『億スキャFX』に搭載されているマルチタイムスコープの評判がすこぶる良い…
先日レビューした「億スキャFX」に搭載されているマルチタイムスコープ。これ(↓)ですね。
チャートのサブウィンドウに表示された4本のドット線です。
これらは、複数の上位足(1時間足・4時間足・日足)、そして執行時間足である5分足、それぞれのトレンドを表すインジケーターです。
このマルチタイムスコープの評判がやたら良いみたいですね。わかりやすいとか、精度が高いとか…
たしかに視認性は高くて、色が揃えばトレンド発生…というわかりやすさもあります。
販売元:クロスリテイリング株式会社
開発者:髙橋良彰(たかはしよしあき)
発売日:2019年9月18日
公式サイト:https://takahasi-method.s3.amazonaws.com/top/it.html
MTF(マルチタイムフレーム)ってなに?
億スキャFXが採用しているインジケーターはMTF分析インジケーターなどとよばれたりします。
MTF = Multi Time Frame(マルチタイムフレーム)
MTF分析とは、複数の上位足(短期足〜中期足〜長期足)のトレンドをチェックして相場全体の環境認識をおこない、執行時間足でのトレード判断をおこなう分析法です。
そしてMTF分析を補完するテクニカルツールが、MTF分析インジケーターです。
短期足(30分)中期足(4時間)長期足(日足)が上昇トレンドにあるならば、執行時間足(5分)では「買いENTRY」で仕掛けたほうが明らかに優位性が高そうですよね。全体的に上昇傾向にあるのに、逆方向(売り)で仕掛けるのは、戻されるリスクが高そうだと感じるはず。
上位足に同情する方向で短期足で仕掛けることは、トレードにおける基本です。当ブログで評価の高いビクトリーメソッドアドバンスも、MTF(マルチタイムフレーム)分析がロジックのベースになっています。
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MTFインジケーターの代表『4TF HAS Bar.mq4』
実は億スキャFXが採用しているマルチタイムスコープ的なインジケーターは、世の中に非常にたくさん存在します。
今回は、相場環境を複数時間足で認識することができるインジケーターの中で代表的なものを取り上げてみます。古くから存在して最も有名なものが4TF HAS Bar.mq4です。
ダウンロードはこちらからできます。無料です。
ダウンロードできたら、さっそくメタトレーダー4に表示させてみましょう。
サブウィンドウにドットが4行並んでいますね。これが4TF HAS Bar.mq4です。
現行時間足を含めた上位足3つ=合計4つの時間足を示す
拡大してみます。
- W1(週足)
- D1(日足)
- H4(4時間足)
- H1(1時間足)…チャートに表示している時間足
上段から上位足の大きい順に並んでいます。これは現在チャートで表示している時間足(1時間足)を元に、そこから上位足を3つ加えて表示しているわけです。
たとえば、時間足を5分足似変更すると…
上から
- H1(1時間足)
- M30(30分足)
- M15(15分足)
- M5(5分足)…チャートに表示している時間足
このように表示が変わります。
各時間足の平均足(の色)を示している
もう一度チャート全体を眺めてみましょう。以下のチャートはUSD/JPYの5分足です。
おわかりいただけるように、
- 赤…下落
- 青…上昇
を示していることは一目瞭然ですね。
ちなみに、これらの「赤」「青」のドットは、各時間足の平均足の色(陽線・陰線)を示しているんです。
一番右側(最新の値)では、すべての時間足(1時間足・30分足・15分足・5分足)の平均足が赤色(陰線)を示しているという意味ですね。
正確に言えば、各時間足ごとのHeiken_Ashi_Smoothedの色を並べて表示させたものが4TF HAS Bar.mq4です。実際に、平均足(Heiken_Ashi_Smoothed)を重ねてみるとよくわかります。
平均足を見やすいようにローソク足を消しています。ご覧の通り、4TF HAS Bar.mq4の一番下の行(5分足)のドット々と、平均足の色が合致していることがわかると思います。
4色が揃えば強いトレンドと認識
4つの時間足の平均足の色がそろえば、強いトレンドが発生していると捉えることができますね。
上のチャート図で黄色マーカーをつけたところを見てください。
4TF HAS Bar.mq4の4つのドットが「赤色」で揃っていますね。4つの時間足(1時間足・30分足・15分足・5分足)の平均足がすべて陰線になっていることを示しています。
ここでは下落トレンドが発生していると考えて、売りでENTRYするチャンスです。
上位足のトレンドが明確で、執行時間足が押し目や戻りを付けたタイミングで仕掛ける
最も優位性の高いトレード法は、トレンド中の押し目や戻りを狙うやり方です。つまり、上位足のトレンドが明確でなおかつ執行時間足が一時的に逆方向に向いたタイミング。
チャート図で示すと以下の箇所です。
全体的に下落基調(4つの時間足がすべて陰線)となっているなかで、5分足だけ一部が陽線(青ドット)になっているタイミングが2箇所ありますね。
ここが下落トレンド発生中における一時的な「戻り」です。ここから再び赤ドットに戻ったタイミングで「売り」で仕掛けるわけです。
トレンドは下落方向にあるので、売りで仕掛けるのは当然ですが、ENTRYのタイミングは先ほどの「戻り」がベストです。
逆のパターンもみてみましょう。今度は押し目です。
全体的に上昇基調(4つの時間足がすべて陽線)となっているなかで、5分足だけ一部が陰線(赤ドット)になっているタイミングが3箇所あります。
ここが上昇トレンド発生中における一時的な「押し目」です。ここから再び全色が青ドットに揃ったタイミングで「買い」で仕掛けます。
トレンド転換後の初速を捉えるのではなく、トレンドが確定してからの押し目・戻りのタイミングで仕掛けるわけですね。
これらのタイミングを待つことで、落ち着いてENTRYすることが可能になります。
MTFインジケーターは実はたくさん存在する
今回は、最もメジャーなMTFインジケーター『4TF HAS Bar.mq4』をピックアップしました。
『4TF HAS Bar.mq4』以外にも似たようなインジケーターは無数にあります。
まだまだ紹介しきれていないので、今後もっと紹介していく予定です。