【FX】RCIの期間設定についての疑問に答えるよ!
以前の記事においてRCIを3本重ねて使う手法を紹介しました。
RCIを1本で使うよりも3本重ねて使うことで、オシレーター系の弱点である天底張り付き現象を逆手にとって環境認識を効率的に行えるというお話でしたね。
3本のRCIは短期・中期・長期と期間をわけて表示させるわけですが、一般的な期間として以下のものを紹介しました。
- 短期RCI(期間9)
- 中期RCI(期間26)
- 長期RCI(期間52)
この(9、26、52)の根拠ははたして何なのか?気になる方も多いはず。
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RCI期間(9、26、52)は”一目均衡表”がベースになっているって知ってた?
実はRCIの期間(9、26、52)は、一目均衡表がベースになっているんです。一目均衡表のパラメーターの初期値って以下のようになっていますよね。
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
この初期値と、短期・中期・長期RCIの各期間が同じことに気付きました?
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そもそも、一目均衡表の(9、26、52)って何なのか?
極めて難解といわれる一目均衡表の理論ですが、その中に「時間論」というパートがありあす。「時間論」を簡単に解説するならば、相場変動が起きるタイミング(値動きのサイクル)を時間観測によって推測するというもの。
「時間論」における重要な数字が「9、7、26」(=単純基本数値)です。なぜ「9、7、26」になるのかについては、紙面が足りなくなるので深くは解説しません。単純基本数値である「9、7、26」を組み合わせることで「33、42、52、65、76」などの数値(=複合数値)を導き出します。
9…ひとかたまりの波動
…難解ですよね。詳しく勉強したいかたは『一目均衡表』の原書(全4巻)を精読してみてください。
相場変動に影響を与える重要な数値(時間)は「9、26、52」であると、最終的に一目山人(細田悟一氏)が導き出したわけですね。
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
”一目均衡表”の9・26・52は、時間概念のスタンダードとして広く世界で使われている
1936年に一人の日本人によって考案された一目均衡表ですが、価格よりも時間概念に重きを置いた斬新なテクニカル分析手法は多くの投資家に重宝され、あっというまに世界に広がりました。
現在では、日本以外でも「Ichimoku」として高く認知されている一目均衡表。MT4にも標準装備されるほどに普及しています。
一目均衡表におけるデフォルトの数値「9、26、52」は、相場における時間概念のスタンダードとして様々なストラテジーに応用されるまでに至ったわけです。
その結果、RCIを3本使った手法などにも「9、26、52」という数値が使われたりするわけです。
複数のテクニカルを表示させる際に「9、26、52」は、一つの指標として存在するのですね。