ボリンジャーバンドブレイクアウトのダマシ回避に一目均衡表の「雲」を使うアイデア!
【FX手法】ボリンジャーバンドの凄い使い方を解説する|順張り編に対する反響があり、とてもおもしろかったので紹介します。
読者様からいただいたメールを引用します(了解は得ています)。
貴サイトの愛読者です。SQIも日常的に使わせていただいております。SQIのダマシ回避についての記事を読みましたが、私は一目均衡表の雲抜けがとても相性が良いと感じております。
6月3日の記事を参考(※FX手法|一目均衡表の雲と遅行スパンだけを使った必勝法を伝授!)に、SQIに雲を表示させてみたところ、とてもいい具合にダマシが消えて感度良好です。
SQIがボリンジャーバンドを抜けてきたときに、一目均衡表の遅行線とレートが雲を抜けているかを確認してからエントリーすると、ダマシに遭いづらいと感じました。この方法、いかがなものでしょうか?
なるほど!とても良さそうなアイデアですね。早速検証してみます。
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ルール解説
ルールをまとめます。まずは「買いルール」。
- SQIシグナル(青帯が点灯)
- 一目の雲をレートが上抜け
- 一目の雲を遅行スパンが上抜け
- 買いでエントリー
「売りルール」はこの反対です。
- SQIシグナル(赤帯が点灯)
- 一目の雲をレートが下抜け
- 一目の雲を遅行スパンが下抜け
- 売りでエントリー
まずは買いパターン(Long)
実際のチャートで検証します。以下のチャートは、USD/JPYの30分足です。

ボリバンブレイクアウトと一目均衡表(買い)
SQIが買いサインを出しました。同時にローソク足も「雲」を上抜けていますね。ほぼ同じタイミングで遅行スパンが「雲」を上抜いてきました。ここで買いエントリーです。
次に売りパターン(Short)
売りのパターン(USD/JPY4時間足)を見てみましょう。

ボリバンブレイクアウトと一目均衡表(売り)
SQIが売りシグナルを出し(ボリバン−1σを下抜け)、同時にローソク足も「雲」の下にあります。そして遅行スパンも「雲」を下抜けている状態ですね。つまり、強い下降トレンドと認識できます。ここですぐに売りエントリーします。
その一つ前のSQIの買いシグナル(青)は、ローソク足と遅行スパンが共に雲の下にあるため、見送ります。実際ダマシになっていますね。
一目均衡表の「雲」によって無駄なエントリーを回避できた!
以下のチャートをご覧いただくと、一目均衡表の雲をフィルターに使用することで、いくつかのエントリー(利幅を確保しづらいトレード)を回避することに成功しています。

ボリバンブレイクアウトと一目均衡表でダマシ回避 その1

ボリバンブレイクアウトと一目均衡表でダマシ回避 その2
一目均衡表の「雲」がフィルタリング機能を上手く果たしていることがよくわかる場面です。

ボリバンブレイクアウトと一目均衡表でダマシ回避 その3
中にはもったいない回避もありますね。上のチャートの右から2番めの上昇トレンドは、回避しなくてもよかったように見えます。しかし、下降トレンドが続いたあとの相場転換からの上昇です。あとから見ればダブルボトムを形成していますが、リアルではなかなか入りづらい場面だったはず。
その後、押し目を1回つけてから再び上昇しています。このタイミングは、一目均衡表の遅行スパンが「雲」を上抜けていますので、転換していると判断して買いでエントリーしやすいですね。
まだまだ検証の余地はありますが、ボリンジャーバンドブレイクアウトのフィルターに一目均衡表を活用するアイデア、とても興味深く感じます。
みなさんも、ぜひ試してみてください。そしてフィードバックをいただけると嬉しいです。
優良商材『億スキャFX』でも一目均衡表の雲が使われているぞ!
一目均衡表の雲をフィルタリング(サインの取捨選択)に使うアイデアは、多くのFX商材でも取り入れられています。例えば億スキャFXなどがそうですね。
億スキャFXはオリジナルMA(移動平均線)によって構成されるパーフェクトオーダーを一目均衡表の雲でフィルタリングする順張りスキャルピング手法商材です。一目の「雲」によって精度の低いシグナルを排除(エントリー回避)し、確度の高いサインのみをピックアップしてトレードします。
億スキャFXに限らず様々なFX商材で活用されている「雲」。非常に奥が深いです。