ♡」とか。
友人間で「1000ZNYくれたら、宿題代わりにやってやるよ!」とか。
いじめは「ハブられたくなかったら、いますぐ0.1BTCよこせ!」とか。
お正月は「今年は高校生になったから、お年玉は0.2BTCだね」とか。
現金より手軽に送金できる仮想通貨が、「中高生のコミュニケーションツール」として浸透するのはもはや秒読み段階と言えるかもしれません。そうなれば「投機」だけでなく、ほんとうの意味での「道具」として仮想通貨が根付くことになるでしょう。わずか数年前には想像すらできなかったことです。
間近に迫った日本国内での初のカジノオープンが、この流れに拍車をかけるのは間違いありません。
日本のカジノが「仮想通貨の救世主」になる
気になるのは、カジノ景気が我々の投資活動にどうつながるか?です。特に仮想通貨(暗号資産)投資は大きな影響が期待されます。
すでにオンラインカジノではビットコイン(BTC)を始めとした数種類の仮想通貨(暗号資産)が使用可能です。仮想通貨とカジノはもともと相性が良いとされています。
日本国内でカジノが解禁されれば、日本人だけでなく海外からの旅行者がカジノに殺到するでしょう。当然、現金だけでなくキャッシュレスな仮想通貨によってカジノを遊べるよう整備されるはず。
訪日外国人の数は年々増加傾向にあります。それに拍車をかけると予想されているのが新たな国内カジノです。カジノ解禁によるインバウンド効果だけで年間9500億円とも言われているのです。
その大半が仮想通貨で取引されるとしたら…?そうです、日本国内のカジノ解禁によって再び仮想通貨バブルが訪れる可能性があるということです。
まさに日本カジノが停滞する仮想通貨の救世主になるかもしれないのです。