ADXってなんか難しい…どう使えばいい?
話題の「ADX」、使ってみたいけど難しそう…
FXトレード経験を積んでくると、色々なテクニカルを耳にするようになりますよね。「ADX」もその一つだったりします。
ところで「ADX」ってなんとなく難しくないですか?計算式も複雑だし、効果的な使い方もよくわからないですよね。
今回は、そんなあたなの悩みにお答えするべく、複雑難解な「ADX」についてわかりやすく解説していきます。
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ADXとはなにか?
ADXは”平均方向性指数”の略
ADXは、Average Directional Movement IndeXを短縮したものです。
Directional (方向)
Movement IndeX(移動 指数)
Average Directional MovementIndex、直訳すると「平均方向移動指数」ですね。「平均方向性指数」なんて呼び方もあります。…いまひとつピンとこないですよね。
トレンドの強弱を見極めるADX
いま、トレンドが発生しているのか?を”数値”で判別する
ADXば、相場の勢い(=モメンタム)を把握するためのテクニカル分析です。相場の勢い=つまりトレンドの強弱ですね。現在のトレンドが強いのか、それとも弱いのか?を観測するための指標として使われることの多いインジケーターです。
通常は、チャート上のローソク足の並び具合で「うん、上昇トレンドだな…」とか「下降トレンドになってるな…」と確認すること一般的ですが、ADXはトレンドの状態を「数値」として表示してくれるのです。
- 数値が25以上=トレンド状態
- 数値が25以下=レンジ状態(※25という値は目安です)
実際のADXをMetaTrader4に設定したチャートがこちらです。
サブウィンドウに表示されている折れ線グラフのようなライン(太線)がADXです。
ADXの設定方法
ADXはMetaTrader4に標準で入っています。
インジケーター内の「トレンド」カテゴリに、Average Directional Movement Indextと表示されているものがADXです。
ドラッグ&ドロップで任意のチャート上に引っ張ってくればOKです。
デフォルトパラメーターは「期間14」
ADXのデフォルト期間は「14」、つまり14日間の平均値をベースにしています。
このパラメーターは、このまま変更せずに使いましょう。
目安となるレベルをどうするか?
重要なポイントは、目安となる値をいくつに設定するか?です。「レベル表示」項目にて、自由にレベル(ライン)を引くことが可能です。
値(レベル)は、トレンドの強さを示します。25以上でトレンドと見なすのか、それとも40以上とするのかは、各人のトレードスタイルに準拠します。
この記事では「25」で解説をしています。
ADXの見方を解説
ADXがグンっと上に伸びると「強いトレンド」
もう一度ADXを設定したチャートをごらんください。
拡大すると…
レートが下降トレンドを形成していますね。一方のADXは、グンっと上昇しています。ADXの数値は「25」レベルを超えていることがわかります。
ADXの値が25を超えたら強いトレンドが発生していると判断
25レベルを超えるかどうかがトレンド判定の目安だが…
一般的に、ADXの値がレベル25を超えると、非常に強いトレンドが発生していると捉えます。
この「25」という数値ですが、人によっては「30」以上を強いトレンドと捉えたり、もっと厳し目に「40」以上でないと強いトレンドと見なさないなど、捉え方は様々です。
ここでは一般的な数値である「25」をベースに解説しますね。
もう一つ例をごらんください。
ADXはトレンド方向は示さないが「±DI」によって方向性を補完する
ADX単体では上昇・下降という方向性は一切示さない
実は、上昇トレンドが発生しても、下降トレンドが発生しても、ADXそのものは上昇します。
つまりADX単体では上昇・下降という方向性は一切示さないのです。
そこで、ADXを補完するために一緒に使われるのが「±DI」です。以下のチャート図に「点線」で描かれているのが「±DI」です。
ADXが25を超え、かつ「+DI」(緑点線)が「−DI」(赤点線)よりも上に位置するときは、「強い上降トレンド」と判断します。
一方、ADXが25を超え、かつ「−DI」(赤点線)が「+DI」(緑点線)より上に位置するときは、「強い下降トレンド」と判断します。
ADXに欠けている方向性を、±DIが補完
ご覧の通り、ADXは単体で使うことは少なく、±DI(DMI)と一緒に使われることが多いのですね。
±DIとは、Direction Indicatorの略で、直訳すれば「方向性指数」となります。上昇や下降の「強さ」を数値化したテクニカルです。
MetaTrader4にデフォルトで入っているADXを設定した場合も、±DIが自動的に表示されます。ですのでADX=(ADX+DI)と考えて問題ありません。
ADXとDIを合わせて「DMI」
ADXとDIをセットにしてDMIなどと呼ばれることもあります。
まとめると、以下のとおりです。
- ADX=トレンドの勢い・強さを示す
- ±DI=それぞれの位置関係でトレンドの方向性を示す
ところでADXってどれくらい有効なの?
ADXがトレンドの強さや方向性(±DI)を示すことはわかったけど、実際どれくらい有効なの?と疑問に感じますよね。
ADXをトレードに取り入れているユーザーの声をTwitterから拾ってみましょう。
「ADX」は神!
ADXはマジで神だから使ったほうがいい
— もな子はクソ (@FX_m075) 2019年5月25日
「ADX」でトレンド判断できる!
ADX引いたら一意的に今はトレンド出てるのか出てないのかレンジなのか客観的に機械的に分類できるからありがたい。
— ヤマタケ (@666_fx_666) 2019年5月13日
「ADX」とストキャス、MACDだけでトレードしてるよ!
私はADXとストキャスとMACDくらいだ!笑笑#同じ同じ
— ドミニク・グリーン【FXグリーンプラネット】CEO (@green_fx_007) 2019年3月26日
「ADX」とRSI導入して勝率UP!
ADXとRSIを導入して少し勝率があがった。今週はポンドで利益でたけど明日からの相場で全部消えるかも。
— スガワラfx (@sugawara_fx) 2019年3月10日
「ADX」、良さそう!
高勝率トレード学のススメやっと1/3くらい読んでます。ADXという便利なツールも知れました。
チャートが多く載ってて良いエントリーポイントと利食い等のポイントを具体的に説明してるのでほんと為になる— 旧帝経済投資学徒 (@0NfoSnb0h7Oo1pI) 2018年11月12日
「ADX」とRSIに落ち着いた!
バス内暇すぎてトレンド系オシレーター系めっちゃ弄ってたけど
結局5分足の移動平均線/ボリンジャーバンド
オシレーター系が
RSIとDMI/ADXに落ち着いた— しふと (@shift48) 2019年5月16日
「ADX」をフィルターにしてるよ!
フィルターにはADXは便利っすからねぇ笑
— えむけん (@BinaryMKent) 2017年8月15日
「ADX」、意外と便利!
ADX指数って意外と便利かも。
— TakanobuSeki (@LibraTS) 2012年6月7日
ADXを導入したことで勝率が上がったとか、トレンドを把握しやすくなったという声が多いですね。